見えないボクと盲導犬アンジーの目もあてられない日々 コミックエッセイ の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
緑内障で失明、盲導犬との生活 エレベーターの階数が(音声案内がないと)分からない 複数台あると、どれが来たのか分かりにくい エスカレーターの降り口と登り口が盲導犬には分かりづらい 動物園ではライオン、虎、猿などの前は通らないコース限定になる ザルそばは食べにくい、つゆに麺を入れるのが難しい 盲導犬は目の前の安全確認が役目。カーナビみたいに道案内はできない レイ・チャールズ、ギャラを誤魔化されないように全て1ドル札で受け取っていたそう
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「点字のない自販機はロシアンルーレット」 「手引きされていると仲良さそうに見えるが実はケンカ中」 「盲導犬でも猫をかぶる」 「お鍋はいつも闇鍋状態」 などなど”目の見えない人あるある”(?)なクスっと笑えるエピソードが多くて楽しく読めました。 そんな中に障害受容や補助犬拒否のお店...
「点字のない自販機はロシアンルーレット」 「手引きされていると仲良さそうに見えるが実はケンカ中」 「盲導犬でも猫をかぶる」 「お鍋はいつも闇鍋状態」 などなど”目の見えない人あるある”(?)なクスっと笑えるエピソードが多くて楽しく読めました。 そんな中に障害受容や補助犬拒否のお店のことなど考えさせられる話も。 冒頭、イラスト担当のエイイチさんが「見えないゆえの苦労話を笑ってしまって不快な思いをさせてしまった」と焦るシーンがあり、自分も同じ状況になったら「これって本当に笑っていいのかな」って迷いが生まれる気がしたから「そう!そうなんだよね」と共感しかなったです。 でも、それに対して栗山さんが「変に気を遣われる方が辛い」と返していて、そこに個人差はあるだろうけど、勝手にフィルターをつけてどうこう気をまわすのは不毛なことなのかもと思い、本編は迷いなく(?)笑って読みました。 「障害者をニュートラルに知ってもらう」「障害者の日常を知ってもらい、その先は皆様の解釈に委ねたい」とあとがきにありましたが、普段なかなか知るきっかけのない視覚障害の方の日常を垣間見られました。 笑い話に昇華させつつも、その反面には晴眼者ではわからない苦労があるわけで、笑いながらも考えさせられる、読んで良かった一冊でした。
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著者は 光も感じることが出来ないので 普通に道を歩くだけでも 人とぶつかって事故になる危険もあり 盲導犬がパートナーとして不可欠です アンジーちゃんは 三代目 アンジーちゃんを撫でたつもりで 獣医さんを撫ででしまったり 自動販売機が当て物になるなどの 視覚障害の話もユーモラスな部...
著者は 光も感じることが出来ないので 普通に道を歩くだけでも 人とぶつかって事故になる危険もあり 盲導犬がパートナーとして不可欠です アンジーちゃんは 三代目 アンジーちゃんを撫でたつもりで 獣医さんを撫ででしまったり 自動販売機が当て物になるなどの 視覚障害の話もユーモラスな部分と 2代目ダイアンちゃんとのお別れは 号泣します
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見えない栗山さんの軽妙なエッセイと、クスッと笑えるヒトコマ漫画、時に数ページのストーリー漫画で語られるエピソードと、盛りだくさんの構成の本。 絵が可愛くてキャラがイキイキしているし、テンポの良い語り口と画風が良く合っていて、楽しく読める。 目が見えないことで、どんな不便や困難が...
見えない栗山さんの軽妙なエッセイと、クスッと笑えるヒトコマ漫画、時に数ページのストーリー漫画で語られるエピソードと、盛りだくさんの構成の本。 絵が可愛くてキャラがイキイキしているし、テンポの良い語り口と画風が良く合っていて、楽しく読める。 目が見えないことで、どんな不便や困難があるのか、身近に見えない人がいないと判らないことがたくさんある。それをシリアスにせず、時にネタ的に楽しく語ってくれるのは、大阪人の心意気か。 盲導犬とのエピソードも時に笑い、時に涙を誘う。 ぜひ第二弾を出して欲しい。
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目の不自由な原作者とイラストレーターとの何気ない会話から生まれたエッセイ。不自由な方の普段の生活の「あるある」が、健常者にとっては新鮮だし、笑っていいことだとの驚きを持って受け止めとなったとの事。イラストや原稿は確認できないため、原作者の奥様と二人の小学生の息子が助けに入って完成...
目の不自由な原作者とイラストレーターとの何気ない会話から生まれたエッセイ。不自由な方の普段の生活の「あるある」が、健常者にとっては新鮮だし、笑っていいことだとの驚きを持って受け止めとなったとの事。イラストや原稿は確認できないため、原作者の奥様と二人の小学生の息子が助けに入って完成できたそう。 盲導犬あるある ・電車の空きスペース幅が分からず、狭い場所に座らせられる ・雨上がりに垂れ下がる街路樹に頭がぶつかる アンジーあるある ・医院の待合室で飼主の名前を呼ばれて、一匹で診察室へ入る ・家が好きなので、帰り道に飲み屋などの寄り道を拒否する 原作者あるある ・声の低い女性を男性と思い、男性更衣室に誘導 ・宴会で周りのペースが見えず、一人で多量に飲む 一部の紹介だけでしたが、明るい内容の文章とイラストや漫画を多用して描かれています。 作者の「おわりに」の中で ユーモラスな出来事を通して障害者に触れる事で自由に「障害者像」をイメージして欲しい。また、健常者が万一障害を負った時に、障害者の日常を知っていれば向き合い方が変わる、という事でした。
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