J の商品レビュー
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Jにはしているけれど、お話の中で瀬戸内寂聴さんであることを全く隠していない笑 「生ぜしもひとりなり。死するも独りなりけり」「釈迦も犀の一角のように独り歩めと言っている。人間は孤独この上ない存在なのだ」という神父さんの言葉が刺さった。
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私小説は合わない,私小説の作者は碌でもない人たちだ。 Jは最低な女だということが分かっただけ。 ラジオでこの本を知って図書館に予約,かなり待って借用したのだが,読む必要のない本,読まない方が良い本だった。
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事実に基づくなら驚く。でも瀬戸内寂聴さんなら頷ける。 夫が死んで悲しい、と言う相談に「思い出すということは、ご主人があなたのそばにいるということ、寂しくて泣き続けるのはよくない。明るく楽しく生きて安心させてあげて。」腑に落ちた
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表紙がとてもきれいなので ☆+1 早く読めると思い読みはじめたところ 何度も止めようかと本を置いてしまい なかなか進まず やっと読了。 とは言え 心に残る表現もいくつかあり、 ある意味、心の片隅に残る作品でした。
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高名な尼僧にして小説家であるJと、ベンチャー企業経営者である母袋晃平との48歳差の「純愛」を綴る、事実をベースにしたとされる小説。 伏字にはなっているが、読めばJが誰かはすぐにわかる。頭にすっと浮かぶあの姿のあの人がそんな年齢でこんなことをしていたとはにわかには信じられないが、母...
高名な尼僧にして小説家であるJと、ベンチャー企業経営者である母袋晃平との48歳差の「純愛」を綴る、事実をベースにしたとされる小説。 伏字にはなっているが、読めばJが誰かはすぐにわかる。頭にすっと浮かぶあの姿のあの人がそんな年齢でこんなことをしていたとはにわかには信じられないが、母袋晃平のモデルと思しき人物も調べればすぐにわかるので、事実の一端は示しているのだろう。Jの凄まじい生(性)のエネルギーを感じたし、滅茶苦茶な人生ではあったがやはり魅力のある人物だったのだろうと思う。一方で、晩年はあんなに慈愛あふれる感じではあったが、意外にも、人間らしいというか、俗っぽいところが出家してからも色濃く残っていたのだなと感じた。 純愛小説という触れ込みだったが、果たしてこれは「純愛」なのだろうかとは思った。また、妻子がいても平気で不倫をするJや母袋の感覚は、やはり自分には理解し難たかった。 好奇心を抑えられず読んでしまった自分が言うのもなんだが、この小説というか企画には、純粋に年齢を超えた恋愛を描くというよりも、センセーショナルな話題で人々の野次馬根性をくすぐる商魂たくましさを感じてしまった。 あと、難点として、性描写がしつこく感じたし、かっこつけたような文体も苦手だった。とりわけ、著者が女優と性交渉するくだりはいらなかったと思う。
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延江 浩さんは、村上春樹の「村上RADIO」のゼネラルプロデューサーだからちゃんとしてる人。本も何冊も出していて、中の『井上陽水英訳詞集/ロバート キャンベル』の企画編集なんていい仕事でしたが、小説は出してるのかな?音楽関係の本が多いイメージです。 その人がたまたま瀬戸内寂聴さんの最後の恋人のインタビューがとれて、張り切って彼女の本を読んで彼女の一生を俯瞰する小説を書いてみましたという出来です。 ちぐはぐで表面をなぞってる感じ。小説にしなければよかったのかも。
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