校庭の迷える大人たち の商品レビュー
学校で奮闘する大人を応援したくなる。 シェルター:分身が出来過ぎで元に戻れない 危険業務手当:危険な子は誰か(呪木) 妖精ノ悪戯:ギフト。物無くなり喜ぶ大人。 カウントダウン:タイムループ
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5話目の校長が体験する出来事が1番好みの話だった。初志を忘れ流されるままに時を過ごした校長が、時の流れに翻弄された結果に辿り着いた慧眼。この感じは好ましい。 「シェルター」では望む自分の姿を具現化する不思議な現象から、人間が成長する為の行いに目覚める子供の姿が良い。 「事務の先生...
5話目の校長が体験する出来事が1番好みの話だった。初志を忘れ流されるままに時を過ごした校長が、時の流れに翻弄された結果に辿り着いた慧眼。この感じは好ましい。 「シェルター」では望む自分の姿を具現化する不思議な現象から、人間が成長する為の行いに目覚める子供の姿が良い。 「事務の先生」「妖精のいたずら」は学校の不思議を解明してみると…ほろ苦い展開 は余韻があってよい。 学校を舞台に大人たちの欲望や願望、弱さ、強さなどを、不思議な力を借りて炙り出す小説だった。
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- ネタバレ
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学校に関係する大人たち(保護者、教員、事務、PTA、校長先生ら)が体験する不思議な5つのお話。 よきみょ的な雰囲気を感じさせられ、ミステリー的なところがあり、そんな中でもあたたかみや感動的なところがあり、というステキな作品でしたな。
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Amazonの紹介より 小六の息子の授業参観で母校を訪れた幹太は、自分がこの小学校に転校してきた時の奇妙な出来事を思い出す。(「シェルター」)担任する児童の誰かが手のかかる児童ということで、「危険業務手当」をもらっている真奈だが――(「危険業務手当」)学校に集う大人たちに起きた、...
Amazonの紹介より 小六の息子の授業参観で母校を訪れた幹太は、自分がこの小学校に転校してきた時の奇妙な出来事を思い出す。(「シェルター」)担任する児童の誰かが手のかかる児童ということで、「危険業務手当」をもらっている真奈だが――(「危険業務手当」)学校に集う大人たちに起きた、5つの奇談。 学校内での起きるあるあるな出来事と奇妙な要素を、うまく織り交ぜていて、面白かったです。 先生達が経験する大変な実情は、本当に感謝しなければいけないと思いました。先生だけでなく、校長や保護者などそれぞれの立場から見る学校の「仕事」は、想像以上に大変さを物語っていて、それだけでも読んでほしいなと思いました そういったシリアスな現場の雰囲気を醸していながらも、ファンタジー要素を入れつつ、コミカルに描いているので、読後感としては爽快で温かみがありました。
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もっと現実的な話かと思ったら、意外にもファンタジーっぽいお話だった。 けれども、リアルな面もあった。
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大石大さん「シャガクに訊け!」が面白かったので、こちらで2冊目です。 とてもいいお話しです。テンポもいいし、読みやすかったです。 私としては、もう少しテーマを、深掘りしても良かったかなぁと思いました。 いい話で、終わるだけではもったいないかなと思います。
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「シェルター」 「危険業務手当」 「事務の先生」 「妖精のいたずら」 「カウントダウンが進まない」 学校を舞台にした5話収録の短編集。 校内で起きる不可思議な現象を織り交ぜながら、保護者・教師・事務職員・PTA・校長、それぞれの視点で描かれる。 『シェルター』 授業参観で目の...
「シェルター」 「危険業務手当」 「事務の先生」 「妖精のいたずら」 「カウントダウンが進まない」 学校を舞台にした5話収録の短編集。 校内で起きる不可思議な現象を織り交ぜながら、保護者・教師・事務職員・PTA・校長、それぞれの視点で描かれる。 『シェルター』 授業参観で目の当たりにした息子は自分の知っている息子ではなかった。 1話から不穏な展開。 別人のような息子に過去の記憶を思い返す父親。 ファンタジーだが、人間味を感じ温かな読後感。 『危険業務手当』 ホラー要素ありで怖面白い。 どの物語も気掛かりの種が解消されラストは爽快。
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帯の文章で思わず手に取りました。学校にまつわる人々のなんだか不思議な、そしてあたたかい物語。 最後の「カウントダウンが進まない」が一番好きでした。
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小六の息子の授業参観で母校を訪れた幹太は、自分がこの小学校に転校してきた時の奇妙な出来事を思い出す。(「シェルター」)担任する児童の誰かが手のかかる児童ということで、「危険業務手当」をもらっている真奈だが――(「危険業務手当」)学校に集う大人たちに起きた、5つの奇談。
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