せんそうがおわるまで、あと2分 の商品レビュー
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戦争の残酷さを伝えるのも大事かと。子どもの頃からの友だちどうし、という始まり方なので、子どもたちも読みやすい。モデルとなった人がいるというのがまた悲しい。
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学校に2分の遅刻で先生に叱られる。始業時間に2分遅れて到着し休暇扱いとなる。電車の発車に2分遅れて逃してしまう。後2分で解ける問題が答えを埋められず試験に落ちる。調理時間、火を止めるのを2分遅れて煮立たせてしまう。待ち合わせに2分遅れてふられてしまう。…2分という時間は短いようで...
学校に2分の遅刻で先生に叱られる。始業時間に2分遅れて到着し休暇扱いとなる。電車の発車に2分遅れて逃してしまう。後2分で解ける問題が答えを埋められず試験に落ちる。調理時間、火を止めるのを2分遅れて煮立たせてしまう。待ち合わせに2分遅れてふられてしまう。…2分という時間は短いようで貴重なもの。1918年11月11日10時58分。第一次世界大戦の終了2分前に戦死したカナダ兵がいた。後少し、もう少しと悔んでも命は戻らない…。現在進行中の世界の戦争。少しでも早く止めよう。わずかな時間で救われる命がたくさんある。
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現実にある「戦争」の本だと思った。 絵本だと思って読んでいて、それでもつらかったけど、最後のページで涙。 この本を小学校に置いてほしい。できれば図書室よりも教室に。戦争って遠い国の怖いこと、くらいの解像度だと思う。子どもだけじゃなくてたぶん大人も、心のどこかでは他人事だと思って...
現実にある「戦争」の本だと思った。 絵本だと思って読んでいて、それでもつらかったけど、最後のページで涙。 この本を小学校に置いてほしい。できれば図書室よりも教室に。戦争って遠い国の怖いこと、くらいの解像度だと思う。子どもだけじゃなくてたぶん大人も、心のどこかでは他人事だと思ってるんじゃないかな?戦争についての考え方というか感覚が、きっと変わる本だと感じた。 改憲の動きが本当に怖い。絶対に戦争ができる国にならないでほしい。
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戦争のこと教えてくれる本。引き継いでいかなくちゃいけない本。 どうして今も戦争があるんだろう。人って愚かだ。 小1の息子にはちょっと難しかったよう …。でも毎年読んであげたい。
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〝ジュ-ルとジムは、同じ日に、カナダの同じ町で生まれた幼なじみ。 ジュ-ルより2分早く生まれたジムは、いつもジュ-ルより速く、強く生きてきた...第一次世界大戦が勃発し、2人は兵隊に応募した。しかし戦場は華々しい場所ではなく、泥まみれで惨めなものだと思い知らされる...やがて、長く続いた戦争の終結を、11月11日11時と決定されたが、その時間前まで2人は戦場で戦うことを命じられていた。そして戦争が終わるまで、あと2分となった時・・・〟実際の出来事から着想を得て作られたという、悲惨な戦争を伝える心に深く突き刺さる絵本。
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戦争が終わる2分前に戦死した、カナダの兵士を悼んで描かれた1冊です。 極上の一冊。 読み聞かせにも最適! 学校は、買い! でしょう。 2024/01/19 更新
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あと2分で戦争が終わったのに! なんでぴったりになるまで戦争をやめられなかったの? 人間って愚かだ… 読み終わって娘が一言。「11時って決まってたんなら、その前からやめてたって良かったじゃん」 母も全くもってその通りだと思う。
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少なくとも10歳くらいにならないと難しそうな内容かもしれない。凄惨な戦争とコミカルで鮮やかな絵との対比が一層感情に響く。
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新刊案内で気になった『せんそうがおわるまで、あと2分』(ジャック・ゴールドスティン)。 完全にタイトルで気になりました。 「何なんだろう、その時間」と。 読み終えた今、「くだらない時間の取り決めなんかなければジョージやジムは生きていたのに…」という事だけを思ってたかな。 私は歴史物語を知っただけにすぎないけど、 戦争体験者は私以上に思ってたんじゃなかろうか。 そして今もなお思ってるんじゃなかろうか。 先日読んだ『世界をよみとく「暦」の不思議』(中牧弘允)の中にボスニア・ヘルツェゴビナのカレンダーがどう作られているかの話があったのですが、 本書では第一次世界大戦に関するストーリーが描かれており、 何だか導きのようなものを感じてしまうな。 この偶然は、世界史を勉強し直せという事なんだろうか…。
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原題は『ジュールとジム、戦友』 同じ日に2分違いでカナダで生まれたジュールとジム。 第一次世界大戦が始まり、 「ジュールとジムは戦争のニュースを聞いても、 ヨーロッパでなにがおこっているのか、 さっぱりわかりませんでした。 でも、自分たちの国であるカナダが 自分たち...
原題は『ジュールとジム、戦友』 同じ日に2分違いでカナダで生まれたジュールとジム。 第一次世界大戦が始まり、 「ジュールとジムは戦争のニュースを聞いても、 ヨーロッパでなにがおこっているのか、 さっぱりわかりませんでした。 でも、自分たちの国であるカナダが 自分たちを必要としていることはわかりました。 ふたりは軍隊に入りました。」 そして 「命令されたら、言われたままのことをする。 ジュールが、まず学んだことでした。」 これが戦争の恐ろしさ。 裏表紙の絵がせつない。 高学年に勧めたい本です。
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