ちょっと踊ったりすぐにかけだす の商品レビュー

古賀及子(著者)

2024/08/27

すごく面白いし、読んだら元気になる。
子どもたちの発言や仕草にはっとさせられている著者にはっとさせられる。
食事の描写が楽しくて好き。麺類多めなところも好感が持てる。

著者は、子どものころ「外出全般に疑いを持って」いて、ぜんぜん楽しめなかった。だから子どもに何かを強要したりしないし、子どもが旅行を楽しめることに感心している。
私も同じような子どもだった。でもそれを楽しめないのはよくないことじゃないかと思い、つい自分の子どもにはあれこれさせたくなってしまうのだけど、そんな必要はないんだなあと思い、ちょっと楽になる。

それと、好きなのは主に娘さんと出かけるところ。出かけると言っても近所のスーパーとか書店とか、電車での送迎とかなのだけれど、私は田舎に住んでいて、送迎といえば車なので、こうやって同じ目線で歩いておしゃべりするのが、とても新鮮でいいな、と思う。

2024/08/27

エッセイというより日記という表現がピタリと当てはまる、ふふと笑いつつ心静かに読む

最初の方は短めな日記が多いけど日が経つにつれて長くなる。慣れたのかな

あ！この話過去にでてきた、まだ続いてたんだ！とか、またでてきた、このアイテム！とフィクションでは味わえない感情を大切に拾う

2024/07/04

２人の子どもたちと著者の会話や母親業としての在り方が自然体でいい。毎日の食事もこだわりがあるようでざっくばらん、雑なご飯には笑ってしまった。兄、妹のそれぞれの個性も楽しみです。父親はいてもほとんど母子家庭、ガンバってと応援してます。

2024/06/30

筆者と全く関係ないのに読んだあとは私の生活もきらめきました。他愛もないと思っていた日常をいとおしむことを思い出した。素敵な本です。

2024/06/27

エッセイを探していてオススメされた本。タイトルに惹かれすぐに購入した。エッセイというより日記集だが、とても面白く読めた。毎日少しずつ読み進めると、これを読んでいる時間がご褒美のような気持ちになった。
筆者の淡々とした語り口が日常の生活を思わせて良い。決して家族を否定せず面白がる姿勢が心地よく、日記という形式上独立した個々の一日一日のようで、実は生活はつながっているな、と感じられた。息子さん娘さんが原稿を読んで出版を許可しているところも良いし、とにかくお二人がのびのびと感性豊かに生きている(それは持って生まれたものの他に、古賀さんの在り方が確実に影響している)様子が伝わってくる。
なによりこれを読んで自分も日記をつけてみようと思い立ち、始めて二ヶ月続いているので、結構影響を受けました。思い出した時にまたぱらぱらとめくって読み返したい。

2024/05/17

肩の力が抜ける。
おとぼけた日常をその質感のまま文章に起こせるのがすごい。
子のあらゆる意見を深く肯定するのがおもしろい。そんなに頷けるか？というものもある。でも素敵だ〜

2024/03/24

すごく面白かった。電車の中で読みながら、結構笑ってしまった。自分自身までを対象に含めた冷静でミクロな観察と、スッキリあっさりした文体が他にない空気感を出している。
日記を書く予定で一日を過ごすと、こんなに細かく面白い瞬間を拾っていけるのかな…？

2024/03/21

すごく好きな本だった！！
古賀及子さんのお子さんとのやり取りや言葉のセンスが抜群に好きだった
文章のリズムが良くて、日記なのにぐんぐん読める。全然飽きが来なかった
瑞々しい感性で描かれる日常は、私なら沈んでしまいそうなこともなんだか楽しそうに綴られている
なんて素敵な本なんだろう、読み終わった後かなり元気になった
新刊も早く読みたい！

2024/03/15

とても面白かった！日記なので少しずつ読み進めようかな、と思っていたのにぐんぐん読んでしまった。

娘さんと息子さんがとても可愛らしいし、とにかく発想が面白い。時折｢そんなところに目をつけただと…？！｣とハッとさせられた。子供の感性って面白い。
息子さん、娘さんの成長見たさに、｢おくれ毛で～｣の方も早く読みたい。

私だったらただただネガティブに捉えてしまいそうな物事を前向きに受け止めている古賀さんの姿勢に目からウロコだった。なにごとも考え方次第だなぁ！

2024/02/20

良かった。

文体が独特で、その場の空気を指で区切って取り出しているようで良いと思ったが、あまりずっと読んでいるとやや食傷気味になる。少しずつ読むのが正解らしい。