幸福は絶望とともにある。 の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
膝を叩いた箇所: ①人間は飢えからスタートした。人間は自分の出発した地点を見失ってはならない ②人間の思考を変えたのは電気の存在。経済も安全も医療行為も、旅行や学問も電気があったから。民主主義も電気の落とし子 ③日本は戦後終始、自由主義と見せかけながら、日本ほど完全な社会主義制を取っている国はない ④戦後の日本が一つだけ大きく失敗したのが教育。悪の意味と徳。⑤なお、平成8年の接待禁止のための公務員倫理規定は、幼稚園児に行儀を教えているようなもの。曽野綾子「幸福は絶望とともにある」、2023.3発行。
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『真善美』 勇気、真、自由 は、結びついている。 著者は小説家であり、日本財団会長、日本郵政取締役を務めた人。アフリカに何度も訪れており、今の日本を、そして日本人を俯瞰して見ている気がする。 『私はいつも難民のことを考えます。住む家もお金もすべてを失い、子どもを連れて追い立...
『真善美』 勇気、真、自由 は、結びついている。 著者は小説家であり、日本財団会長、日本郵政取締役を務めた人。アフリカに何度も訪れており、今の日本を、そして日本人を俯瞰して見ている気がする。 『私はいつも難民のことを考えます。住む家もお金もすべてを失い、子どもを連れて追い立てられ、それでも耐えてきた人もたくさんいる』 自分の日常を大事にしながら、理想論だけでは片付けられない、この世界の片隅にいつも目を向けている人。 すごーくわかる。 体感して、実体験があるからこその言葉で。 アフリカ、難民、生まれながらにして人は平等ではない。 選ばずにいる状況下の人が沢山いる。 自分以外に、自分以上に沢山苦しんでる人がいる、 そこに目を向けることの大切さもわかる。 でも、選べたとしても、自分で選んでいる道だとしても苦しくなることはある。 どんな風に、何に目を向けて生きたいのか。 選べる環境にいても先が長すぎて、前が見えなくなることもある。
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