私が先生を殺した の商品レビュー
なんとも言えない読後感…… タイトルの意味は最後で、ああそうかぁって感じでした 難しい表現は出てこないので読みやすかった
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「どんなときも遅いということはありません。 気づいた時に、もしくは勇気が出た時に立ち止まる。そして前に進むのではなく引き返すのだと覚えておいてください。もちろんそれによって失うものもあるかもしれませんが、間違った道に進むよりはきっと自分の手に残るものがあるはずです。」 学校一の人気教師・奥澤潤。日々の雑務に追われ、心身ともに消耗しつつも、情熱と使命感と誇りを持って教師としてのあるべき姿を示し続けた彼に、運命はあまりにも残酷で容赦がない。というよりむしろ、教師然たることをあまりにも自分に課しすぎた結果、招いたものであると考えるべきか。 最後の最後に垣間見た、凡庸ではあるが善良な彼の高校時代に、そのたった10年後には彼を襲うこととなる悲劇が余計にやりきれず、しばらく気持ちが塞ぐ。
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全体的に読みやすく、個人的には好きでした。 途中から展開が読めてしまったので、その点が悲しかったが、面白かったです。
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結構最初の段階で結末が想像できちゃったかも。そしてその通りに話が進んだ感じ。 読みやすいし、物語に入り込みやすい文体でした。
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オーディブルにて。 どこかの学校でもありそうな話。 推薦の件は先生自身がもしや…と思いつつ。 最終的に死んでしまった奥澤先生がいい先生だったばかりにやり切れない気持ち。 でもミステリーとしても物語としても読みやすかった。
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初読みの作家さん。 文章にもテンポがあったし、多視点ながら複雑過ぎることなく、ページと共に停滞することなく真相に近づいていく(なんなら追い越す)ので非常に読みやすかった。 重すぎず深すぎず、最近あまり読書時間がとれない身にはありがたかったな。 他作品にも期待。
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読んでいてほんとに鬱々とした気分になりました。 物語のような純粋な熱意のある教師が、汚れた上層部のせいで潰れてしまうことは、あながち実際にあるのではないかと思います。 奥澤先生のことを間違ってた、なんて言いたくないです。 教師はほんとに大変な仕事だと、痛感しました。
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読みやすく一気読みしました。 学校運用の為、成績操作なんて少なからず現実でもあるのかもしれないですが、 とても許しがたく、奥澤先生がすごく気の毒だと思いました。 タイトルの意味も最後には理解できました
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とても読みやすく時間もかからず読めてしまう一方で、良い意味と悪い意味どちらも込みで普通に面白かったな、です。
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SL 2024.7.30-2024.7.31 避難訓練で全校生徒が校庭に集まっている眼前でひとりの教師が屋上から飛び降りた。その後に戻った教室の黒板には「私が先生を殺した」というメッセージが。 1章ごとに視点人物が変わり、それぞれが経験したことを語っていく。少しずつ事実が積み重な...
SL 2024.7.30-2024.7.31 避難訓練で全校生徒が校庭に集まっている眼前でひとりの教師が屋上から飛び降りた。その後に戻った教室の黒板には「私が先生を殺した」というメッセージが。 1章ごとに視点人物が変わり、それぞれが経験したことを語っていく。少しずつ事実が積み重なって何があったのかが明らかに。 なんともやりきれない結末だけど、この構成は見事。ついつい先を読みたくなる。
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