地図でスッと頭に入るイギリス の商品レビュー
地図で、おおよその場所を把握しながら、各エリアの特徴がざっくりと把握できる点では良い本。 図や写真も豊富で、目を通しやすい。 全体の半分近くは、ロンドンを各エリアに分けて。 残りは、UKの各地方ごと。
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地図でスッと頭にはいるシリーズを全部目を通してみようと思い読み始めた。アフリカはそれほど面白くなかったので、それほど期待せずに読み始めたが意外に面白い。一国しか取り扱っていないことと、監修の人の腕によるのだろうか。イギリスに旅行に行きたくなった。
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本屋で見て思わず購入。なぜか惹かれるイギリス。最近はその帝国主義的歴史も頭に入ってきているが、地理的景観、言語、民家、やっぱり惹かれる。 「フランス」版と構成は同じ。エリザベス女王、ウィンザー朝の今後、スポーツ、ファンタジー、名門校、ご当地名物など全体を覆うトピック、次にロンド...
本屋で見て思わず購入。なぜか惹かれるイギリス。最近はその帝国主義的歴史も頭に入ってきているが、地理的景観、言語、民家、やっぱり惹かれる。 「フランス」版と構成は同じ。エリザベス女王、ウィンザー朝の今後、スポーツ、ファンタジー、名門校、ご当地名物など全体を覆うトピック、次にロンドン、イングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランドを説明。ここ数年何冊もイギリス関連書物をみているのでそうだそうだと確認。 監修がハリー杉山氏で、ハリーのポイントとしてコラムが5か所あり身近に感じる。ウィンチェスター・カレッジに13才から18才までいたということで、その時の写真も。 近現代に焦点をあてたとあったが、バーミンガムは世界各地の旧植民地出身者が集まり今やエスニック料理が存分に楽しめる街とか、ニューカッスル南部のティーズサイドはかつて鉄鋼業の街だったがサッチャーの民営化政策で所有権者が外国企業を転々とし2015についに経営破綻とある。街の写真もあった。最近イギリスミステリードラマなどをよく見るので、こんな状況がでてきたのがあったなあと思った。 名物料理が10紹介されているのだが身近なのはクロテッド・クリームだけだなあ。作り方は脂肪分の高い牛乳を加熱し一晩寝かせ、固まった乳脂肪分を集めて作る、と出ている。「イラク水滸伝」で水牛の乳で作る固まったもの、が紹介されていて、クロテッド・クリームと同じようなものではないかと思ったのだが、作り方はほぼ同じだ。 2023.4.1第1版第1刷 購入
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ある2冊を読むための予習本。言わずと知れた(!?)『地図でスッと頭に入る』シリーズ。 監修はタレントのハリー杉山氏。「僕にお任せあれ!」と言わんばかりにやる気がみなぎっています。 他のシリーズ同様なんだかんだで学習本に帰着するのかと思いきや、ほとんど娯楽本だった。 イングランド...
ある2冊を読むための予習本。言わずと知れた(!?)『地図でスッと頭に入る』シリーズ。 監修はタレントのハリー杉山氏。「僕にお任せあれ!」と言わんばかりにやる気がみなぎっています。 他のシリーズ同様なんだかんだで学習本に帰着するのかと思いきや、ほとんど娯楽本だった。 イングランド・スコットランド・ウェールズ・北アイルランドはもとより、首都のロンドンは8つの地域に分けて解説されている。 今年の4月刊行だから王室トピック(故エリザベス女王の国葬やチャールズ国王等)も新鮮だし、ご当地グルメや人気テレビ番組まで紹介されていたりと最早ちょっとしたガイドブックである。(ミュージカルの本場 ウェストエンドが大きくピックアップされていて、テンションが上がった笑) ロンドンに古代遺跡があったとは…。 「ロンドン」は、古代ローマ人が造った「ロンディニウム(湖の砦)」が語源。砦は大ブリテン島を支配下に置いた際設立された。 そのため市内には、今でも彼らの残した痕跡が見られる。金融街にローマ時代の城壁が現存しているなんて、東京市内ではそんな遺跡まずお目にかかれないだろうな。彼らが信仰していた密教の神殿まで発掘されているというので、まだまだ退屈できない街であると断言できる。 テムズ川の項では、江戸期の大坂を思い出した。 川の恩恵を受け、人・物の往来を生む橋が幾つも掛かった水の都。ロンドンにもそんな一面があったのではないか。 水上交通はもちろんのこと、中世には漁場開発や水車を回していたというのが大坂とちょっと違うところかな。産業革命によってドブ川になった印象しかなかったから、今昔思いのほか活用されていることに驚いた。(天皇陛下がオックスフォード大留学時、テムズ川の水運史について論文を書かれていたことも) ロンドン以外のイングランドにも魅力がいっぱいだ。 一つピックアップするなら南部の都市バースが個人的に面白かった。 バースは英国唯一の温泉地。だから”Bath”(バース)…というのはさておき(すみません…)、温泉を発見したのは何とまたもや古代ローマ人。風呂好きの彼らは喜んで住みつき、18世紀には英国貴族たちが温泉目当てに次々と別荘を建てたという。この辺の歴史を掘り下げるだけでも、色々と面白いことが湧いてきそう。 「グレートブリテン及び北部アイルランド連合王国」。 言わずと知れた我々日本人が「イギリス」と呼ぶ国の正式名称。イングランド・スコットランド・ウェールズの隣に浮かぶアイルランド島全てが英国領かと思いきや、まさかの北部だけという。ここ最近アイルランドに関心が寄っていたけど、南北一緒くたにしてはいけないのね。。 中世では何度もイングランドの侵略を受け、19世紀以降は島全体で独立運動が激化していた。その収束のためアイルランドを南北に分割する「英愛条約」が締結される。ダブリンを首都とする南部26州は「アイルランド自由国」という形で独立した。 とは言うものの、南北には検問やフェンスが設けられておらず自由に行き来が可能。北の方はファンタジー色の強い名所が目白押しみたいだから、ますます目が離せませんな!(神話本の影響で、ファンタジー好きに染まりつつある笑) 娯楽本でありながら良い予習本にもなった。出立する前に、親切に手ほどきしてくださったハリー杉山氏に感謝せねば!
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