100年先も大切にしたい日本の伝えばなし の商品レビュー
この本は古くから伝わる神仏の由緒や伝説に関することを、著者が実際に確かめてくれて、教えてくれる本です。 後付けのものもありましたが、多くはその通りであったり、新たな発見があったりと、とても興味が湧く内容だったので、行ってみたくなりました。 ① 帯広神社にいる神様は人間だった頃、...
この本は古くから伝わる神仏の由緒や伝説に関することを、著者が実際に確かめてくれて、教えてくれる本です。 後付けのものもありましたが、多くはその通りであったり、新たな発見があったりと、とても興味が湧く内容だったので、行ってみたくなりました。 ① 帯広神社にいる神様は人間だった頃、人の未来を見て、死期を教えてあげていた。人間は死期を知ることで家族や集落の人を大事にして、感謝をして、残りの人生を大切に過ごす。周りの人も優しくしてくれる。 ② ご神気はセルフで持って帰る。人の意思にはパワーがあるので、「もらおう」という気持ちになればもらえる。 ③ 人を癒す声かけ。「気持ちを乗せて、声をかける」。 神様仏様は人間に直接声をかけることはできない。なので代わりに声をかけて欲しいと頼まれることがあるので、素直に声をかけてあげるといい。
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借りたもの。 著者が各地の神社仏閣の伝承地に赴き、神仏や眷属から聞いた話をまとめたもの。内容多い。 【東日本】 東北では鬼神社の鬼の神様(神様ではないらしい)に鬼のパンツを見せてもらったり(!?)。神ではなく鬼であることを知っており真摯に敬う人の願掛けを叶たりサポートしている。...
借りたもの。 著者が各地の神社仏閣の伝承地に赴き、神仏や眷属から聞いた話をまとめたもの。内容多い。 【東日本】 東北では鬼神社の鬼の神様(神様ではないらしい)に鬼のパンツを見せてもらったり(!?)。神ではなく鬼であることを知っており真摯に敬う人の願掛けを叶たりサポートしている。 田沢湖には2体の龍がいる。しかし夫婦という訳ではない。 「岩手」という名称の由来となった、岩の手形をつけた鬼は、(知的?)障害のある巨漢だった。障害を持って生まれる人生は選んだ、との事。大きな修行になるそうだ。 盛岡八幡宮のテーマパークのような境内社。 櫻山神社は南部家の人間から神様になった方々。会議している。 白虎隊の自刃は、敵に辱めを受けたくないと思ったからではなかった。負けたのなら自分たちの殿は切腹しているだろうから、自分らも殉死するもの、と考えていたからだったとの事。降伏という文字は存在しなかったらしい。 義経社はすごいパワースポット。海の神殿。 氣多大社は聞き上手な太玉の神様がいる。「話をすることで、真の願いに気づくこともある(p.132)」 養老の滝の、親孝行息子が病床の父親に後ろめたい思いをさせずにお酒を楽しんでもらいたいために、滝の神様に「神様が湧水を酒にしてくれた、と噓をつく事を許してください」と謝罪した、という心がほっこりしてしまう。 【西日本】 西日本は神社仏閣が多い…… 神馬が白いのは、白でなければ神が直に乗れないため。 多度神社は立身出世の願掛け。 安藤直次公を祀った神社。 高祖神社で祀られていた高礒比咩の話は壮絶。優秀なシャーマンだったが、そのせいで嫉妬され毒殺され怨霊になってしまった…… その後祀られ、謝罪と供養、後世の人々の暖かい信仰を受けて神になった。
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白虎隊の話を読んで、当時16歳~17歳で集団自決した彼らの事を、現代の感覚で簡単にかわいそうとか、犠牲になって・・などと語るべきではないのだなと思いました。時代によって常識や信じるものや感覚は違うんだなと。印象に残ったのは養老の滝のお酒の話。あとは橋姫神社は怖いイメージがあったの...
白虎隊の話を読んで、当時16歳~17歳で集団自決した彼らの事を、現代の感覚で簡単にかわいそうとか、犠牲になって・・などと語るべきではないのだなと思いました。時代によって常識や信じるものや感覚は違うんだなと。印象に残ったのは養老の滝のお酒の話。あとは橋姫神社は怖いイメージがあったので、それが払拭されました。
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✓神様仏様が好きな人にオススメ 土地の言い伝えが本当かどうか神様仏様に伺う本。 人間味溢れる神様仏様が可愛らしい。 神社内のパワースポットやここの神様はこのお願いに強いという情報は必読。
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【動機】著者の本が好きで、伝承にも興味があったため 伝承そのものは初めて聞くものも多かったものの、今回も新しく神社を知りながら筆者の体験を楽しく読める内容になっている。 著書を重ねる間にレベルアップしている著者および読者にとっては馴染みあることも、この本から初めて著者の本を読...
【動機】著者の本が好きで、伝承にも興味があったため 伝承そのものは初めて聞くものも多かったものの、今回も新しく神社を知りながら筆者の体験を楽しく読める内容になっている。 著書を重ねる間にレベルアップしている著者および読者にとっては馴染みあることも、この本から初めて著者の本を読んだ場合、わかりにくいことも多いかも。出版が古い本を一度はさんでみられることがおすすめです。
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