横浜ネイバーズ の商品レビュー
読みやすい! 話は進むけど、1話完結モノ。 それぞれサクッと読めるのに濃い…… ◝(๑꒪່౪̮꒪່๑)◜
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悪く言えば盛り上がりがない、よく言えば読みやすいって感じの小説でした。文身を読んで興奮している時に読んだから、よりそう思ってしまったのかも、、? 何作もあるみたいだし、余裕があれば次の作品も読んでみたいです。
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これまで岩井圭也作品に魂を揺さぶられ、すっかり魅了されてきました(まだ4作ですが笑)。本作は、岩井さんの文庫書き下ろしのシリーズ第1作ということで、岩井さんのエンタメ性としての別側面に興味が湧き手にしました。 舞台は横浜中華街。多様な民族や文化が混在する観光名所で、雑多なエ...
これまで岩井圭也作品に魂を揺さぶられ、すっかり魅了されてきました(まだ4作ですが笑)。本作は、岩井さんの文庫書き下ろしのシリーズ第1作ということで、岩井さんのエンタメ性としての別側面に興味が湧き手にしました。 舞台は横浜中華街。多様な民族や文化が混在する観光名所で、雑多なエネルギーが渦巻いている印象です。ここで、様々なストーリーが展開されます。 中華街の善隣門に記された「親仁善隣」からモチーフを得たタイトルで、主人公の生き方に関わってきます。 4つのエピソードとも、市販薬物乱用、自殺、特殊詐欺、外国人差別など、身近な事件や出来事を元にしているようです。短い文量制約ながら、事件に至る動機や経緯まで、人物描写も含めて丁寧に描かれています。 主人公は小柳龍一(ロン20歳)。祖父の「翠玉楼」の閉店で後継ぎの当ても外れ、学もないフリーター。でも、困っている人を放っておけない"お人好し"で、彼の元に様々な厄介事が持ち込まれます。優しく誠実なんです。弱そうですが、決して投げやりではなく、4つの事件・出来事を通して成長し、自分の進むべき道も見えてきます。 ロンがやや軟弱なので、補うべくして強靭な肉体のマツ、引きこもりだがSNSの達人のヒナ、ラッパーの凪などの仲間の他に、知り合いに刑事までおり、まさにグッド・ネイバーズです。 特に、人格とアカウントを使い分けるヒナの仕事ぶりは驚異的です。続編でヒナの秘密が明かされる雰囲気が‥? 岩井さんの本シリーズ、賛否あるかもですが、私は贔屓目ではなく好意的に受け止めました。シリーズを続けて‥とはなりませんが、登場人物の過去や今後が気になるところです。
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横浜中華街を舞台に、フリーターのロンが活躍、というよりは右往左往して事件を解決するための努力をするお話。事件自体はわりと重めなものの、テンポが良く、さらっと読める。一巻は登場人物紹介を兼ねている感じ。次巻以降が楽しみ。
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まさにIWGPの横浜中華街版。 少年達が自らの手で地域内の社会問題を解決するという構成はありきたりだけどその分とっつきやすい。 この先どのようにオリジナリティを出せるか、もう少し続けて読んでみよう。
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初読みの作家さんで、フリーターが中華街で起こるトラブルや事件を解決する部分が「令和版IWGP(池袋ウエストゲートパーク)みたいだ。」と思った。ただ、中華街を舞台にした人間模様や現代社会にも通ずる問題をテーマにした事件を扱っている部分が面白かった。
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よく知っている場所の話で、楽しめました。地元で幼い頃から家族みたいに育った友達や大人達との関係も良かった。
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実は、私が最近極力避けていたのは「小説」でした。読めないのは「活字」ではなく「小説」だったことに気づいたというか…。 で、何で本書を読んだのかというと、これまた図書館の目に付くところに置いてあったからなんですよね…。ホント、図書館のレイアウトは良く出来てるわーw 次に図書館を訪れ...
実は、私が最近極力避けていたのは「小説」でした。読めないのは「活字」ではなく「小説」だったことに気づいたというか…。 で、何で本書を読んだのかというと、これまた図書館の目に付くところに置いてあったからなんですよね…。ホント、図書館のレイアウトは良く出来てるわーw 次に図書館を訪れた時には(タイトルも作者名も覚えてないので)見つけられないのと、裏表紙にある「等身大のヒーロー」が気になったので、借りて読んでみた、という感じです。目次を見た感じ、短編集かなとも思ったのもあります。 個人的には、3編目の「ベアードマンの亡霊」が一番良かったです。最初の2編は短編だからか登場人物の描写が薄いというか、基本的に主人公・ロンに近しい人物の紹介みたいな位置づけなのかな?最後の「デッドエンド・キッズ」はちょっと駆け足というか話が上手く出来すぎてるかなーと。その割にイマイチスッキリしない終わり方だったし…。「ベアードマンの亡霊」が一番ちゃんと伏線が張られていたと思います(死者も出なかったのである意味ハッピーエンドではあったし)。犯人もその情熱?をもっと他に向ければ良かったのに…なんて思ってしまいましたw ちなみに、「ベアードマンの亡霊」内で「底を突きつつ」という表現があって、底を「尽き」じゃないのかとググってみたら、「突き」が正解なんですね。初めて知った…( ゚Д゚) かつては藤本ひとみ作品で「甘やか」という言葉を知り、本書で「底を突く」の漢字を知り…うーん読書は深い。
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ハルキ文庫は書店買取らしく、小さなお店では、品揃え良く在庫するのは難しいとか。全く売れず死蔵されてしまうかもしれない、全くの賭けで書店主の嗅覚の見せ所だ。そんな厄介なハルキ文庫でも当たりはあるのだ。 大当たり!3作出てるネイバーズ。兎に角絶対続けて読みたくなる。急がないと...
ハルキ文庫は書店買取らしく、小さなお店では、品揃え良く在庫するのは難しいとか。全く売れず死蔵されてしまうかもしれない、全くの賭けで書店主の嗅覚の見せ所だ。そんな厄介なハルキ文庫でも当たりはあるのだ。 大当たり!3作出てるネイバーズ。兎に角絶対続けて読みたくなる。急がないと小さなお店で品切れになる可能性大。間違いなく押さえておきたい。
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さすがにネットには感想載せられない。 ただ、トー横キッズとか闇バイトとか廃課金とか旬のネタ使うなら、普段そうしたものに関わりがなかったり(当たり前か……)興味を持ったことの無い人が、ちょっとは「そういう側面もあるんだな」と思わせる描写があってほしかったなと思う。
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