なぜ皆が同じ間違いをおかすのか「集団の思い込み」を打ち砕く技術 の商品レビュー
自分自身、他の人の意見に流されやすいため、人間の集団心理や思い込みが社会に与える影響について、とても興味深い内容だった。 ただ、海外の翻訳書ということもあり、表現や事例が少し難しく、すぐには理解できない部分も多かった。心理学者の話や理論が多く書いてあり、自分の知識不足もあって...
自分自身、他の人の意見に流されやすいため、人間の集団心理や思い込みが社会に与える影響について、とても興味深い内容だった。 ただ、海外の翻訳書ということもあり、表現や事例が少し難しく、すぐには理解できない部分も多かった。心理学者の話や理論が多く書いてあり、自分の知識不足もあって、内容がスムーズに入ってこないと感じる場面があった。 その中でも、「人は誰と比べて優れているかを考え始めると疑いが生まれる」という点や、「自己一致を高めることの大切さ」といった考え方は印象に残った。 特に興味深かったのは、古代ローマの例の部分で書いてあった、人々が支配者に逆らえず、本音を言えない社会の中で「自己検閲」が当たり前になっていったという話から、現代社会とも共通する部分があると感じた。 哲学者のセネカの考え方も印象的だった。 彼は、満足のいく人生を送るためには外の環境ではなく、自分の内面に目を向けることが重要だと説いていた。こういう風に色んな心理学者の考えや歴史的背景を踏まえて論じているのが分かりやすい部分もあった。 「満足のいく人生を送りたいなら、感情に対する個人的責任を認めるべきだ」 この考えから、感情に振り回されるのではなく、自分自身でコントロールしていくことの大切さを感じた。 SNSの発達によって情報が広まりやすくなり、誤解や集団の思い込みが強まっている現代社会の危険性についても考えさせられた。何を信じればいいのかわからなくなる中で、自分の考えを持ちつつも、他者を完全に否定するのではなく理解しようとする姿勢が重要だと感じた。
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結局のところ、ハブられたくないからって心理が働くからでしょ。 みんながしてるから正解ではなく、自分がしたいからする…そっちのがいいんじゃね。ってこと。 ただ、それも度が過ぎればわがままって言われるし、めんどくさいですな。 集団の思い込みを打ち砕くには… 疑ってみる。 他人は...
結局のところ、ハブられたくないからって心理が働くからでしょ。 みんながしてるから正解ではなく、自分がしたいからする…そっちのがいいんじゃね。ってこと。 ただ、それも度が過ぎればわがままって言われるし、めんどくさいですな。 集団の思い込みを打ち砕くには… 疑ってみる。 他人はどう思うだろうかと客観視する。
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みんなの意見は案外正しい=集合知。しかし、集団全体の意見を正しく認識できない。勝手な創意、独り合点のコンセンサスになっている。 誰もが勘違いしている集団的幻想。 模倣の罠、アイデンティティの罠、創意の罠。 ボットを使って集団の意思を作り出すことが可能。 複数の集団に属すること。自分とは違う考えであっても、嘘やポジショントークでない限り、受け入れる。多様性の尊重。
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「集団の思い込みを打ち砕く技術」常々組織はなぜ誰も望んでいない結論を出すのかと疑問に思っていた。「集合的幻想は社会的嘘」。王様は裸だ!と言えるよう、なぜ?を繰り返そう。
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Collective Illusions: Conformity, Complicity, and the Science of Why We Make Bad Decisions https://www.nhk-book.co.jp/detail/000000819392023...
Collective Illusions: Conformity, Complicity, and the Science of Why We Make Bad Decisions https://www.nhk-book.co.jp/detail/000000819392023.html
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私たち人間は社会性を重要視する生き物であるが故に厳しい自然を生き抜いてきた。反面、他者を必要以上に慮り、変に誤解して、変えるべきところを変えず、惰性に流される。本当は何処かおかしいと思っているのに言い出せず、ズルズル… 信念を持って、信頼のおける人から声をあげてみようと思った。そ...
私たち人間は社会性を重要視する生き物であるが故に厳しい自然を生き抜いてきた。反面、他者を必要以上に慮り、変に誤解して、変えるべきところを変えず、惰性に流される。本当は何処かおかしいと思っているのに言い出せず、ズルズル… 信念を持って、信頼のおける人から声をあげてみようと思った。その方が気持ちいいかも。
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この本のここがお気に入り 「ソーシャルメディア上のやりとりの19%は、すでに人対人ではなく人対ボットになっている」「研究では、参加者の5~10%に当たるボットを紛れ込ませるだけで、議論を誘導し、全参加者の3分の2以上に支持される圧倒的多数派を形勢できる」
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集合的幻想について。同調世界の闇、仲間のためなら嘘もつく。多数派の恐ろしさ…など人は人と群れることに特化して進化したんだと再認識した。
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集団でなければ、生き残れない種、人類。 色んなバイアスがあるに違いない。 後から考えて、頭で理解した気になるのが精一杯で、打ち砕く、のはまぁ無理だろうな、と改めて思った。
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「ストレス脳」、「心が疲れない「正しい」休み方」参照。 ●=引用 ●同調バイアスに対抗する第一歩は、自己一致がかけがえのない美徳であると理解することだ。 正直、誠実、寛大、同情など、思い入れの強い個人的美徳は、社会的規範にも勝る。なんの条件もかけられていない、本当の自分を定義...
「ストレス脳」、「心が疲れない「正しい」休み方」参照。 ●=引用 ●同調バイアスに対抗する第一歩は、自己一致がかけがえのない美徳であると理解することだ。 正直、誠実、寛大、同情など、思い入れの強い個人的美徳は、社会的規範にも勝る。なんの条件もかけられていない、本当の自分を定義づけるものだ。他人が備えているからではなく、何があっても信じ抜けるから、その美徳を持ちつづける。ボブのように鏡を見て「私はまともな人間だ」と言えるのも、個人的美徳のおかげだ。 つまるところ、人間は純粋な経済的・功利的な存在ではない。自己利益に適わなくとも自己一致することを選ぶのだから。 人間には真実を語る傾向がある。コミュニティを基盤とする脳の仕組みゆえに、誠実な行動を自分にも他人にも求めてやまない。要するに、嘘をつくよりも 正直でいるほうが気持ちよくなれるのだ。 ●自己一致を生むのは信頼だけだ。不信という幅広い問題に対処しなければ、誰もが自己一致した生活を送り有害な集合的幻想を打ち砕くような文化は築けない。 ●本心の公言とは、人の考えをねじ曲げる(そもそも実在さえしないかもしれない) ソーシャルメディアの実体なき集団に言葉を投げることではない。また、めったやたらに嘲笑や危険に身をさらすことでもない。自己一致のために重要なのは、コミュニティにいる生身の人々のあいだで信念と行動1つにすることだ。自分の内側に加えて、外側でも真実と調和することだ。(略) まずは本書で紹介し スキルを実践することから始めよう。良心が叫ぶときには沈黙しない。「なぜそうなのか?」 「なぜそうではないのか?」と問いかけ、センシティブだが重要な議論の口火を切る。自分と他者の違いを受け入れる。思い込みをしないよう気をつけ、すでにある思い込みには臆せず立ち向かう。明確な根拠がなくても見知らぬ人を信頼する。 集合的幻想に最初のヒビを入れられれば、家族や友人、隣人、コミュニティに想像以上の貢断をすることができる。 ●日々の些細な選択が、世の中をよくも悪くもする。偽りのなかに生きるのを拒否するという単純な行動にも、個人と社会の姿と能力を変える力がある。つまり、自己一致した生活を送る努力が、自分と互いのためにできる最も重要なことの1つなのだ。 実際のところ、力を合わせれば解決できないことなど何もない。社会問題への答えはもう、 目に見えるところに隠れている。私たちは言われるほど分断されていない。 共通の価値観を持っている。私たちは信頼に値するし、互いにできるだけのことをしたいと思っている。自分の内なる力に気づき、自己一致を心がけ、信念に基づいて声をあげれば、集合的幻想の霧を振り払い、よりよい社会の可能性を切り拓くことができるはずだ。
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