アロハ、私のママたち の商品レビュー
韓人のハワイ移民の女性たちの話。海を渡れば気候が良く、暮らしは満足、勉強ができると写真花嫁として渡航するが、理想とは程遠い暮らし。韓人雇われ労働者コミュニティの中で協力を惜しまず、各自が独立独歩の職業を目指す。またハワイの地で祖国独立運動にかかわりつつも支持者が分かれて対立したり...
韓人のハワイ移民の女性たちの話。海を渡れば気候が良く、暮らしは満足、勉強ができると写真花嫁として渡航するが、理想とは程遠い暮らし。韓人雇われ労働者コミュニティの中で協力を惜しまず、各自が独立独歩の職業を目指す。またハワイの地で祖国独立運動にかかわりつつも支持者が分かれて対立したり、夫が家族を置いて独立活動に参加するため満州に行ったり。落ち着くまもない年月を経て、英語の方が得意な子供たちの世代が始まっていく。タイトルは二世から見た呼びかけだと思います。
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日本からもたくさんの移民と写真結婚を選んだ女性たちがいた。 日本統治下の朝鮮の小さな村で育った3人の少女たち。 彼女たちもハワイに移住した朝鮮人男性と写真結婚をする。 それぞれの事情を抱え、より良い未来を掴むために海を渡る。 しかし聞いていた話とはまるで違う現実があった。 ただ、規定により入籍して夫婦となってから渡航したはずだが、ホンジュの夫は故郷に妻と娘たちがいるという。重婚にはならないのかな。それとも当時の社会情勢の穴なんだろうか。 3人の物語も次世代の話も、中途半端な所で終わってしまった印象。
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写真と仲人口を頼りに韓国からハワイへ渡った主人公たち。まだ18、19の少女たちに待っていたのは写真詐欺履歴詐欺の結婚相手だった。彼女たちが折り合いをつけたくましく生きていく姿を描いている。同じ年同じ村の3人の少女たちが助け合いながら強い絆で結ばれているところは素晴らしい。 ポドゥルの結婚相手はいい人そうに見えたが、韓国の独立のためにそこまでするのかと理解できなかった。
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韓流作家の小説を読むのは、これが初めて。 文章のリズムが日本語とも、英語圏の小説の翻訳物とも違っていて、最初は若干読みにくかったが、ストーリーに惹き込まれていく内に気にならなくなった。 写真だけでお見合いをし、夢の新天地を求めてハワイに渡った韓国女性の生涯を描いており、とても...
韓流作家の小説を読むのは、これが初めて。 文章のリズムが日本語とも、英語圏の小説の翻訳物とも違っていて、最初は若干読みにくかったが、ストーリーに惹き込まれていく内に気にならなくなった。 写真だけでお見合いをし、夢の新天地を求めてハワイに渡った韓国女性の生涯を描いており、とても興味深い内容だった。
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