KYOMU 虚無 の商品レビュー

大島ケンスケ(著者)

2023/07/12

ロバート・Ａ・ハインラインの「夏への扉」に設定が少しだけ似ているSF小説。
夏への扉は、タイムマシンによって未来へスリップするが、こちらの小説は意識を未来と過去へ飛ばし、最終的にはその中間的、もっと深く広い空間へ向かうというスピリチュアル的な感じ。1人の人間としてだけではなく、もう1人の自分（バーチャルの世界のアバター）と交差させながら物語が進むので、途中頭がごちゃっとしそうになりましたが、展開がどうなっていくのか気になり、わくわくしながら一気に読みました。
最後は、結局これ全部マンガの話だった。という私には「あれ？」という内容だったけれど…
想像するのが楽しかったです。