からだの美 の商品レビュー
色んな分野に興味を示し、観察し、魅力を感じていて、世界の広さに尊敬すると共に、それぞれが作家さんらしい着眼点だなと思った。 よく知らない分野の話もあったが、筆者が心踊ったであろう感覚が文章から伝わってきて、興味が湧いた。
Posted by
身体の一部にまつわる丁寧な考察エッセイ。 スポーツ選手からカタツムリまで。筆者の柔らかく深い考察で読み解かれる“からだの美”に強く引き込まれて読了。
Posted by
スポーツ選手、芸術家、はたまた動物たち…。彼らの美しい瞬間は、周りの音がすっと消えて静けさに包まれる。 どの章も筆者の胸の高鳴りが伝わってくる。丁寧な観察に基づいた穏やかな文章だけど、触れると熱い。心が震えるものに出会った時、その感動を自分もこんな風に表現できたらいいのになぁと...
スポーツ選手、芸術家、はたまた動物たち…。彼らの美しい瞬間は、周りの音がすっと消えて静けさに包まれる。 どの章も筆者の胸の高鳴りが伝わってくる。丁寧な観察に基づいた穏やかな文章だけど、触れると熱い。心が震えるものに出会った時、その感動を自分もこんな風に表現できたらいいのになぁと憧れる。
Posted by
野球で投げる肩をみるとき、木を削る手の運びをみるとき、体操選手が空中で描く弧みるとき、画家が描く筆をみるとき、その人の意図を超えた様な、神聖と無心の宿りを感じる。この世の全ての造形は神さまが創ったのだと思い知る。小川洋子さんが綴られた物語の世界では、どれも朝露や波打ち際の泡のよう...
野球で投げる肩をみるとき、木を削る手の運びをみるとき、体操選手が空中で描く弧みるとき、画家が描く筆をみるとき、その人の意図を超えた様な、神聖と無心の宿りを感じる。この世の全ての造形は神さまが創ったのだと思い知る。小川洋子さんが綴られた物語の世界では、どれも朝露や波打ち際の泡のように、儚く美しく、得た感動は長く細く、わたしの奥底に息づく。
Posted by
●なぜ気になったか 羽生善治さんの「勝ち手が見えたときの震える手」をみたとき美しいと思った。著者が美を感じた「からだ」に関する随筆集で、羽生さんの手の美しさはどう表現されているのだろう? ●読了感想 やはり芥川賞はじめ、さまざまな賞を受賞している作家さんだけのことはある。着眼さ...
●なぜ気になったか 羽生善治さんの「勝ち手が見えたときの震える手」をみたとき美しいと思った。著者が美を感じた「からだ」に関する随筆集で、羽生さんの手の美しさはどう表現されているのだろう? ●読了感想 やはり芥川賞はじめ、さまざまな賞を受賞している作家さんだけのことはある。着眼されたものに対して、よくぞこんな豊かな表現を生み出せるものだと凄ささえ感じた。「からだの美」という「言葉の美」 #からだの美 #小川洋子 23/3/7出版 #読書好きな人と繋がりたい #読書 #本好き https://amzn.to/3YG4Ow1
Posted by
【魂は身体の細部にこそ宿る極上の随筆16篇】羽生善治の震える中指、?橋大輔の首の美しさ、ゴリラの背中、赤ん坊の握りこぶし――身体が眩く光る瞬間を切り取る、静謐な眼差し。
Posted by