発達障害「グレーゾーン」生き方レッスン の商品レビュー
前著『発達障害「グレーゾーン」その正しい理解と克服法』とは異なり、特性ごとの具体的な対策方法が述べられている。 ・うまくいくための土台は、良い睡眠と安定した生活リズムから。 ・朝起きたらストレッチをする ・大事なのは、自分の身体が感じている感覚に注意を向け、それをゆっくり味わい...
前著『発達障害「グレーゾーン」その正しい理解と克服法』とは異なり、特性ごとの具体的な対策方法が述べられている。 ・うまくいくための土台は、良い睡眠と安定した生活リズムから。 ・朝起きたらストレッチをする ・大事なのは、自分の身体が感じている感覚に注意を向け、それをゆっくり味わいながら、身体とやり取りすること。 ・怠け者の脳を働かせるには、逃げ場がないように、明確な指示を出しておく。何日何曜日の何時から、何に取り掛かるということを決めておく。 →あらかじめ明確に開始日時を指定する。 ・愛想の良さは、「応答性」が重要 →相手が笑えば一緒に笑顔になり、相手がつらそうにすれば、同じようにつらそうな表情を浮かべる。 ・グレーゾーンの人は、喋るのが苦手か、一方的に喋りすぎるかのどちらかになりがち。 人は、自分の話をよく聞いてくれる人に好感をもつ。 ・魅力的な喋り方の人は、話す言葉に心地よい抑揚がある。そのためには普段からトレーニングする必要がある。 →力を抜き、笑みを浮かべながら、軽やかな抑揚をつけて、やや小さめの声で喋るようにする。大きすぎる声を出していると、微妙な声の陰影をつけるテクニックが養われない。 ・押し付けがましい態度に、女性はDVの匂いをかぐ。断定的な言い方をしたり、上から目線で他の人に接したり、強要するような態度をとってはいけない。 →相手の主体性や気持ちに対する配慮が欠けていないか度々チェックするようにする。 ・「心を開いた状態」とは→相手に対して開かれているだけでなく、あらゆる可能性に対してオープンな状態でもあり、さらに自分自身に対しても開かれた状態で、素直で先入観のない状態のこと。 ・心を開いた状態にする、三つの条件 →①「相手に対する新鮮な関心」相手が感じていること、関心をもっていることに、相手の視点で関心を注ぐ態度 ②「ありのままに受け止め、認め、受け入れる」こちらからの基準や価値観に縛られない ③「真っ白な気持ちで向き合う」先入観や決めつけ、とらわれや一方的な価値判断から自由な状態でいる ・「心を開いた状態」は、人に対して言えば、「安全基地」になること。 →安全基地とは、安定した愛着を形成するうえで、あるいは、それを取り戻すうえで、安心の土台となり、そのプロセスをささえていく存在のこと。 ・安全基地となるには、まずは安全を脅かさないこと(安全性)、相手が求めたら応えること(応答性)、相手の視点で考えること(共感性)が求められる。 ・面倒な相手ほど、礼儀正しく接して、余計なことは言わず、一定の距離をとることが安全策となる。 ・グレーゾーンの人は、同一パターンの行動を繰り返す傾向やこだわりがしばしばみられる。 ・その人のルールや基準は、あくまでその人のものであり、自立するということは、その人自身のルールや基準を手に入れることである。 ・グレーゾーンの人は、正しさや数字や結果といった、明白に表されたものに価値を置く傾向がある。それゆえ、気持ちや努力やプロセスといった、曖昧でつかみどころのないものには、あまり関心を向けない。 ・気持ちに注意を向ける人は、大変だったねと労いながら、自分もそういう目に遭うことがあると共感を示したうえで、上司がどういう事情で仕事をふってきたのか、よくそんなことがあるのかを聞いていく。そのうえで、ほどよい対応策を探っていく。 ・白か黒かにとらわれない(二分法的思考) ・グレーゾーンの人は、推測と事実を混同してしまいやすい。事実と推測を切り分けるだけで、頭の整理ができる。 ・自己肯定感を高めるには、しっかり準備することが重要である。 ・やるからには、うまくいきそうなことをする。負け戦はしない。 ・なにかに見切りをつけるにしても、小さな勝ちでもいいので勝利や達成を手にしてからやめるのがいい。 ・自分の失敗パターンに気づく。 ・上手くいっている時こそ、自分の失敗パターンについて、ときどき振り返ってみる。 ・グレーゾーンの人は、自分の特性を嘆くよりも、それをよく自覚して、その欠点を補う対処法を考え、どちらに向かって生きるのかという生き方の部分を見直したほうが、素晴らしい人生に出会えるだろう。 ・自分がどうなりたいか、何がしたいのか、何を大切にして生きていくのかということについて、ある程度明確に自覚してはじめて、自分で主体的な決断を下し、前に踏み出すことができる。
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前回の本よりより具体的な対処法が書かれていた。 パターン別にこういうタイプの人はこう考えている。 というのも勉強になった。 自分にも何かしらのグレー部分もあると感じるし、少しでも楽に生きられるように人それぞれが考えながら暮らしていけたらと思った。
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今回もとても勉強になった。仕事だけではなく、自分自身の生き方にも参考になることばかりだった。抱えている問題があっても、絶望することはなくても大丈夫で、自分で自分のことを何とかできるのだという気持ちになれる。
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発達特性を踏まえた具体的な対応策が随所にちりばめられていた。 睡眠、生活リズムの改善は全ての基礎。 適材適所。 自分を知り、自分にあった環境をチョイスしていく力。
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発達障害=脳の特性である。ADHDやASDなど、現在では理解度が深まっている分類含め、8つの脳の特性を解説。 エビデンスが豊富であり、納得できる。 多くのひとが当初を読み、生きづらさを感じる人をカバーできるような世界を願う。
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