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孤独のレッスン の商品レビュー

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8件のお客様レビュー

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2024/09/14

寂しさや不安から来る孤独や一人ぼっちの孤独なら分かる気がする。17人の作家陣の考える孤独と孤独へのアプローチが様々で、孤独って奥が深いんだなと思った。想像力や創造力を生み出す有意義な孤独を味わいたいと思った。

Posted byブクログ

2024/05/25

十人十色の「孤独論」とあるが、実際に20人近くの知識人、著名人による寄稿の寄せ集めなので、ダイジェストとしての読み応えはあるが、全てが皮層的で浅い。なんだか格言や至言を探し出したり、その言葉の周辺を少しだけ肉付けしたような文章。それでも思考のきっかけを得たり、脳内に連鎖して考えさ...

十人十色の「孤独論」とあるが、実際に20人近くの知識人、著名人による寄稿の寄せ集めなので、ダイジェストとしての読み応えはあるが、全てが皮層的で浅い。なんだか格言や至言を探し出したり、その言葉の周辺を少しだけ肉付けしたような文章。それでも思考のきっかけを得たり、脳内に連鎖して考えさせられるのだから、読書は面白い。複数人分を読んで、余韻で考えるのが、私自身のオリジナルな「孤独論」というわけだ。 人は、社会的分業をしているために完全な自給自足にはなり得ない。また、直接会話をする相手がいなくても、本や看板など、目に入る日本語は、その集団に帰属している証拠。ゆえに言葉が分からぬ海外での孤独感は一層強まる。しかし、海外ですら人目を気にして着飾る。超音波で自らの位置関係を測るイルカのように、他者の価値観を確認しながら、自らの存在を定める。つまり、物理的には、人の孤独というのは、成立しない。精神的かつ瞬間的な「孤独感」というのはあるのだろうが、それすら意識を変えれば、「帰属感」を取り戻せる。着ている服を見て、ああ、誰かと繋がっているのだと。いや、手のひらを見て、遺伝子の繋がりを感じれば十分なのかも知れない。 しかし、時に、「孤独感」から復帰出来なくなる。 この「孤独感」は相対的なもので、群れからの排除が肉体的危機感をもって襲いくる、極めてプリミティブな本能だ。クラスに一人。会社でポツン。例えば、一人野外で寝ていると、襲撃された場合に気付かないリスクがあるから身体は常に緊張状態にあり、ストレス値が上がる。家族や集団と生活をすれば、そのストレス値は下がる。信頼できない集団は逆作用だが、しかし故に、孤独感は基本的に身体に悪いものだ。 ー 高村友也 吝嗇こそが孤独になるための条件 自分が大事!と、お財布や時間、健康と言った自らのパラメータ保持にセコい人は、酒付き合いが悪くなって、孤立するよみたいな話だ。噴飯しそうになる。だって、孤独の回避さえ、人間関係資本というパラメータの追求なのだから。吝嗇だから人付き合いをするし、吝嗇だから、飲み会を断る事もある。これは、欲望を追求するプログラムにおいて、どのパラメータを重視するのが最適か、という優先順位の話でしかない。 孤独論は、人それぞれ。人それぞれ、という表現もまた価値観の重層を許す他者の容認であり、それを言い出せば、言葉そのものが孤独と対立する概念である事に気付き、観念遊びに自嘲する。

Posted byブクログ

2023/10/22

◯市立図書館より。 ◯特に学びを得るようなところはなかったが、角幡さんの小エッセイが載っていたのはよかった。 ◯紹介されていた三木清の「人生論ノート」、以前に100分de名著で紹介されていたこともあり、読んでみたいと思った。難しそうだけど…。

Posted byブクログ

2023/07/07

斎藤孝が語ってるならと読んでみた。孤独な時間を過ごすことが出来たが、孤独の有意義さを悟るには至らなかった。

Posted byブクログ

2023/06/13

独身はマイナスに語られがちではあるが、永井荷風のように生きられたら最高なんだろうと思う。ただし、先立つものが必要ではあるが。

Posted byブクログ

2023/05/14

様々な分野の人たちの孤独に対する考え方がまとまっている書籍。 一人ひとりの分量がかなり短いから読みやすい

Posted byブクログ

2023/04/26

感想 どれだけの才を持ち合わせても、どれだけの美貌を手に入れても。孤独は人間に付きまとう。耐えるという態度を捨てた楽しむという付き合い方。

Posted byブクログ

2023/04/24

高村友也のエッセイはすばらしい。他のは本当に雑誌の軽い読み物という感じで、本にする必要はなかったと思う。高村くんに一冊書かせてあげてほしい。

Posted byブクログ