「バイアス社会」を生き延びる の商品レビュー
最近、専門学校生向けに心理学に関しての講義を依頼されたのだけれど、もし引き受けることになれば、これは課題図書としたいと思った。 若い世代向けに書かれていたけれど、あらゆる世代の人に読んで欲しい。
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40%は知ってる情報だった。バイアスには興味持ってたものの確認しても喉元過ぎれば飲み込まれてしまう思い込みのメガネ。著書は20代30代 もっと言えばティーンエイジャーへの応援メッセージ。それを読んで改めて気づくこともあるおばさんの私。
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生き延びるための思考、行動だと思えば、今までの理不尽な仕打ちも諦めがつくかもしれない。深い意味もないのかもしれない。そう考えさせてくれる、優しいエールを送ってくれる本だった。
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テレビ、ニュース、SNS、友人、同僚、さまざまなバイアスがかかった情報を、何も考えずに受け取るのはやめようと改めて思った。 得た情報を一旦自分の頭で考えることに意味がある。 物事の一面を思い込みで見ずに、多面的に見られる人間でありたい。
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誰しも偏見を持っている。 でも、そのバイアスの存在にそもそも気づいていないことが多い。 『孫子』『兵法三十六計』 間接的なコントロール、地味にできてたかも笑 逃げるが勝ち 人に構ってるほど暇じゃない!
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■バイアスの存在理由を簡単に一いってしまえば「人間の脳の限界」。 今より脳の性能を上げたいならもっと脳の体積を大きくしなければならないが、骨盤の大きさに限界がある。これ以上脳を大きくできないならどうすればいいかというと、現状の脳の大きさのままで、よりよい答えを出すための工夫をし...
■バイアスの存在理由を簡単に一いってしまえば「人間の脳の限界」。 今より脳の性能を上げたいならもっと脳の体積を大きくしなければならないが、骨盤の大きさに限界がある。これ以上脳を大きくできないならどうすればいいかというと、現状の脳の大きさのままで、よりよい答えを出すための工夫をしなければならない。粗い計算でいいから、瞬時に大まかな答えを出すという工夫。その工夫の一つがバイアス。論理的な思考はスキップして脳にかかる負担を減らし、エネルギーを節約すること。 私達の脳は、正確さよりも速度とエネルギー効率を重視した結果、バイアスというものが必要になったと考えられる。 ■中国には戦い方や戦略を解いた兵法書が古くからたくさん残されている 。それらの中でよく最重要戦略として紹介されているのが「戦わないこと」。 「百戦百勝は善の善なるものに非ざるなり。戦わずして人の兵を屈するは善の善なるものなり」(「孫子」謀攻篇) 100回戦って100回勝つのは、最も優れていることとは言えない。戦わずして敵を屈服させるのが、最も優れていることだという意味。さらに、最も優れた戦い方は、敵の陰謀を未然に防ぐことであり、その次には敵と仲の良い国との友好関係を壊すこと、その次には実際に軍を動かして敵を攻めること。一番よくないのは敵の城を攻めることだと続く。 中国の南北朝時代に書かれた「兵法三十六計」では、最も重要な戦略として「逃げる」を挙げている。 「走為上」(走ぐるを上と為す) 「三十六計逃げるに如かず」ということわざはここから転じたもので、戦術には三十六計のように色々あるけれど、困ったときや迷ったときには、とにかく身を引いて逃げるのが最良の策だということ。 ■「アンダードック効果」とは、相手から弱い部分や劣勢にあるものを見せられると、人は相手に対して寛大な心理になる傾向があるというもの。
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Audible。面白く聴けた。ただ、兵法三十六計については、知っていれば別だが、本で読んだ方がきちんと理解出来る。
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■ Before(本の選定理由) よくお名前を聞く脳科学者。著作も読んでみたい。 ■ 気づき たった1.5kgしかない脳は、不確実性のなか瞬時の判断を求められる人類の環境において、よくやっている。ただ人の能力は、あなたが思っているほど完璧では無い。 ■ Todo 無知の知とい...
■ Before(本の選定理由) よくお名前を聞く脳科学者。著作も読んでみたい。 ■ 気づき たった1.5kgしかない脳は、不確実性のなか瞬時の判断を求められる人類の環境において、よくやっている。ただ人の能力は、あなたが思っているほど完璧では無い。 ■ Todo 無知の知というか、偏見(バイアス)はあって当然。それを認識したうえで、振る舞うことが自分にとっても楽なのだと思う。
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10代向けに書かれた本。 結論、他人のバイアスは変えられないから上手くかわせ。至極当然のことを教えてくれていました。 学生時に読んでいたら、刺さっていたかも。
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タイトルにあるバイアスに触れた本かと思い読んだが、著者の人付き合い(生き延びる)について重きを置いた内容となっていた。 男性社会の中で生きる女性としては共感する箇所が多いのではないだろうか。
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