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差別と資本主義 の商品レビュー

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2026/03/20

『#差別と資本主義』 ほぼ日書評 Day995 ピケティの名前があるので、もう少し「グローバリスト」的な本かと、手に取ったところ、かなりフランス・ローカルな内容だった。 第3章では、元々テレビのキャスターで超極右とされる人が、大統領制に立候補したところ、マリー・ルペンよりも...

『#差別と資本主義』 ほぼ日書評 Day995 ピケティの名前があるので、もう少し「グローバリスト」的な本かと、手に取ったところ、かなりフランス・ローカルな内容だった。 第3章では、元々テレビのキャスターで超極右とされる人が、大統領制に立候補したところ、マリー・ルペンよりも、右の人間が有権者の指示などを集めるはずがないと高をくくっていたところ、一役、有力候補に踊り出てしまい、それを左側の者たちが何とかやり込めようとする顛末の分析、そんなことどもが続く。 さらに、固有名詞が多いのも読みづらい傾向を強める。第二章、キャンセルカルチャーの章では、シェルシェールという人物が主として取り上げられる。 フランスで黒人奴隷を解放(奴隷制度を廃止)した人だそうだが、その胸像が、2020年5月にはマルティニークで破壊され、2か月後にはカイエンヌでも同様の反シェルシェールの暴動めいたものが起きた。はたして活動家たちの要求は何だったのかを探る…というのだが、そもそもシェルシェールを知らない。 などなど、ピンとこないな…と思いつつページを来るうちに、巻末に達してしまった。 正直、評を書くだけの蓄積が貯まらなかった。 https://amzn.to/46M2Ukl

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2025/12/20

フランスのスイユ出版社という出版社が刊行している小冊子シリーズの中から4冊を選んで翻訳したものだそうです。 レイシズム、キャンセル・カルチャー、極右ポピュリストの政治評論家ゼムール、グローバル資本主義がテーマの評論集です。 元々フランス国内向けに書かれたものなので、フランスの教...

フランスのスイユ出版社という出版社が刊行している小冊子シリーズの中から4冊を選んで翻訳したものだそうです。 レイシズム、キャンセル・カルチャー、極右ポピュリストの政治評論家ゼムール、グローバル資本主義がテーマの評論集です。 元々フランス国内向けに書かれたものなので、フランスの教育制度や極右政治評論家のことなどが自明のことのように書かれていて、知識がなく理解できない部分もありました。 最後のグローバル資本主義についての評論が1番面白かったです。 フォード社の車に重大な欠陥が見つかったとき、死亡者への賠償金とリコール費用を比べて、リコール費用の方が高いのでリコールをしなかったという話が本当に恐ろしい。資本主義は人の命にも値段をつける。 ジェローム・パシェの以下の引用が深く刺さりました。 歴史が私たちに教えくれる唯一の教訓は、次の点である──いかなる社会も、いかなる歴史上のシステムも、定義上永遠ではない。しかし資本主義には特有の点があり、その破壊的傾向がすさまじいので、自らの命を長らえるほど、ますます地球上の生命の条件そのものを崩していく。したがって今日の問題は、資本主義が人類を手放す前に人類が資本主義を手放すことができるかどうかである。

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2024/06/26

期待していたのとは違った.もう少しグローバルに理解出来るものかと思っていたけど,フランス国内にいないと『実感として』理解し難いものかなぁと思った.法律とかその国特有の事実に基づく議論も多くてちょっと消化不良. ただし,最後の章 資本の野蛮化 の切迫感は並大抵じゃない.まぁ,内容と...

期待していたのとは違った.もう少しグローバルに理解出来るものかと思っていたけど,フランス国内にいないと『実感として』理解し難いものかなぁと思った.法律とかその国特有の事実に基づく議論も多くてちょっと消化不良. ただし,最後の章 資本の野蛮化 の切迫感は並大抵じゃない.まぁ,内容としては読み聞きしてきたものを基準にそれ程新しいことではないのだけど,やっぱり『生きるために必須の共有財産』として,共有すべき富が必要だし,「頭を揃える」平等ではなく,「機会にアクセスすること」への平等って保障されなければならないし,この2つは実は双子の兄弟のようにどちらも,どちらが欠けても存在し得ない理想なのだと思う. チャンスへのアクセスという意味で,大分恵まれた人生を歩ませてもらっていると思う.だからと言って,今までチャンスにアクセスできなかった人たちが「出来る」様になることへの恐怖や焦りはあまり感じない.もしもそうなったとしても,そういう社会はきっと生きやすいし,より質の高い人と協力して今よりもっと高いレベルの自分になれる気がするから.例えば健全で穏当な競争社会が残存することを是としてもそこでも正当な『勝ち=価値』は掴めるくらいの力は,自分にはある,と思っているので.

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2024/06/14

差別と資本主義は関係がある 人種差別の問題、日本においてはなかなか実感しずらい 教育と医療は普遍的な公共サービス 全ての人に平等に与えられなければならない お金儲けのために人の命が軽視される 人の命がお金に換算される

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2024/07/28

出版社(明石書店)のページ https://www.akashi.co.jp/book/b627941.html 内容紹介、目次 尾上修悟(訳者の一人)による紹介と書評「ピケティらが『差別と資本主義』の深淵と解決への道筋を語る、最先端の論集」(2023.07.26「読書好日」)...

出版社(明石書店)のページ https://www.akashi.co.jp/book/b627941.html 内容紹介、目次 尾上修悟(訳者の一人)による紹介と書評「ピケティらが『差別と資本主義』の深淵と解決への道筋を語る、最先端の論集」(2023.07.26「読書好日」) https://book.asahi.com/jinbun/article/14961949

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2024/01/16

フランス又はフランス系の論者たちによる現在の(主にフランスの)格差と差別についての小論集。各者30~40ページくらいのボリュームのためか、または臨時に寄稿された小論のためか、内容に物足りなさを感じる。というかこの本はフランスのただの現状レポートに成り下がってしまっている。 「左派...

フランス又はフランス系の論者たちによる現在の(主にフランスの)格差と差別についての小論集。各者30~40ページくらいのボリュームのためか、または臨時に寄稿された小論のためか、内容に物足りなさを感じる。というかこの本はフランスのただの現状レポートに成り下がってしまっている。 「左派はもっと危機感を持ってほしい」「まさに今こそ自己批判を武器にして欲しい」と強く感じる。 巻末著者紹介は、年齢・性差別反対のためか全者記入されていない。 トマ・ピケティ第一章 現在の格差社会の原因を、特に法律や税金の使い方に現れる「隠れた不平等」に見る。かなり具体的な法律的是正策(特に教育分野)の提案を行う。 ロール・ミュラ第二章 キャンセルカルチャーのいま、を紹介。是非を問うというより、その実情の分析。論者本人の意見提案が欲しい。 セシル・アルデュイ第三章 フランスで現在活躍するエリック・ゼムールという反動極右の作家(大統領戦に出馬したほど人気がある)が行う発言への反論集。ゼムールは言葉巧みに歴史を修正して民衆に訴えかける。例えばド・ゴールとヴィシー政権のペタンを双子のように「同じ考えを持った人物」として誘導する。ただ、反論は正当であるようだが、この状況への提案や戦略が無いのは残念。「怨念ツイートまとめ」みたいになってしまっている。 リュディヴィーヌ・バンティニ第四章 資本主義社会の仕組みが消費社会を生み、貧困と搾取、とりわけ非人道的労働を生む。の所謂「反資本主義論」を展開する。論調はやや煽動的で、陰謀論のような話も出てくる。こちらも「怨念ツイートまとめ」に近いし、反資本主義論であれば、なおさら対案が必要である。唯一対案として出されたのは「コミュニズムの復活」であった。それはいったいどうやって?どんな順番で達成される?この対案の提起だけではとても納得は出来ない。 フランスでは「ライシテ」という政教分離がある。礼拝の行われる所は補助金の対象にならない。ところが「1905年の施行以前に建設された施設は除外する」という項目がある。そうすると実際はほとんど全ての教会が除外される。これはキリスト教徒に比べ、イスラム教徒にいっそうの不利益を与える48 「積極的格差是正措置」じつはこの表現が、平等の原則を踏みにじっていることを隠すのに、一役買っている25

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