女子高生除霊師アカネ!(1) の商品レビュー
霊なんて見る事も感じる事も全く出来ないし信じてすらいない女子高生0能力者の主人公〈東雲茜〉が、同居していた父親〈東雲伝二郎〉が蒸発してしまった事からなし崩し的に父の跡を継いで除霊師の真似事を始める、というコメディ。 ちなみに父親はまだ素顔も描かれておらず、彼も全くの無能力者だっ...
霊なんて見る事も感じる事も全く出来ないし信じてすらいない女子高生0能力者の主人公〈東雲茜〉が、同居していた父親〈東雲伝二郎〉が蒸発してしまった事からなし崩し的に父の跡を継いで除霊師の真似事を始める、というコメディ。 ちなみに父親はまだ素顔も描かれておらず、彼も全くの無能力者だったのかどうかは明確にはわからない。回想シーンの数々から限りなくエセだと思うのだがブラフの可能性も捨てきれない。 さて、内容紹介と雰囲気は面白く感じたのだが、いざ読んでみると…ちょっと期待外れというか、霊が見えないなりにオカルト絡みの問題を解決していくストーリーかと思いきやそもそも持ち込まれる問題が既にオカルトとだいぶ無関係な上に、解決描写のキレが悪くて爽快さが無い。こういう作品って詐欺や騙しがハマった時のスッキリ感が大切だと思うのでそこは非常にがっかり。 また茜は、決して詐欺を働いている訳ではなくて、彼女なりの除霊的手法でクライアントの悩み・課題を解消に導いてはいるのであくまで自身は除霊師である、という持論を持っているのだが、善悪の真意がはっきりしない為にいまいち共感や応援がしにくい。天然ならそうとはっきり、全てが計算ずくであればそれもそのようにはっきりと描かれるべきであると思う。金に目が無い割には浪費家というのでもなく、キャラが弱い気がする。 1刷 2023.9.3
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ヒナまつりの作者、大武政夫先生の新作。 女子高生除霊師というタイトルですが、 主人公のアカネは霊なんて見えません。 そうインチキ霊媒師なのです。 ダメな人たちが生き生きと且つ堂々としているところは、 ヒナまつりを彷彿とさせます。 ヒナまつりに出てきた「血と暴力と金に飢えた男」の...
ヒナまつりの作者、大武政夫先生の新作。 女子高生除霊師というタイトルですが、 主人公のアカネは霊なんて見えません。 そうインチキ霊媒師なのです。 ダメな人たちが生き生きと且つ堂々としているところは、 ヒナまつりを彷彿とさせます。 ヒナまつりに出てきた「血と暴力と金に飢えた男」の瀬田や 生際42の明も出てくるので、 ヒナまつりとは同じ世界観なのかも。
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