うしろむき夕食店 の商品レビュー
住宅街にひっそりと佇む"うしろむき夕食店"。 特別な料理ではなく、ほっとするような家庭料理を提供するお店。ここを訪れる者たちで構成される短編集。 とにかく提供される料理の細かな描写が、私のお腹を空かせる。優しい料理とそれに合うお酒。 一つずつの物語の主人公も、...
住宅街にひっそりと佇む"うしろむき夕食店"。 特別な料理ではなく、ほっとするような家庭料理を提供するお店。ここを訪れる者たちで構成される短編集。 とにかく提供される料理の細かな描写が、私のお腹を空かせる。優しい料理とそれに合うお酒。 一つずつの物語の主人公も、細かに描写されている。だけどちょっと、お店のお婆さんと孫の過去については大雑把な設定だったように思えて、その分評価減。 ただ、料理に例えた、その人へのアドバイスは斬新でおもしろかった。
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最後がハッピーエンドで終わり、ほっこりしました。それぞれのストーリーが繋がって、うまくまとまった印象です。お料理も美味しそうで、お腹が空きます。こんなところに疲れたときに行って、癒やされたいなと思いました。
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- ネタバレ
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「おかえりなさい」と出迎えてくれるあたたかいお店。 マカンマラン と良くている流れやったけど、こういったお話は好きらしい。 出てくる料理は美味しそうで、一言と料理名が書いてある料理おみくじが魅力的! 一~五の皿とおまけの小皿の六つのストーリーで構成されていて、パンとたまねぎのことわざの話も素敵やけど、(二)商いよろしのマカロニグラタンは胸の奥でじんわりと温かくなる話で好きだった!マカロニの空洞いいよね〜〜食べたくなった 志満さんの言葉…私もそう思ってるところあるから、ちゃんと言葉にされていると惹かれます!! 「そのときどきでうまくいかないことがあっても、それは失敗じゃなく、めぐりあわせですよ。仮にうまくいかないのならその場所はうまくいくための経由地なの。時間を経てば、それも必要な経験だったと思えます。アタシはね、ひとの未来はすべてしあわせにつながっていると信じてますよ。」 「ひとの世は、選択と決断の連続だから。めぐりあうものや選び取るものが連なって人生っていう長い長い時間になるものだから。それは、そのひとにしかつくれないただひとつの、宝物なのよ。」
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