10代HSPさんの「しんどい」をかるくする本 の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
「HSPってこんな風に考えるんだ!」と理解できるHSPの超入門書? HSPについてざっくりとした概要が書かれており、HSPは、共感力がある・人一倍鋭い感性が鋭い…といった特徴が解説されています。しかし実際にHSPのメリットについての研究が引用されているわけではないので、あくまでも「HSPってこういうものだ」と理解するための入門書という位置づけです。 また、神経が高ぶり疲れてしまった時には読書がいい・アロマがいい…と言った対策や、HSPは共感力を活かせる看護師や介護士などに向いている・細かい一面を生かして事務や経理に向いている…といった職業的なメリットもリストアップされています。しかし、科学的根拠に基づくわけではないので、どれぐらい効果があるのかわからないという感じです。あくまで参考にするぐらいの感覚で読んだ方がいいでしょう。 ただ、個人的な感覚としては、HSPは会社などでは外部の刺激や話し声などが気になって集中できないので、「細かい仕事や間違いが許されない仕事はどちらかというと苦手」というイメージがあるので疑問が残りました。 第4章のHSPにありがちなエピソードはとても参考になりました。例えば細かいことが気になって先生を質問攻めし嫌な顔をされる・勝負事で負けた人たちに共感してしまって勝っても素直に喜べない…といったエピソードは「なるほど、そんな風に考える人がいるんだ!」と参考になりました。
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