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種をあやす の商品レビュー

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4件のお客様レビュー

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2024/08/11

在来種の野菜、種をついで守ってきた著者の語りはとても優しくあたたかい。 F1種はダメだと切り捨てるのでもなく在来種をただ守ろうとする姿勢と、何かをずっと伝えていこうとすることの大切さが沁みてくる

Posted byブクログ

2023/09/21

言葉を大切にする筆者だから「あやす」と言う言葉を使ったのだろうけど、合わない。 タネをつなぐと言うことだろうけど、あやすでは何のことだかイメージできない。 種を次世代に繋いでいく事の大事さを言っているのだと思います。

Posted byブクログ

2023/08/09

種を とる(採る) ではなく 種を あやす もう その一言に 岩崎さんの 野菜に対する 思い 願い 愛情が 強く感じられる F1の種で作っておられる方にも 自然農法に拘っておられる方にも どうしたらいいかなぁの日々試行錯誤の方にも 読まれて欲しい一冊です 播磨地方で「ひょうご...

種を とる(採る) ではなく 種を あやす もう その一言に 岩崎さんの 野菜に対する 思い 願い 愛情が 強く感じられる F1の種で作っておられる方にも 自然農法に拘っておられる方にも どうしたらいいかなぁの日々試行錯誤の方にも 読まれて欲しい一冊です 播磨地方で「ひょうごの在来種保存会」の代表 をされていた山根成人さんがつい最近、 ご逝去されました。 山根さんと この一冊を語り合いたかった…

Posted byブクログ

2024/07/28

筆者の岩崎さん、自分の農法、農業、作物にものすごく誇りを持っていて、それゆえ次の世代にも自分のような農家がいてほしいって書いてあったのが印象的だった。 その誇りはどこからくるのだろう、ずっと伝統種を育てて、種を大事に、野菜と真摯に向き合っているからなのかな。一般的な育て方じゃなく...

筆者の岩崎さん、自分の農法、農業、作物にものすごく誇りを持っていて、それゆえ次の世代にも自分のような農家がいてほしいって書いてあったのが印象的だった。 その誇りはどこからくるのだろう、ずっと伝統種を育てて、種を大事に、野菜と真摯に向き合っているからなのかな。一般的な育て方じゃなくて廃れやすい、誰かがやらないと失われてしまうからなのか。お金を全然気にしてないことが印象的だった。販路が見つからなくて移動販売した時もあったことは書かれてあったけど、賃金が低いことを気にせず誇りを持って農業をやっているのは、心の底から在来種を育てること、種を採って育てることを楽しんでいることと、消費者のおいしいという声を楽しんでいるからなのかな。 個人経営で在来種を育てていると農業問題にはあまり直面しないのかな、その背景はもしかしたらあるかもしれない。 旬の野菜は寧ろ今の社会では勝てないことがわかった。旬じゃない野菜が買えるしそれが当たり前になっているから。しかも旬の野菜はたくさん取れるから安い。 あと、本を読みながらもう一つ思ったのは、販路として役に立つことももちろん必要ではあるけれど、今生産者と消費者が分断されがちな中で、販売を通して農家さんの誇りを引き出せて、この岩崎さんみたいに次の世代にも継いでもらいたいって思えるようになったならば、それは地域おこしに貢献しているのではないか。販路として、お金の獲得先としては難しいかも知れないけれど、触媒としてお客さん、農家さんを地域おこしの方向性に持っていけるのではないだろうか。販路の位置付けからは少しずれてしまうかもしれないけれど。

Posted byブクログ