チョッちゃんのバァバよ大志をいだけ 新版 の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
自分の兄弟が多く、母親は60超えても子育て中であるが 70歳を超えても元気で、本作のように自分の人生を楽しんで欲しいと思う。 (朝さんはパパが亡くなって、本を出したりしたわけだが 自分は出来れば父親も一緒に長生きして欲しい。) いくつか書籍を読んで、同エピソードもあったりするのだが、詳細箇所が違ったりするので読み飛ばすことなく読み進めることが出来る。 パパは癇癪持ちだったり、愛の行為を求めたりと割と暴露されてしまっているけれど 今作では異なる印象のエピソードが多かった。 パパの母親の名字を継いで、三人兄弟の真ん中なのに一人だけ名字が違ういうのを初めて知った。 それに関しての朝さんの見解。そんなふうに受け止めてくれる性格だから、パパもずっと一緒にいたいと思ったのだろうか。 「ママは肥料買う時はいい顔しないのに、花が咲くとみんなにどんどん切ってあげて自分だけいい顔してずるいよ」と文句を言いつつ得意そう、というのに笑ってしまった。 パパ目線だと、朝さんはどんな風に描かれたのだろう。 ふふっとなる見解も多いので、サラリーマン川柳みたいな作品集があったら面白かったかもなぁ。。 子育てに関しても興味深い。 「得意になって見せびらかしたらダメよ。もしお友達に貸してといわれて貸してあげられるのならいいけど、貸してあげられないのなら外に持っていってはダメよ。」 『自由を得るためには、いろいろは不自由に耐えることが必要です。…嵐もあれば晴れる日も必ずある人生ですもの。日は昇る。いろいろあったけれど、もうきれいさっぱり忘れました。』 昔BUMPの歌詞って それでも日は昇るっていうのではなくて、そんな状況でも朝はくるって感じの曲だったなぁと思いだす。 クリスチャンとしての言葉にハッとした。 『教会の信者さんで、どうしてもお酒をやめれなくて…非難されている人…は教会に行かなければ偽善者だといわれなくてすむのかもしれません。それならば、教会にいかなければ良いのでしょうか?…肉体が病んだ時、私たちは病院に行きます。病気を治してから病院に行く人がいくでしょうか?』 ポウル・トウルニエの言葉を用いた島田牧師の言葉 『開拓者とは、どのように振舞ったらよいかを知らず、自分の霊感に頼る素人なのである。ペテロは漁師で、突然教会の最高位者に任ぜられた。…下手にプロにならないでください。』 後のものが先となり、先のものが後となる、という聖句を思い出す。。 『お医者様の奥さんは、朝に番に病人と接していて、事務的になる人と、親切になる人といるようですね。軍隊に入ってとても人間がよくなる人と、悪くなる人がいるように…』 『誰に出会ってもいいように、なるべくシャンと見せようとして、そこに積極的な行動が生じてくるのです。』 自分はマスク文化に胡坐をかいてしまっているなぁ。。 『真面目につけたらお金が増えるという、魔法の家計簿でもあるのなら、私だって喜んでつけますよ。』 逆に乗り切るスキルがあるから、どんな予算でも平気だったのでは。。 『明るくて、お見舞いに行く人がかえって慰められて返ってくるのだそうです。恨み言や、不安ばかりうったえられたらお見舞いの足も遠のいてしまいますが… 結局、心の余裕というか、豊かさがあるかないかの違いのような気がします。… たまたま傘をもっていなくて雨に濡れている時は雨に唄えばなんでもので鼻歌のひとつもでますが、ほんとうに傘がなくて濡れて歩いていると、みじめで、雨が冷たく感じられるのと同じです。 幸せとは、…惨めになれないでいられること …この世で返せなければ天国で返しましょう、なんて』
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黒柳徹子さんのお母様のエッセイは、ずーっと昔に一冊だけ読んだことがあった。その時も、なんて元気でアクティブで前向きなんだ!と驚いた。私のまわりのおとな(当時は10代か20代も前半だった)はみんな歳を重ねることにネガティヴで、私もこんな風に歳を重ねたい、と思わせてくれる人はいなかっ...
黒柳徹子さんのお母様のエッセイは、ずーっと昔に一冊だけ読んだことがあった。その時も、なんて元気でアクティブで前向きなんだ!と驚いた。私のまわりのおとな(当時は10代か20代も前半だった)はみんな歳を重ねることにネガティヴで、私もこんな風に歳を重ねたい、と思わせてくれる人はいなかったから。 黒柳朝さん、通称チョッちゃんは、この母にしてあの子ども=黒柳徹子さん在り、と、まさにそんな感じ。 文字通りどんな時でも明るく前向きに生きてきて、ひとり時間を愉しめるようになったのは72歳だったけど、年齢に怯むことなく、まだまだこれからだもの!と新しいこと、新しいもの、新しい場所に次々とチャレンジして行く。 なんでも言い切る。 思考や発言に迷いがないってすごいこと。 だからちょっと自己中でもある(笑) たまに、それはモラル違反では…みたいなこともしたゃうしそれを堂々と記しているあたりが、天真爛漫ということなのか。か? でも、わりと四角四面に物事を運びがちな私みたいな者からしたら、それくらいのほうが幸福度が高い人生なのかもしれないなぁなんて思ったり。 いわゆる、鈍感力ってやつですね。 同時に『魔女っ子チョッちゃん』も読了。 こちらは海外旅行記。 世界中に著名なお友だちがたくさんいて、楽しそう。行く先々で新しい出会いや新しい経験値を増やして行くのも、運ではなく、才能なんだろうなぁと関心してしまうし、物事の捉え方が斬新で素敵。見習いたい。
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70〜80代は自分が主役の人生を楽しもう! いつも前向きで好奇心にあふれるチョッちゃんの生き方エッセイ。「チョッちゃん流〈快老メモワール〉」を収録。
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