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交渉人・遠野麻衣子 の商品レビュー

3.7

14件のお客様レビュー

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2024/06/29

今読み始めたところですが、キャリアが所轄で経理するなんてありえんことしたり、96年には制度が終わってる総合病院に99年になったり、取材なく書いているところが気になって止まってしまう。どうでもいいことだけど、やっぱり気になる

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2024/05/08

なかなか奥深い小説。交渉人という警察の中でも特殊舞台にいる人に焦点を当てたもの。 終わりのドンデン返しには驚かされた。この作家の作品をウォッチしていきたい。

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2024/08/17

簡単に解決出来そうな立て籠もり事件。 しかし突然予期せぬ出来事が重なります。 主人公と思われる遠野麻衣子もほとんど活躍しません。 最後の最後で大きく動き始めるのですが、それはとても鮮やかな感じでした。 続編も読んでみたい。

Posted byブクログ

2024/07/15

 キャリアとして警察庁に入庁し、警視庁特殊班第一係に配属された女性捜査官を描いた警察サスペンス。シリーズ第1作。            ◇  キャリア採用の麻衣子は生活安全局に配属予定だったが、男女雇用機会均等法の煽りで刑事部特殊班第一係に配属変更されてしまった。  当初は形だけ...

 キャリアとして警察庁に入庁し、警視庁特殊班第一係に配属された女性捜査官を描いた警察サスペンス。シリーズ第1作。            ◇  キャリア採用の麻衣子は生活安全局に配属予定だったが、男女雇用機会均等法の煽りで刑事部特殊班第一係に配属変更されてしまった。  当初は形だけの要素が強かった麻衣子の評価は交渉人研修で一変。受講者中ダントツで優秀な成績を修めたのが麻衣子だったからだ。  自然な流れとして麻衣子の特殊班第一係配属が正式に決定。麻衣子はネゴシエーターとして本格的に訓練を受けることになった。  訓練を担当するのが、麻衣子の上司で交渉のエキスパートでもある石田修平警視。石田の知見と麻衣子の能力から考えて、訓練はスムーズに進むと見られていた。  ところが、麻衣子の抜擢を妬んだ同僚から「石田と麻衣子が男女の関係にある」という噂が流され、上層部もそれがただの中傷誹謗であることを承知しながら、麻衣子の更迭を決定した。  こうして麻衣子は所轄の高輪署に異動させられ、経理課で精算伝票処理という閑職に置かれることになった。 やがて年月は過ぎ、経理課勤務のまま麻衣子が27 歳になったとき、その事件は起きた。(「プロローグ」)本編4章とプロローグからなる。        * * * * *  キャリアでありながら左遷の憂き目に遭い、5年間も所轄署の経理課員に留め置かれている麻衣子がいかにして本庁の特殊班に復帰するのか。そして試金石となる今回の事件に臨む麻衣子のスキルは錆びついていないのか。そんなことを気にしながら読み進めました。  よく考えられたストーリーで楽しめました。  事件が高輪署管内で起き、本庁の特殊班がすぐに動ける状況にないことから、つなぎで捜査の指揮を執るよう指令を受けたというのは無理のない設定です。現場経験がないとはいえ警部の麻衣子は指揮権を有しているからです。  また、麻衣子が女性であるというだけで反発する男性警察官たちに麻衣子が苦労する場面もリアリティがありました。 ( 男社会の警察組織に色濃く残る女性蔑視の風潮に嫌気がさした知人の女性が、40代で警察を退職して別の道に進んだことを思い出しました。)  麻衣子の交渉相手は粗暴なだけの立てこもり犯だと思っていたので、後半に見せた警察を出し抜く動きには驚いたし、五十嵐さんの仕掛けにしてやられた感がしてうれしくなりました。  そして、麻衣子が謎解きをするクライマックス。なるほど、そう来たかと唸ってしまう展開は満足度を高めてくれました。  ネゴシエーターを扱った作品ということなのでダイナミックさに欠けるかもと思いましたが、どうしてどうして。手に汗握る極上のサスペンスミステリーでした。なかなかおもしろかったです!

Posted byブクログ

2024/01/07

日進月歩どころか分進秒歩ともいわれる現在、身のまわの物を扱った現代ものの小説などは、数年で陳腐なものになってしまう。 携帯電話の、ガラケーからスマホへの変化など、その極みだろう。特にミステリーなどで、通信手段として重要な場面で使われると、違和感が際立つ。 そんな思いから、著者は2...

日進月歩どころか分進秒歩ともいわれる現在、身のまわの物を扱った現代ものの小説などは、数年で陳腐なものになってしまう。 携帯電話の、ガラケーからスマホへの変化など、その極みだろう。特にミステリーなどで、通信手段として重要な場面で使われると、違和感が際立つ。 そんな思いから、著者は2002年発表の思い入れのある作品『交渉人』を大幅に改稿し、『交渉人・遠野麻衣子』と改題し、河出文庫で刊行。 『交渉人』を読んだのは、16年も前であり、その幻冬舎文庫版を拾い読みしながら、本書を<再読>。 本文が445頁だった幻冬舎文庫版に比し、この河出文庫版は345頁と、冗長だった箇所が割愛され、スピーディ感が増している。 大筋に変わりなく、あちこちに仕掛けられた伏線も色褪せない。 主人公遠野麻衣子は、2歳若返り27歳の設定に。上司だった石田修平も同じく若返り、階級も警視正から警視になっている。 「これは誰の身にも、明日にでも起こりうることなんだ。不運という言葉では済まされない・・・」という、背景にある医療過誤問題は、今も変わらぬ現代医療の課題である。 「爆弾魔」「籠城」も、どのように改稿されたのか、楽しみだ。

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2023/12/21

あまりにも都合良すぎるだろう、と思いながら読んでいたのだが。キャリアの扱いもおかしいし、エンタメ作品とはいえ、細部の甘さが残念。

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2023/09/29

面白かった。 幻冬舎文庫版も読んでるはずなのに新鮮に驚いた。 交渉の基礎なのか石田の交渉過程がとてもためになる。 第二弾、第三弾、そして新作も楽しみ。

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2023/08/13

幻冬舎文庫版「交渉人」は読んでいて、すこぶる面白かった覚えがあったことと、今回は改題されたタイトルにも名前が入ったヒロイン・遠野麻衣子が魅力的だった記憶もあり購入した次第です。 数ある積読本から「ちょっとプロローグだけ読み返して寝ようか」くらいの気軽な気持ちでページをめくったら、...

幻冬舎文庫版「交渉人」は読んでいて、すこぶる面白かった覚えがあったことと、今回は改題されたタイトルにも名前が入ったヒロイン・遠野麻衣子が魅力的だった記憶もあり購入した次第です。 数ある積読本から「ちょっとプロローグだけ読み返して寝ようか」くらいの気軽な気持ちでページをめくったら、まあ読み始めたら止まらない止まらない。気がつけば読み終えていた午前1時に、自分でもびっくりです。 というわけで、細部は覚えていなかった部分もあったけど、やっぱりすこぶる面白かった記憶は間違いではなかったことが証明されたところで、寝ることにします。

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2023/07/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2006年に文庫化されていたものを舞台を現代に置き換え再登場。 コンビニ強盗が患者たちを人質に病院に立てこもり。その犯人たちを説得するために呼ばれた「交渉人」が主人公。ネゴシエーションという言葉も定着してきたいま読んでも面白い。 こうやって交渉していくのね、と読んでいくといきなり人質たちが殺されていく…大丈夫か、交渉人の役目果たしてないじゃん、と不安になっていく…そして…という展開が面白い。 シリーズ続々出版予定立っているので楽しみ。

Posted byブクログ

2023/07/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ネゴシエーションをテーマのドラマや小説が事実 なのかは知らないが石田警視正と犯人の交渉経過 は見事なものだった、本書の見どころはソコに尽 きてしまう (以下、問題部分) 恋愛感情で研修中に集中が途切れ、研修の優秀さ を妬まれ、研修講師と不倫関係とかいう噂だけで 研修中断、異動(辞任希望)、閑職というくだり で読む気が失せたw(/・ω・)/ 辛抱して読み終えたが、新展開で崩壊する捜査陣 を後目に、主人公の癖にモブ化していたのが急遽 覚醒するあたりはワロた・・・意外性はあったw

Posted byブクログ