ファミリーマップ の商品レビュー
多様性がテーマかな。 世間一般からみるとちょっと違った家庭環境の陸。 陸を育ててくれたのはLGBTのよっちゃん。しかしパパが再婚することになる。しかも兄弟が生まれるらしい。 陸は何となくスッキリしない。よっちゃんとの暮らしのほうがいいのだ。 しかしその新しい家族にも問題が隠されて...
多様性がテーマかな。 世間一般からみるとちょっと違った家庭環境の陸。 陸を育ててくれたのはLGBTのよっちゃん。しかしパパが再婚することになる。しかも兄弟が生まれるらしい。 陸は何となくスッキリしない。よっちゃんとの暮らしのほうがいいのだ。 しかしその新しい家族にも問題が隠されていた。 いわゆる一般的な枠からははみ出た家庭環境、LGBT、いじめ等々、様々な問題を背景に成長していく陸。 普通ってなんだろう、と考えるきっかけになる話。
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色々と考えさせられる1冊でした。一気に多種多様性と呼ばれる時代ならではの人間関係、家族のありかたなどがぐっと仕込まれているボリュームたっぷりな1冊です。
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ママが亡くなってからパパと二人でがんばってきた中学生の陸に突然新しいママができる。親の再婚、LGBT、いじめ…。様々な社会問題が盛り込まれているが子どもの視点で捉えているので感情移入しやすい。児童書ですぐに読めるけれど色々と考えさせられた。
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ファミリーツリーは別でも、一枚のファミリーマップの上にある、ってなんだか良いな。男とか女とかじゃない、人間愛。人と人って根本はそうなのかもな。 よっちゃんのキャラが素敵だった。
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「よっちゃん」は、戸籍上も見た目も男だけど気持ちは女で、女の人を好きになれない人でパパの友達だ。 ぼくが3歳のとき母親が亡くなり、忙しい父にかわってずっと面倒をみてくれた。 よっちゃんに教えてもらって、今では家事も自分の身の回りのことも、ほぼできるようになっている。 知らず知らず...
「よっちゃん」は、戸籍上も見た目も男だけど気持ちは女で、女の人を好きになれない人でパパの友達だ。 ぼくが3歳のとき母親が亡くなり、忙しい父にかわってずっと面倒をみてくれた。 よっちゃんに教えてもらって、今では家事も自分の身の回りのことも、ほぼできるようになっている。 知らず知らずに、よっちゃんに教えてもらっていた。 よっちゃんの来る回数もぼくが中学になってからは、週一回になった。 パパが突然、結婚するという。 ママになる人は大きなお腹でやってきたけど…。 一見、複雑に見える家族かもしれない。 新しいママとの関係もよっちゃんがいなければ、どうなっていたのかなと思う。 それほどによっちゃんは凄い人でこの家族には必要だったということ。 家事ができる人って上手く生きていける人だとも感じた。 今や男だからとか、女だからとか関係ないのかもしれない。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
陸は小さな頃にママをなくし、今はパパと二人暮らしだ。 そしてパパの友だちのよっちゃんが、家事を手伝ってくれて、ぼくが大きくなるのを見守ってくれた。間隔は遠くなっていったけど。 ある日、パパが女性にあわせてくれた。結婚するらしい。そして、赤ちゃんがいるらしい。 突然言われても。 そして、よっちゃんはパパのことが好きなんだけどな。 ○ファミリーツリー、家系図、ファミリーマップ ○新ママには余裕がない。陸が良い子すぎるな。よっちゃんのおかげだな ○ふつうじゃない中学生。メダリストはふつうじゃない。かっこいい三段論法
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よっちゃんええ人やー!!!よっちゃんの教えは陸に受け継がれている。血が繋がらなくても陸のファミリーマップにはよっちゃんの名前がちゃんとある。不思議な家系図だったけど、よっちゃんみたいな大人が傍にいるなんて陸は幸せものだなあ〜。多様性に時代にいい児童書でした。
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