旅するわたしたち On the Move の商品レビュー
旅行の交通手段のあれこれの絵本かと思ったら、人類の、生きものの、旅の話だとは。壮大だ…人間も旅をする。ヌーも蝶も鳥もクジラも旅をしている…色遣いや構成がおしゃれだなあ。途中の迷路が細かくてたいへん。次女は少しやってみたらしい。しかしジェームズ・キャメロン監督がそんなに潜っていたと...
旅行の交通手段のあれこれの絵本かと思ったら、人類の、生きものの、旅の話だとは。壮大だ…人間も旅をする。ヌーも蝶も鳥もクジラも旅をしている…色遣いや構成がおしゃれだなあ。途中の迷路が細かくてたいへん。次女は少しやってみたらしい。しかしジェームズ・キャメロン監督がそんなに潜っていたとは…
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図書館本。読売こども新聞イチオシ100冊から。人類が誕生して生活の場を広げていった旅に始まり、山や海底への旅、大航海時代の旅、移民難民が国境をまたぐことも旅、など、見開き1ページで魅せる本。だけど、長女には難しかったそうです。
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6歳1ヶ月の息子に読み聞かせ まだこどもには難しかったーなーー 迷路になってるところだけ くいついた息子
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大きい文字の部分だけだと分かったようで分からないようで、分かった気がする。 細かいところを読んでいくと色々興味深い面白いことが書いてある。 アウストラロピテクスとホモサピエンスの間にも名前の付いた人類がいたりね。 新たな発見があって面白い。
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どんな旅もはじめの一歩から ・四百万年前…アウストラロピテクス、二本足で立ち上がり、歩き出す ・古代エジプト…もっとも古いサンダル ・旅の理由…気候変動、自然災害、食料難 ・ノマド…定住しない人びと ・生き物…陸・水・空、走る、跳ねる、泳ぐ、飛ぶ、滑空する ・乗り物…車輪は六千年前に発明 ・地平線の彼方へ…貿易の道、進軍の道、冒険の道 ・知らない場所へ、自分だけの道を求めて …ヘロドトス、三蔵法師、ソフィア・ヤブロンスカ、ロビン・デヴィッドソン、クリストファー・コロンブス、ロアール、アムンセン、ジャンヌ・バレ、ニール・アームストロング、バズ・オルドリン ・航海 …フェニキア人、カルタゴ人、ギリシャ人 …ヴァイキング …大航海時代 ・生まれた土地を離れる …移民、難民、国内避難民 ・世界のてっぺん、海の一番底 …チョモランマ、マリアナ海溝 ・空へ、地球の果てへ …ライト兄弟、超音速飛行 ・未知の宇宙へ …宇宙の地球の住所 うお座・くじら痤超銀河団Complex・ラニアケア超銀河団・おとめ座超銀河団・局部銀河群・天の川銀河・オリオン腕・太陽系・地球 …ボイジャー1号 …タイムトラベル ・時間の中で自分を見失わない …時差ぼけ、可動性 ・立ち止まる …旅行記、トラベログ、ホテル ・私は旅をする。近くても、遠くても、世界の不思議を知ることができる …トーマス・クック、観光旅行(古代エジプトからあった。世界七不思議巡りが人気) ・心が導く場所 …巡礼、エルサレム、メッカ、ブッダガヤー、ヴァーラーナシー ・国境…隔てるためでなく、出会うための線かも ・迷ったときは、道をたずね、道しるべに頼ろう ・指で地図をたどりながら、旅をする …地図、ナビゲーション ・私は自由気ままに旅をする…旅程 ・風や水は、なんて自由に旅をするんだろう …運び屋、風力と水力 ・地図もコンパスもないのに …わたり、アデリーペンギン、トナカイ、セイウチ、ホッキョクグマ ・何百万頭も集まって …季節の大移動、ヌー、シマウマ、オオカバマダラチョウ ・泳いで帰る …サケ、イワシ、クジラ、ウナギ、マグロ、ニシン ・大陸を渡る …ヨーロッパアマツバメ、キョクアジサシ、インドガン、オオソリハシシギ ・わたしたちの道 …交差する …自分だけの物語 …帰り、また旅立つ ○美しく力強い詩のような科学絵本 ○「人の行くところに道はできる」 ○画もスピード感があり、気持ちがよい
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進化による移動の歴史や、乗り物による手段の変化、探検、戦争、避難、巡礼…様々な目的によって、海底から山のてっぺん、空から宇宙まで歩んできた人間。風や水は自由に境界を超え、動物たちは地図もコンパスもなしに移動する。動くことにより、あたらしい世界をひらいてきたわたしたちの物語。動かず...
進化による移動の歴史や、乗り物による手段の変化、探検、戦争、避難、巡礼…様々な目的によって、海底から山のてっぺん、空から宇宙まで歩んできた人間。風や水は自由に境界を超え、動物たちは地図もコンパスもなしに移動する。動くことにより、あたらしい世界をひらいてきたわたしたちの物語。動かずには、未開の地を知らずには、旅をせずにはいられないんだな、人間は。
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「ウクライナの作家による、万物の移動を描いた絵本」 ウクライナ、ってことで注目されてるってワケじゃないとは思うけど、とは言え、『戦争が町にやってくる』で日本では知られた作家さんというのは間違いない。前著とは違って、「戦争」云々は語られず(征服のための行軍という「旅」は出てくるが)、前向き?な内容。 体裁も前著同様グラフィカルで、ヒストグラムが動き回るイメージで軽い。 「人は、いろんな目的で旅に出る。貿易、征服、あるいは知らない土地を探検するために。」 という始まりで、人類の歴史的な歩みを、眺めて行く。子どもには夢を持たせる内容かと。 1930年代にパリから世界旅行に出発したソフィア・ヤブロンスカが取り上げられるのはウクライナの旅行家だからか。 「船で世界一周した、最初の女の人」としてジャンヌ・バレ。“女の人”として敢えて紹介? 今風だな。 横開きの本を縦にして、最高峰チョモランマと、深海のマリアナ海溝を見開きに収めたページは、工夫があって面白い! そうしたグレートジャーニーな話だけではなく「生まれた土地をはなれ、船で旅する人もいる」と、移民、難民、国内避難民が描かれているのも現代風の味付けか。ただ、国境は、国を隔てる線ではなく、出会いの場と、希望を持たせることも忘れない。総じて、前向き。陸から海、空、宇宙へと、人類の果てなき冒険の旅を描き出していく。 でも、「なにもかも急速に進むときは、自分をみうしなわないことが、たいせつ。」「スピードをおとし、あたりをみまわし、立ちどまって、ひと息をつく。」と、便利になって高速化の進む現代社会への警鐘も忘れない。 このあたりで、まだページは半分くらい。後半なにがあるのかと思ったら、人間だけの営みでなく、動物たちの移動の話も出てきてビックリ!正直、一瞬、それは蛇足じゃないの?と思ったりもした。けど、パラパラとページを繰ってみていくと、悪くない。 この地球は、我々人類だけのものではないということが良く判る。人類の長き行程、何千キロに亘る旅路を僅か1年で飛翔してしまう渡り鳥がいたり、3世代で北から南への往復の渡りを完遂する不思議な蝶の話まで、自然の持つパワーに圧倒される。 「旅」はいい!!
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動く、移動するということに注目した絵本。移動のための道具、移動の目的、移動する場所、時代、動物や昆虫。その発想が素晴らしい。
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