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テストに強い人は知っている ミスを味方にする方法 の商品レビュー

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2023/03/05

生きていれば必ずするので避けて通れないのは、間違い。 程度の差はあっても間違いがないまま人生を送った人はいないだろう。いたら見てみたい。 学習参考書コーナーに置いてあった今回の本だが、何らかの試験を受ける社会人が読んでも役に立つ。 著者はヒューマンエラー...

生きていれば必ずするので避けて通れないのは、間違い。 程度の差はあっても間違いがないまま人生を送った人はいないだろう。いたら見てみたい。 学習参考書コーナーに置いてあった今回の本だが、何らかの試験を受ける社会人が読んでも役に立つ。 著者はヒューマンエラー(人間の間違い)、安全工学、認知心理学を専門にしている。 読んでいて、一番まずいのは間違いを放置したまま、本番を迎えて終了となることだ。 「成績の良い人はどこが違う?」では、「自分のミスに気づける技」を持っていることと述べている。 世紀の発明と言われるものだって、間違いから生まれているのだから、間違いから何を学んで軌道修正するか、そこが問題だ。 試験で避けられないのが文章読解。 「文章読解の成否は、読者の頭の良し悪しではなく、話の具体性によって決まる」と指摘している。 そして「抽象的な文章を見たら、身近で具体的なことに置き換えるクセを身に付けよう」と提案している。 文章読解はテスト向けではなく、社会人になっても役立つと述べている。 「高度な仕事というものは、何もしないで与えられるものではなく、書物を読んで状況を調査し、何をなすべきかを自分で考え、他人をコトバで説得して立ち上げるものです」 読解力のない人がNISAやiDeCoを始めると、場合によってはワルのいいカモになる可能性があるからなあ。 受験生だった頃に読みたい内容だったなあ。 まあ、残りの人生で英語の試験を受ける機会もあるのでどこかで生きるかな。

Posted byブクログ