BT'63 新装版(下) の商品レビュー
辛く悲しい父の過去を巡る話。闇の住人が恐ろしく明るい要素があまりないけど、ナレーションも良く聴き応えがあった。琢磨側の現在の話は淡白なのが少し残念。
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後編。 息子、琢磨は父の冒険を共に経験する。 会社の業績低下。 DVから逃げてきた薄幸の親子との出会い。 そして社員が密かに関わっていた、ヤクザとの関わり。 BT'63という個性の強いトラックは、その全てに関わる。 降って湧いたような殺人事件から続け様に起こる不幸。 ...
後編。 息子、琢磨は父の冒険を共に経験する。 会社の業績低下。 DVから逃げてきた薄幸の親子との出会い。 そして社員が密かに関わっていた、ヤクザとの関わり。 BT'63という個性の強いトラックは、その全てに関わる。 降って湧いたような殺人事件から続け様に起こる不幸。 物語は、主人公の再出発と、親子愛に包まれ感涙。
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BT´63は主人公と過去の父親を繋げることができた。 父親は主人公に過去を語らずに生涯を終えた。 過去の父親の姿を鑑賞することで、断片的に出来事を読み取ることができた主人公は、父親を詳しく知ろうと手がかかりを探して行動していく。 仕事が生きがいであった父親の会社は倒産することになる。主人公は過去を知った上で、結末を変えることができないのは残酷だと感じる。 過去と未来が交わることはない。 私はこの本を読み、村上春樹の海辺のカフカを思い出した。 BT´63と主人公が出会った時、何かが大きく変化するのではと読者に匂わて、実際はストーリーに影響しない。期待を裏切られた感じがある。 話が膨らみそうな部分で収束する。 とりあえず期待を返してほしい。 非道徳的なキャラに対しての鉄槌が全て殺害であるのもスッキリしない点であった。
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こんな作品も書かれるんだ…、と言うのが率直な感想。 昭和30年代~40年代の日本がどんな風な時代だったのかわからないし、想像する戦後の日本の無秩序な時代はこんなに物騒な感じだったのか…!?という驚きもあり…。 ラストはちょっと肩透かしというか、物足りなかった感あります。
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