彼女が生きてる世界線!(2) の商品レビュー
上っ面の異世界転生モノではなく、プロの作家が人物と設定の力を最大限に引き出して青春やミステリーで彩った名作。 白血病の治療や死への恐怖という重いテーマを含みつつ、明暗の対比や感情のアップダウンが端的で読みやすい言葉でかかれていて、これを10代前後で読めるのは幸せなことだと思います...
上っ面の異世界転生モノではなく、プロの作家が人物と設定の力を最大限に引き出して青春やミステリーで彩った名作。 白血病の治療や死への恐怖という重いテーマを含みつつ、明暗の対比や感情のアップダウンが端的で読みやすい言葉でかかれていて、これを10代前後で読めるのは幸せなことだと思います。 クリスマスの夜のシーンや柚子がアクトに接触する場面も素敵ですが、三巻へ続く「可能性」に気づくところがとても好きです。 神に描かれた絶望への道に見える一筋のその光の差し方がとても美しくて愛おしいと思いました。 続きも近いうちに購入します。
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前半は学生生活を満喫 後半、いよいよ“世界”が牙を剥き始める ハルの母の行方は? いくつかの恋模様は? ハルの運命は? 柚子の心は? ○白血病のことも、読者層の負担にならない範囲でしっかり描かれている ○アクトがんばれ!夏の向こうまで! ○あとがきが、すごくいい。全国の“中田”少年少女に読んでほしい
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