渦の中へ の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
初出2021〜22「文蔵」シリーズ第6作 おいちの祝言の最中に、町内の油屋「浦之屋」で集団食中毒が発生し、おいち一家が駆けつけて治療に当たったが、毒物混入による事件とわかり、乳母が遺書を遺して自死した。 「浦之屋」の事件はこれで終わらず、当主が蔵の中で崩れた荷に当たって危篤状態となったが、偶然通りかかったおいちが止血し、松庵を呼んで手当てして、会話はできないものの命をとりとめた。この事件の犯人として捕らえられたのが、おいちの長屋の元住人巳助で、おいちは彼が長屋を出て行く時に黒い渦に巻き込まれるのを見ていたので、犯人ではないと信じ、仙五郎親分に協力して真犯人を捜す。 当主の妻が怪しそうな書きぶりなのだが、女医を育てる新しい医塾の立ち上げの過程で、妻はおいちとの交流によって流されない女の生き方を選び取っていく。仙五郎親分の捜査で真犯人の手代が捕まり、めでたしめでたしで終わるのだが、この時代奉公人の不始末は主人にも責めが及ふので、主殺し未遂・犯人偽装の殺人・店の金の横領の重罪では、被害者とはいえ主人も闕所、所払い(財産没収、追放)になるのでは? おいちの懐妊も分かって、次作では母親になっていることでしょう。
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6作目。今回も見事な展開でした。いつものメンバーに加えて美代も活躍。うた伯母さんの口も相変わらず達者で、読みながら笑ってしまうわ。おいち、新吉、することしてるんや・・・
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シリーズ6作目。今回は新吉との新婚生活の仲良しぶりから始まりやっとこういう幸せなおいちを見られたと嬉しい反面、なかなか謎が出てこなくて話に入り込めなかった部分もある。食中りなど不穏な出来事が起きてからは医術や塾の話なども頻繁で少し話が飛びがちかなぁと感じだけど、おいちの身に起きた...
シリーズ6作目。今回は新吉との新婚生活の仲良しぶりから始まりやっとこういう幸せなおいちを見られたと嬉しい反面、なかなか謎が出てこなくて話に入り込めなかった部分もある。食中りなど不穏な出来事が起きてからは医術や塾の話なども頻繁で少し話が飛びがちかなぁと感じだけど、おいちの身に起きたこと含めきちんと前に進めてよかった。おいちが選んだ道はこの時代の女人にとって大変だし辛いこともたくさんあると思うけどみんなに支えられながら真っ直ぐに歩いて夢を叶えていってほしい。次はどんなおいちを見られるか今から楽しみ。
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現在、NHKで、ドラマ化されている「おいち不思議がたり」 ドラマで葵わかなさんが、おいちを演じているが、その映像を観てしまった後は、本を読んでもドラマのイメージが優先になった。 原作を読んだあとに、映像化された作品を見ると、悲しくなることもあるが、このドラマでは原作を忠実に再現し...
現在、NHKで、ドラマ化されている「おいち不思議がたり」 ドラマで葵わかなさんが、おいちを演じているが、その映像を観てしまった後は、本を読んでもドラマのイメージが優先になった。 原作を読んだあとに、映像化された作品を見ると、悲しくなることもあるが、このドラマでは原作を忠実に再現しようと工夫されているので、好感が持てた。
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松庵先生とおうたさん の江戸っ子漫才に続き、 袖待ちするはおいちと 新吉さんの微笑ましい 夫婦漫才♪ 江戸の市井の人たちの 人情に触れてほっこり 和みます。 そうそう、なんとなく 胸騒ぎがするとか、 よくわからないけれど 落ち着かないとか、 そういう感覚がズバリ 的を射...
松庵先生とおうたさん の江戸っ子漫才に続き、 袖待ちするはおいちと 新吉さんの微笑ましい 夫婦漫才♪ 江戸の市井の人たちの 人情に触れてほっこり 和みます。 そうそう、なんとなく 胸騒ぎがするとか、 よくわからないけれど 落ち着かないとか、 そういう感覚がズバリ 的を射てることあるん ですよね。 まあもっとも私の場合、 尋常ならぬ胸さわぎに 衝き動かされて買った 宝くじは当たらず、 そわそわ落ち着かない のは生まれつき。 そういう感覚とは御縁 がなさそうです(笑
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内容(ブックデータベースより) 医塾に通い、医者を目指しつつ、女としての幸せもつかみ取ろうとするおいち。 そんなおいちの祝言の日に事件が……。 「浦之屋」という商家で、毒物混入事件が起きたのだ。おいちは、祝言の席から「浦之屋」に駆けつけ、父・松庵らとともに、苦しんでいる人達の...
内容(ブックデータベースより) 医塾に通い、医者を目指しつつ、女としての幸せもつかみ取ろうとするおいち。 そんなおいちの祝言の日に事件が……。 「浦之屋」という商家で、毒物混入事件が起きたのだ。おいちは、祝言の席から「浦之屋」に駆けつけ、父・松庵らとともに、苦しんでいる人達の手当てに奔走する。 そして、「浦之屋」の若旦那の乳母が服毒死し、菖蒲長屋の元住人の巳助が犯人として名乗り出る。 この世に思いを残して死んだ人の声を聞けるおいちは、巳助が闇に呑み込まれていく姿を見てしまい、事件の裏に何かある、と思い、真相を突き止めるべく動き始める。 やがておいちの身体に異変が……。父の手伝いと勉強、そして家庭をもったおいちは、大切なものや人を守っていけるのか。 シリーズ累計35万部突破! 人気の青春「時代」ミステリー第六弾。 令和6年7月17日~20日
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おいち不思議がたり シリーズ6 新吉との祝言の日に、ある商家で、毒物混入事件が起こる。 おいちの懐妊。 女医者としての道、新吉の妻そして母としての道。 これからがおいちの正念場。
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シリーズ最新作。前作の最後で錺職人の新吉と所帯を持つことになったおいち。引き続き石渡塾の開塾準備に追われつつ父松庵のもとで医者になるための修業を続ける。 おいちの祝言の最中,大店の油屋浦之屋で食あたりがあり店の人間の大半が苦しんでいるという知らせがあり松庵から石渡明乃から兄の十斗...
シリーズ最新作。前作の最後で錺職人の新吉と所帯を持つことになったおいち。引き続き石渡塾の開塾準備に追われつつ父松庵のもとで医者になるための修業を続ける。 おいちの祝言の最中,大店の油屋浦之屋で食あたりがあり店の人間の大半が苦しんでいるという知らせがあり松庵から石渡明乃から兄の十斗からおいちに至るまで医療従事者が根こそぎ駆けつける騒ぎに。幸い重篤な症状に陥る人はおらずひとまず解決したかに見えたが,その後主人の幼い一人息子の乳母が自分が味噌汁に毒を入れたとして死んで責任を取るという遺書を残して毒を飲んで自殺する。更にその後,浦之屋の主人が店の庭にある蔵で上から落ちてきたものに頭を打つ事故が起きる。たまたま近くに来ていたおいちの応急処置のお陰で命は取り留めるが,なかなか回復せず周りを心配させる状況に。その事故の際に蔵のそばで目撃されたのが,おいちの住む菖蒲長屋の元住人の已助で,本人の自供もあって,浦之屋の毒入り味噌汁事件も含めての真犯人とされてしまう。しかしおいちは已助の人となりを知っているだけに犯人とは信じられない。已助の仕置は死罪と決まり,執行の日が迫る中,真相を明らかにすべくおいちや仙五朗親分が奮闘する。
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シリーズ第6弾。 今まで通りの松庵との日々に加え、新吉との新婚生活や、石渡塾などてんこ盛り。 真っ当すぎるおいちが重く感じるが、伯母のおうたの小言が良いアクセントになっている。 ただ、おうたと松庵とのやり取りも一つの決まり事なのかもしれないが、少しくど過ぎる。 次回はおいちも...
シリーズ第6弾。 今まで通りの松庵との日々に加え、新吉との新婚生活や、石渡塾などてんこ盛り。 真っ当すぎるおいちが重く感じるが、伯母のおうたの小言が良いアクセントになっている。 ただ、おうたと松庵とのやり取りも一つの決まり事なのかもしれないが、少しくど過ぎる。 次回はおいちも身二つとなり、新たな展開になるのだろうか。
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