祖母姫、ロンドンへ行く! の商品レビュー
この作者さんの本は全て揃えているので、何の気なしに購入。そして、絶句。なにこれ、超絶面白い。 エッセイなのである。多分30年くらい前に、祖母と一緒にロンドンを旅行したという、ただそれだけの、と言ってしまえばおしまいの話。が、そこは椹野道流の祖母、いいとこのお嬢様がそのまま歳...
この作者さんの本は全て揃えているので、何の気なしに購入。そして、絶句。なにこれ、超絶面白い。 エッセイなのである。多分30年くらい前に、祖母と一緒にロンドンを旅行したという、ただそれだけの、と言ってしまえばおしまいの話。が、そこは椹野道流の祖母、いいとこのお嬢様がそのまま歳を重ねた様な、豪華、優雅、「偉そうで我が儘で厄介な婆さん」で、「頭の中に莫大な記憶と知識を詰め込んだ偉大な人生の先輩」なのだ。やる事なす事、芯が通ってるんだか、歳を取ったからの我が儘なのか。 筆者が覚えている言葉も心に響く物が沢山ある。一番応えたのがこれ。 「もっと綺麗になれる、もっと上手になれる、もっと賢くなれる、自分を信じて努力して、その結果生まれるのが、自信よ」自分を信じて努力というのが、私には出来なかったんだな、と。 もう一回は読み直す。いや、多分、人生行き詰まった時に何回でも読み直したくなる本だった。 もっと若い時に読んでいたら。そして、友人の子に贈らねば。
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80代の祖母と20代の孫娘のロンドン珍道中を描いたエッセイ。 ファーストクラスの飛行機に、一流ホテル(おそらくリッツ)のジュニアスイート、オリエント急行でのディナーと、さぞセレブな旅物語かと思いきや、さにあらず。 完全にやんごとなき方になりきっている祖母の望みをかなえるべく、ホテ...
80代の祖母と20代の孫娘のロンドン珍道中を描いたエッセイ。 ファーストクラスの飛行機に、一流ホテル(おそらくリッツ)のジュニアスイート、オリエント急行でのディナーと、さぞセレブな旅物語かと思いきや、さにあらず。 完全にやんごとなき方になりきっている祖母の望みをかなえるべく、ホテルのスタッフのサポートを受けながら東奔西走する孫娘の様子が面白くて、面白くて。 そして、祖母のエレガントさや時折見せる鋭い含蓄、一流ホテルのスタッフのホスピタリティには唸らされた。 一流とは何か、を教えてくれる一冊だった。
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ゴールデンウィークの旅のお供にと購入 レビューがとても高評価すぎて期待しすぎたせいか なんだろう…素敵なんだけど…うーん… でも、高評価なのもわかります この作家の方の他の本を読んだことがないからかな 旅行記は好きなので一生泊まれないであろう高級ホテルの話や、ロンドンの話は、自分...
ゴールデンウィークの旅のお供にと購入 レビューがとても高評価すぎて期待しすぎたせいか なんだろう…素敵なんだけど…うーん… でも、高評価なのもわかります この作家の方の他の本を読んだことがないからかな 旅行記は好きなので一生泊まれないであろう高級ホテルの話や、ロンドンの話は、自分が行った記憶と照らし合わせて楽しめた この後高齢の両親を連れて旅を計画するので参考になるところはたくさんあった マンガだけど「ジジ連れ冥土のみやげ旅inパリ」の方が私には合ってるかも
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なんて愛おしい、素敵な旅のお話でしょう。祖母姫も、往路のCAさんも、ドアマンもティムも、全ての人が暖かく誇り高くかっこいい。 ただ、152ページ『パンのあとにパンのようなものが来たと思ったけれど、ジャムとケーキを載せたら、あれはケーキのようなものよね』とあるけれど、「ジャムとク...
なんて愛おしい、素敵な旅のお話でしょう。祖母姫も、往路のCAさんも、ドアマンもティムも、全ての人が暖かく誇り高くかっこいい。 ただ、152ページ『パンのあとにパンのようなものが来たと思ったけれど、ジャムとケーキを載せたら、あれはケーキのようなものよね』とあるけれど、「ジャムとクリームを載せたら」の間違いかな。瑕瑾だけど。
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Webでの連載をずっと読んでいました。椹野先生の作品を購入するのは、ちびすけさんの本に続き2冊目です。 おばあさまとの旅に、ご一緒させていただいているキブンで、一気に最後まで読むことができました。若き椹野先生が感じた気持ちもとてもフレッシュで、まわりに居る人が差し出すアシストに心...
Webでの連載をずっと読んでいました。椹野先生の作品を購入するのは、ちびすけさんの本に続き2冊目です。 おばあさまとの旅に、ご一緒させていただいているキブンで、一気に最後まで読むことができました。若き椹野先生が感じた気持ちもとてもフレッシュで、まわりに居る人が差し出すアシストに心が和みました。 美しい装丁の書籍、感想を書いていたら、また最初から読みたくなってしまいました。
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Web連載で読んでとてもおもしろく感銘を受けたので、迷わず購入! 「一生に一度でいいからイギリスに行きたい。お姫様のような旅がしてみたいわ」という祖母のため、親族が資金を出し、イギリス留学経験者の著者がエスコートをすることに。美意識やこだわりの強い祖母のつよつよ発言に翻弄されつつ...
Web連載で読んでとてもおもしろく感銘を受けたので、迷わず購入! 「一生に一度でいいからイギリスに行きたい。お姫様のような旅がしてみたいわ」という祖母のため、親族が資金を出し、イギリス留学経験者の著者がエスコートをすることに。美意識やこだわりの強い祖母のつよつよ発言に翻弄されつつ、若かりしころの著者は祖母の生き様から多くのことを学び、ホテルのスタッフたちからも全面バックアップを受ける。 書き下ろしのバッドガール編もよかった! 人の情けが身に沁みる……。 文章にユーモアがあるから、読んでいてすごく楽しい。ずっと読んでいたくなる。 祖母と著者の旅を一緒にあたふたしたり楽しんだりしつつ、人生を見つめ直すきっかけもくれて、素敵な宝石のかけらを受け取ったような気にさせてくれる珠玉のエッセイ。また折に触れて読み返したい。
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さらっと読みやすく、楽しいエッセイ。と同時にお祖母さんのわがままに振り回されるもその全てに応えていこうという孫(著者)とホテルスタッフや店員たちの姿勢に、ホスピタリティの一端を学べる良書だと思う。
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なんてステキな本! 期待通りの内容だった。 祖母姫がキュートで、芯が通っていて、やたらポジティブで最高だった。 バトラーのティムを始め、なんてステキなホテルの方達なんだろうと感動してしまった。 気遣いが素晴らしく、一つ一つの言葉や行動に驚かされ納得してしまう。 ロンドン最後の昼食...
なんてステキな本! 期待通りの内容だった。 祖母姫がキュートで、芯が通っていて、やたらポジティブで最高だった。 バトラーのティムを始め、なんてステキなホテルの方達なんだろうと感動してしまった。 気遣いが素晴らしく、一つ一つの言葉や行動に驚かされ納得してしまう。 ロンドン最後の昼食ティムにお寿司を食べさせてあげたいなんてもーステキすぎる! 感動する要素もあり、やたら大きいスコーンの話などクスッと笑ってしまう場面もあり、ロンドンに行ってみたくなった!
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web連載されていた、「イギリスでお姫様旅行をしたい」祖母とそのお世話係を仰せつかった著者のロンドン旅行記をまとめたもの。連載ではちょっとだけしか触れられなかった「バッド・ガール」編が大幅に追加されている。 連載中から「この『五つ星ホテル』はたぶんここだな」とホテルのサイトを見た...
web連載されていた、「イギリスでお姫様旅行をしたい」祖母とそのお世話係を仰せつかった著者のロンドン旅行記をまとめたもの。連載ではちょっとだけしか触れられなかった「バッド・ガール」編が大幅に追加されている。 連載中から「この『五つ星ホテル』はたぶんここだな」とホテルのサイトを見たり、「クラウン・ジュエルズ」のドキュメンタリーを見たりして楽しんでいた。追加のバッド・ガール編には感動。ホスピタリティってこういうことなんだな。 最終章のお祖母様の「卑下と謙虚の違い」はまさに金言。若い頃に知りたかったな。 さて、おいしいスコーンと紅茶を用意して再読しましょうか。 (職業柄、連載中に「ん?」と思った箇所が直されたり補われたりしていて、書籍化ってこういうことなんだな、感心した)
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スコーンを用意していざ読まん! と、気づいた クロテッドクリームは乗せる!ジャムも乗せる!を実践すると、手はベトベト 私は本を汚したくない派 読み終わったら食べる事にして読み始め、楽しく読んでから、スコーンを堪能する事に 卑屈と謙虚 やっぱりこれに尽きる #ブックサンタしてき...
スコーンを用意していざ読まん! と、気づいた クロテッドクリームは乗せる!ジャムも乗せる!を実践すると、手はベトベト 私は本を汚したくない派 読み終わったら食べる事にして読み始め、楽しく読んでから、スコーンを堪能する事に 卑屈と謙虚 やっぱりこれに尽きる #ブックサンタしてきました!
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