すべてはエマのために の商品レビュー
まさかのツユリシズカシリーズ。このシリーズ好きだわ。歴史的背景を絡めたミステリーが読みたい人におすすめのシリーズ。 第一次世界大戦〜終了時、ルーマニア・ブダペスト 戦時中のルーマニアを取り巻く情勢は厳しいものだった。その戦時下、姉妹は1人の兵隊に出会う。 物悲しさが漂うこの本。戦...
まさかのツユリシズカシリーズ。このシリーズ好きだわ。歴史的背景を絡めたミステリーが読みたい人におすすめのシリーズ。 第一次世界大戦〜終了時、ルーマニア・ブダペスト 戦時中のルーマニアを取り巻く情勢は厳しいものだった。その戦時下、姉妹は1人の兵隊に出会う。 物悲しさが漂うこの本。戦火の下、生きるに必死だった時代を思うと、戦乱の中この様な事があってもおかしくない様に思ってしまうのは想像しすぎだろうか?全てはエマ(大切な人や家族)のためにー。
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「あなた 人を好きになったことがある?」 「……いいえ」 「だったら、理解できない」 戦争とは何か 人を殺すことと救うことは 両立するのだろうか カバーに書かれた言葉 【全ては彼女のために】 これが全ての答えなのだろう
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※このレビューにはネタバレを含みます
表紙の雰囲気に惹かれて。 過去作を読まずに本作に手を出したせいでシズカさんがどんなキャラなのか全然把握しきれなかったし他の人達の人物像もふわっとした感じだったからあんまり感情移入することなく淡々と読み進めてしまったけどまぁ面白かった。 個人的には「すべてはネネのために」の方がタイトルしっくりくるかな?という印象を受けた。 でも視点を変えればネネのためだったりロイーダ家のためだったりエマのためだったり…各々が守りたいもののために行動した結果なんだなぁと… 最期ハッピーエンドで良かった。 過去作のシズカシリーズも読んでみたいな^^
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舞台は戦時中のルーマニア そこにリサとエマという姉妹がおり、リサは看護師としてロイーダ家に雇われる事になる リサの他にシズカという医師も専属としてロイーダ家に雇われたとのこと 2人はロイーダ家に向かうが、そこでは奇妙な事件が待ち受ける 医師や看護師が不要な健康体の当主 リサと瓜...
舞台は戦時中のルーマニア そこにリサとエマという姉妹がおり、リサは看護師としてロイーダ家に雇われる事になる リサの他にシズカという医師も専属としてロイーダ家に雇われたとのこと 2人はロイーダ家に向かうが、そこでは奇妙な事件が待ち受ける 医師や看護師が不要な健康体の当主 リサと瓜二つの顔をもつ少女 奇妙な仮面をつけた死体 そして何か秘密をもつであろうロイーダ家の人達 使用人探偵シリーズの外伝的なものかな? 久しぶりにシズカに会えて嬉しかった 今回もシズカの推理っぷりはテンポ良くあっという間に読み終えた 戦争や歴史ある家ならではの苦悩や葛藤があるんだろう 戦争はありとあらゆるものを奪っていく それこそ人権すらも… 戦争なんてしなければいいのに
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舞台は、第一次世界大戦後のルーマニア。 戦争中の歴史やルーマニアに詳しい人には、納得できる部分があるのかな? 私はあまりルーマニアという国について詳しくはなかったので、「へぇ こんな感じの国なんだ」と思いながら読みました。 舞台が戦後ということもあって、少し重い話のようにも感じ...
舞台は、第一次世界大戦後のルーマニア。 戦争中の歴史やルーマニアに詳しい人には、納得できる部分があるのかな? 私はあまりルーマニアという国について詳しくはなかったので、「へぇ こんな感じの国なんだ」と思いながら読みました。 舞台が戦後ということもあって、少し重い話のようにも感じる人もいると思いますが、戦争をドンっと強調するように持ってきては無かったので比較的読みやすかったです。 今回の話には、シズカさんが登場しますが、あれが本名なんですかね。意外な役割で出てきたので面白かったです。
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これまで目にしたことがない異国の風景が目に浮かぶようで、それだけでも読んで良かったと思いました。表紙につられて買いましたが、読んだ後は一層、表紙が気に入りました。読み始める前はファンタジー物かなと勝手に思ってましたが、読み応えのあるミステリーで面白かったです。
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死んでいく男たちは。 生きて帰ってくることはできない場所へ、家族を送り出すなんて周囲から何を言われようが絶対に嫌だろう。 亡くなったことに対して一人以外冷静でいられたのは、全ての真実を知っていたからだったのだろうな。
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仮面をつけたまま殺されていく男たちと、その謎を解こうとする女たちのお話。最後の謎解き部分はちょっと消化不良かも…。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
本屋さんの新刊コーナーで表紙に惹かれ、即購入しました。こういう中世やそれより少しあとのヨーロッパ風のデザインやお話が結構好きで思わず... 序盤は、「この本、本当にミステリー?」という感じだったのですが、中盤から怒涛の展開でページをめくる手が止まらず、イッキ読みしました。 タイトルからなんだか湊かなえさんの『Nのために』に似てるのかな?と勝手に思っていたのですが、展開も少しではありますが、似たところがあるように私は感じました。 「すべてはロイーダ家のために」「すべては家族のために」「すべてはネネのために」、そして「すべてはエマのために」 みんながみんなそれぞれの大切なもののために動いた結果であり、事件の真相を聞いて尚、誰のことも責める気持ちにはなれませんでした。 「とても人間的な愛と献身_戦争で人を殺さないために、人を殺した」(本文より) この本では、ミステリーと同時進行で、戦争の悲惨さなども書かれており、そのシーンたちも心に響きました。
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巻末の惹句では少し分かりづらいが、王道のお館もの。一家の男たちが次々と何故か仮面を付けて殺されていく。謎自体は魅力的なのだが、解決の方は少し無理があるか。目的に対して手段があまりにも極端すぎるような。月原氏の愛読者には嬉しいサプライズ付き。
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