掌侍・大江コウ子の宮中事件簿(四) の商品レビュー
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今回の事件の中心は三種の神器。鏡、剣、勾玉という順番。 鏡は内侍所の管轄なので、中心として巻き込まれている。 この巻のみの中心人物は神祇伯 稚彦王。 鏡を入れている箱のひもが縦結びに…決して見てはいけない箱の中にある鏡。盗まれたかも確認できない、さて、ひもをほどいたのは誰でしょう?稚彦王が内侍司の女孺の持っていた鏡が八咫鏡でない、ことを説明する。 東宮立坊の際に授けられる刀。しかし今上は中継ぎの東宮と思われていたので、その刀を藤家(南院)が渡さず、刀がないまま立坊に。そして今上となった今も刀は南院がもっている。竜胆の宮が立坊する際にどうするのか、ということで今上が刀を用意する。 出雲国造の代替わりに関わる一同が来る。そこで40年前の帝の孫にあたる女祝が舞を奉納する。この代替わりの際に来た献上品の中に目録にない頸珠があることが分かる。その頸珠はなぜ、献上品の中にあったのか。それを舞の褒美に下賜しようとしたら、女祝は返そうとする。それは何故か。 なかなか面白かった。前巻がちょっと物足りなかったので、私の中での興味が薄れたのかな、と思ったけれど、細々とした中にある人間模様に興味がわいた。女孺たちの関係、東宮の加冠役になった大納言の娘への想い、それと荇子自身の父親との関係、複雑だが読ませる関係性が物語をぐいぐい引っ張っていった。 征礼と荇子もようやく、決心がつく。そこに稚彦王の想いが少なからず関わっているのも見逃せないと思う。
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面白かった。 なんか、知りたくもない秘密を知っていく、 というのが荇子さんのお約束となってきているような、、 それがまた、良い(笑) なんかルパン(アニメ)のゴエモンの決め台詞 またつまらぬものを・・云々のあの台詞とあの声で 「また要らん秘密を知ってしまった・・」と脳内再生してし...
面白かった。 なんか、知りたくもない秘密を知っていく、 というのが荇子さんのお約束となってきているような、、 それがまた、良い(笑) なんかルパン(アニメ)のゴエモンの決め台詞 またつまらぬものを・・云々のあの台詞とあの声で 「また要らん秘密を知ってしまった・・」と脳内再生してしまうんだが。 イケオジ多めの4巻。 三種の神器、これは主上をシームにすると 避けては通れないとはおもうが、基本あんまり出てこんのでもやるが そこらへんにピッカーと照らしてくれているのがすばらしいねぇ。
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共に帝を支えて行くと誓った荇子と征礼だったけど、本当の意味で若干のズレがあるのは仕方のない事ですよね。荇子は征礼ほど帝に忠誠を誓っている訳ではないですし。 それでも、やっと本当の気持ちを通わせる事ができて良かったです。
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今回も楽しませていただきました。 しっかしテーマが三種の神器とか(;^_^A しかもだれも開けちゃいけないのに開けた形跡があったり、改めて皇太子を選ぶのに出雲の玉鋼で新しい剣をつくるとか……。 帝のうっぷん晴らし満載の一冊ですね。(しかし、やはり草薙剣じゃなくて雨叢雲剣が正しいと思うんけどなぁ。この辺りは読者が読みやすいようにしてるのかぁ) 私なんて、そういう便利な時代の読書ばかりを経験していないから、わかんなかったら調べれればいいんだよと思うんだけどね。 一冊の本にどれだけの思い入れができるかの問題でもあるしねぇ。 でも、今回も裏から手を廻す荇子たちは大変だなぁとしみじみ~。
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