涙の音、聞こえたんですが の商品レビュー
涙を流すなら、あたたかいところで。 素敵な言葉。悲しい涙もあれば、うれしい涙もある。決して泣くのは悪いことではないよなぁ。 美音と健先輩の会話がテンポ良くて、サラッと読めた。そして美音のお兄ちゃんもかっこいいな〜。 大人になってから(子どものころからか…?)、泣くことなんて滅多に...
涙を流すなら、あたたかいところで。 素敵な言葉。悲しい涙もあれば、うれしい涙もある。決して泣くのは悪いことではないよなぁ。 美音と健先輩の会話がテンポ良くて、サラッと読めた。そして美音のお兄ちゃんもかっこいいな〜。 大人になってから(子どものころからか…?)、泣くことなんて滅多にないけど、泣きたいときは泣いてもいいかも、と思えました。
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主人公は、人の涙の音が聞こえる。(家族もそうなので血筋のよう) という特殊な設定はあるものの、全体はとても素敵な、リズムも良いストーリー。 こんなおじさんが読んでも言いよね。
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中学1年の孤独な少女、美音が主人公。 母からの遺伝で、美音と兄は人が泣く時の涙の音が聞こえる。 聞こえる範囲は限られているが、壁などの障がい物を越えて聞こえてくるという。 特殊能力ものは、ヤングアダルト向けの小説にはありがちだが、特殊能力というより特異体質のような設定で、もし...
中学1年の孤独な少女、美音が主人公。 母からの遺伝で、美音と兄は人が泣く時の涙の音が聞こえる。 聞こえる範囲は限られているが、壁などの障がい物を越えて聞こえてくるという。 特殊能力ものは、ヤングアダルト向けの小説にはありがちだが、特殊能力というより特異体質のような設定で、もしかしてそういう人もいるかもしれない、と感じさせてしまうところが絶妙だ。 涙の音が聞こえるせいで、美音は人との距離の取り方に悩み、孤独だ。 しかし、いつも明るい人気者の生徒会長、健先輩の涙の音が聞こえた時から、少しずつ変わり始める...。 中学時代は、友達付き合いも変化する時で、少なからず悩みを抱えるものだろう。 そんな10代の初めに寄り添うような小説だった。 2023.6
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