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どうしようもなくさみしい夜に の商品レビュー

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14件のお客様レビュー

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2024/09/14

小説としておもしろかった、けど、Twitter読んでるみたいな、かわいそうな人の話聞きたいだけ向けみたいな、面白かったで終わりでいいのか分からん

Posted byブクログ

2024/03/13

私の涙腺との相性がいい。どの短編も目頭熱くなったし泣いちゃった。 千加野さんの言葉がいいのかもしれない。どうしようもないどちらも悪くないこの感じが当事者にとっては1番辛くて私はとても悲しかった。

Posted byブクログ

2023/10/05

1話目は、子供の為に風俗で働く母親を子供目線で見たお話で、生活の為に何より子供の為に他に選択の余地がなかった母親についてだったから、読んでて母親に対しても、子供に対しても切なかった。選択の余地がないと途端に極貧になるしかない国の制度にもモヤモヤしていたけど、話が進むと風俗を職業と...

1話目は、子供の為に風俗で働く母親を子供目線で見たお話で、生活の為に何より子供の為に他に選択の余地がなかった母親についてだったから、読んでて母親に対しても、子供に対しても切なかった。選択の余地がないと途端に極貧になるしかない国の制度にもモヤモヤしていたけど、話が進むと風俗を職業としてやりがいを持ってとか言われると、ちょっとなぁ。職業で差別とかダメだとは分かりつつ、理解とまではいかず。一つ一つ深いい話なんだろうけど、どうしても、そこが引っかかってしまう。3話目とかすごくいい家族になれそうだったのに、そこ、こだわる?って言う思いが強くて、イラっとしつつどうにかならないのかなって気持ちもあって、自分の中でも複雑に感情がもつれる。 これほど他の人の感想が気になる本ってなかなかないな。

Posted byブクログ

2023/10/04

連作短編集。 どの話も心にくるものがある。 「理解から納得までの道のりって、めちゃ遠いよね」(p182) 風俗という仕事があり、それを生業にしている人がいる。 それは理解していても、自分の身近な人、例えば家族がそうだったら?納得して受け入れられるか? それに向き合った、夏希...

連作短編集。 どの話も心にくるものがある。 「理解から納得までの道のりって、めちゃ遠いよね」(p182) 風俗という仕事があり、それを生業にしている人がいる。 それは理解していても、自分の身近な人、例えば家族がそうだったら?納得して受け入れられるか? それに向き合った、夏希の気持ち。夏希が関わってきた人たちの気持ち。 最後はなんとなく前向きに、でもリアルな淋しさと少しの暗さも感じる。

Posted byブクログ

2023/08/22

とても好みの本。 風俗で働くことへの偏見や蔑みは、私の中にもある。その部分をチクチクと刺されて痛いのに、とても優しくて切ない気持ちになる。 短編集だけど、登場人物が緩くリンクしている構成も良い。 「折り鶴を開くとき」が一番好き。リコさんと夏希の痛みがダイレクトに心に響いた。

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2023/08/17

母親が風俗嬢だったり、大学時代に風俗始めて辞めれなかったり、誰かに必要とされたいのベクトルが風俗に向いてしまった女の子など色んな立場の短編集。 サクサク読めた。最近の風俗嬢はホス狂いが多いイメージだったので、この主人公たちは彼女たちとは違うタイプ ひかりて話の主人公がひどかった...

母親が風俗嬢だったり、大学時代に風俗始めて辞めれなかったり、誰かに必要とされたいのベクトルが風俗に向いてしまった女の子など色んな立場の短編集。 サクサク読めた。最近の風俗嬢はホス狂いが多いイメージだったので、この主人公たちは彼女たちとは違うタイプ ひかりて話の主人公がひどかった。圧倒的に教養も知識もどうやってそれを身につけるか手段もわからないまま風俗に従事して、本人が素直なのが余計救いようのない感じがした。 他人が意見するのもおかしいけど、やっぱり目の前にこの主人公が現れたら、子供が可哀想て思ってしまうだろうな

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2023/08/08

2023/06/09予約 4 性風俗で働く人、その家族や関係のある人の短編集。 とてもレビューがよく、期待して読んだが残念ながら、合わなかった。

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2023/07/21

R18文学賞友近賞受賞作。 作家さんの知り合いに勧められて、読んでみた作品。 風俗に関わる人々を描いた連作短編集。 普段、この手の作品を読まないので、最初は探り探り。 1作目の主人公が2作目以降、風俗で働く女性たちに寄り添う姿に段々心が解れていく感じがした。 風俗で働く女性の気持...

R18文学賞友近賞受賞作。 作家さんの知り合いに勧められて、読んでみた作品。 風俗に関わる人々を描いた連作短編集。 普段、この手の作品を読まないので、最初は探り探り。 1作目の主人公が2作目以降、風俗で働く女性たちに寄り添う姿に段々心が解れていく感じがした。 風俗で働く女性の気持ちも、その風俗で何かの欲求を満たしている人たちの気持ちも、どこか現実的で、実際に人生で接点のない自分には読んでいて、心がギューッと苦しくなることも。 鶴の折り紙の件が救いになっていたのには、最後まで読んでて良かったと、希望をもらった気がする。

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2023/07/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

R-18文学賞はほんっっとうに期待高まる〜〜!次回作期待…………。 さり気ない伏線回収も好きなんだけど、先生のどの言葉も本心だった、と夏希が気づいたのがよかったし身に染みた。

Posted byブクログ

2023/07/03

女による女のためのR18文学賞友近賞受賞作。 風俗に関わる人々を描いた連作小説集。 彼女ら彼らを見つめる作者の視線があたたかでほっとする。 同時に、自分の中にある彼女ら彼らへの根強い偏見に気づかされた。 搾取され、弱く、救い出してあげなければいけない存在という偏見。 それもある...

女による女のためのR18文学賞友近賞受賞作。 風俗に関わる人々を描いた連作小説集。 彼女ら彼らを見つめる作者の視線があたたかでほっとする。 同時に、自分の中にある彼女ら彼らへの根強い偏見に気づかされた。 搾取され、弱く、救い出してあげなければいけない存在という偏見。 それもあるのかもしれないのだけれど、それだけではない。 小説の中で、生身の人間として息づいている彼女ら彼らを愛しく思う。 遠い世界、遠い人間だと思っていたけど、違うのかもしれない。

Posted byブクログ