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青草と光線 の商品レビュー

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2024/12/06

ここ5年ほどの間でつづられた詩を読みたいと思って手に取ってみた。 外界のものを眺める際の身体感覚の表現が、客観的かつ内面性豊かに成されていて、読んでいて不思議な感覚だった。外界のものから等しく影響を受けさせられる自分を、白々しく眺めることって、こんなにも出来るものなのかと。 この...

ここ5年ほどの間でつづられた詩を読みたいと思って手に取ってみた。 外界のものを眺める際の身体感覚の表現が、客観的かつ内面性豊かに成されていて、読んでいて不思議な感覚だった。外界のものから等しく影響を受けさせられる自分を、白々しく眺めることって、こんなにも出来るものなのかと。 この詩集では鬼が、世間では常識的な道とされるものから外れたもの、とされているように私は感じた。私も、自分の中に鬼がいても良いんじゃないかって思う。 ちなみに好きだったのは「太宰府」「冬祭の森」「わたしの犬に」。

Posted byブクログ