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発達障がいのわが子が笑顔で自律する育て方 の商品レビュー

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2024/05/16

『死にたかった発達障がい児の僕が自己変革できた理由―麹町中学校で工藤勇一先生から学んだこと』を出版した発達障がい当事者の工藤幹之佑氏の母親である著者が、発達障がいに苦しんだ本人を家族や周囲の協力で支えて、発達障がいとうまく付き合うための工夫を重ね、本人が笑顔で自律できるようになる...

『死にたかった発達障がい児の僕が自己変革できた理由―麹町中学校で工藤勇一先生から学んだこと』を出版した発達障がい当事者の工藤幹之佑氏の母親である著者が、発達障がいに苦しんだ本人を家族や周囲の協力で支えて、発達障がいとうまく付き合うための工夫を重ね、本人が笑顔で自律できるようになるまでの様々なエピソードやそれを踏まえたアドバイスを親の目線から55点にまとめている。そのそれぞれについて、息子である幹之佑氏からのコメントが付されている。幹之佑氏の父親(著者の夫)などのコラムのも掲載。 息子である幹之佑氏の著書を先に読み、それで関心を持って、本書を読んだが、幹之輔氏が発達障がいをある意味「飼い慣らし」、自律できるようになるまでの軌跡をより立体的に理解することができた。幹之佑氏の著書では生い立ちに沿った全体的なストーリーや各段階での本人の思いを把握したが、本書は、時系列というよりは個別具体的なエピソードをもとに、学校との関わり方やいじめへの対応など、親の立場でのより実践的な内容が記されていると思う。母親の文章に対する幹之祐氏のコメントも率直で面白く、本当によい親子、家族なんだなと感じられた。

Posted byブクログ