SaaS時代のDX の商品レビュー
第一部は昨今のDX活動における苦労や課題を含めて、事例ベースで理解を深めることができる。第二部はWorkatoの広報と感じてしまう場面がある。
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※このレビューにはネタバレを含みます
誰の本かわかりにくいが、ファミリーマートの初代PMO足立光氏、FinTech分野で官民連携を担うパラレルワーカー大久保光伸氏、worKato株式会社の創業メンバー鈴木浩之氏、メルカリ執行役員やコープさっぽろCIOとして活躍された長谷川秀樹氏の共著と思われる。其々がご自身の経験を執筆。 感想。 一冊で複数名の方の見解や経験に触れられる点が有益でした。 備忘録 ・間接業務を中心に優れたSaaSを有効活用すれば、自動化が進み、本業に集中することができる。優秀な人が、同時並列に業務を処理できるようになり、圧倒的にパフォーマンスを発揮できるようになる。 ・長谷川氏のイメージ。SlackのようなビジネスコミュニケーションツールをAIアシスタントのように活用していくだけで、自動的に社内の基幹システムとデータ連携し、業務がどんどん進んでいくイメージ。現在は自分の方から社内の色々なシステムにアクセスしてるが。 ・DXを進める条件(by長谷川氏)。①経営トップの明確な意思、②DXの答え・ゴールを理解している人の招聘、③その答えを組織内に伝播していく人の招聘。 ・DXにおける社内課題は、それなりの規模の会社なら社内で整理済みで、かつどの会社も大体内容が同じ。ただ実行が進まない。業務改革とテクノロジーがわかり、覚悟を持って推進する現場リーダーの不在が原因か。 ・また現業で手一杯のところに業務改革とデジタル化を進めようとしても嫌がられるし、しんどい。人事上の評価を設定するのが有効。 ・デジタルは使えば使うほど、コスパ・利便性・選択肢・スピードが改善していく。デジタルが産む格差やギャップは「知っているかどうか」に尽きる。 ・Ridgelinez。富士通グループ内のITコンサル会社で、ベンダーニュートラルで企業のDX推進をサポートするDXコンサルティング。 ・日本では外部のSIerに非常に大きく依存している。ITの大部分がアウトソーシング=SIerへのアウトソーシングという状況にすら感じる。比率的には、内部対外部が、欧米は50:50、日本は25:75くらいではないか(by鈴木氏)。 ・Workato。
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後半はWorkatoの宣伝みたいになっているが、前半に登場する方々の仕事の仕方には感心する。ファミマの足立さんだったり、デジタル庁の大久保さんだったり、毎日24時間働くことが楽しそうにみえる。自分の会社でもWorkatoみたいなツールを入れてくれればいいのだが・・・
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