ヴィンランド・サガ(27) の商品レビュー
読了。もう、終わりかなと思ってたのに、まだ、続くのかと思った。もう末長く幸せに暮らしました。めでたし、めでたして、いいのでは?
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戦争と平和、安全保障とは。 信頼と交渉、融和と妥協、理解と寛容。 現代日本が皆、考えるべきテーマが凝縮されている一巻。 その上で、文明と自然という相反が胸を焼く。 「歴史に学ぶ」をここまで見事に描いた物語は実に稀で、クールジャパンの結晶と言える。
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このマンガ、本当に面白い。今回は戦争と共存について。容易に今の世界の状況が思い浮かぶし、考えさせられる。
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ヴァイキングの戦い、復讐の日々みたいな語り起こしから、非戦運動やら開拓の物語に進展していくとは、読み出した頃には想像もつかんかった。そのあたりを、十分に納得のいく展開で見事に紡いでいる力量に改めて脱帽。今回も、この国が武力装備に本腰を挙げる中、見事に抜け落ちている(ことにされてい...
ヴァイキングの戦い、復讐の日々みたいな語り起こしから、非戦運動やら開拓の物語に進展していくとは、読み出した頃には想像もつかんかった。そのあたりを、十分に納得のいく展開で見事に紡いでいる力量に改めて脱帽。今回も、この国が武力装備に本腰を挙げる中、見事に抜け落ちている(ことにされている)話し合いの部分に、的確な一石を投じる内容になっている。武力一辺倒の考え方しかできない面々には、是非ともトルフィンの思考軌跡を体験して欲しい。切実に。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
トルフィンの考え方はトルフィンと同じ強さと人生経験を持った人なら納得できるだろうけど、そんな人はトルフィンしかいないので反対派の気持ちが分かってしまうのが辛いところ。 トルフィンは好きなのですが、彼の考え方が絶対という描き方をされていたら苦手な雰囲気の作品になっていたと思うので反対派も一理あるように描いてくれるのはありがたい。 イーヴァルが先住民の腕を切り落とした件、確かにヒルドのいう通り「余計な事」なのですが、そう考えられるのはトルフィンが10倍強いということを知っている人だけ。トルフィンが強さを開示しなかった(武力の誇示による抑止力を否定した)ことは失敗ではと暗に示してしまっているのはなんとも。 ヴィンランド開拓はもう史実通り失敗が目に見えてきてしまいましたが、物語としてはどこを落としどころにするのか注視したい。
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