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亜宗教 オカルト、スピリチュアル、疑似科学から陰謀論まで の商品レビュー

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2024/05/07

宗教の定義を揺らいでくる。いったんオカルト・スピリチュアル・疑似科学・陰謀論などを亜宗教と名付けたが、亜宗教の幅を考えていると、亜宗教と宗教の違いがますます無くなってくる。

Posted byブクログ

2024/02/01

怪しげな風説がSNSにより拡散されがちな昨今、パッと見では判断が付きにくいオカルトも、系譜を追って読むことで陰謀論か否かの判断がしやすくなると思う。 こういった本は他にも幾つかあるが、こちらは自称の羅列というより、歴史とそれに付随する考察が入ったもので、読み応えがあり面白かった。...

怪しげな風説がSNSにより拡散されがちな昨今、パッと見では判断が付きにくいオカルトも、系譜を追って読むことで陰謀論か否かの判断がしやすくなると思う。 こういった本は他にも幾つかあるが、こちらは自称の羅列というより、歴史とそれに付随する考察が入ったもので、読み応えがあり面白かった。 自己啓発本や針、按摩などのオカルトと言い難い分野まで抑えた上で、それらがなぜ大々的にオカルトと言えないか、オカルトと言ってしまうことの問題も(軽くだが)触れられていたのは良いと思う。 またスピリチュアルや陰謀論のみでなく、ソーカル事件などの根本の知性、科学を疑うものまで触れているのが嬉しい。 人によってはこの本のせいで、鍼治療の効果がなくなってしまうかもしれないが、まぁそれはそれでご愛嬌と言えるだろう。 亜宗教という造語を産んだのがこの本の1番の功績だと思うが、それを差し引いてもしっかりとした考察や対策などが書かれており、人文的な分野を好む人間は特に読んでおくべきものだろう。

Posted byブクログ

2023/07/15

人間の意味世界を対象とする文系のガクモンは常にどこか疑似科学的?亜宗教?的なレベルに足をつっこんいる。という著者の指摘に対し、「相対的に有益な学問の在り方」とは何なのか?を模索していく必要性について、文系のガクモン関係者はあらためて真剣に考えていくべきであることを思い知らされる。

Posted byブクログ

2023/06/06

この本は、オカルトでもなくスピリチュアルでもなく「亜宗教」というネーミングとカテゴライズの時点で勝ちが決まったのではないか、と思う。この中で取り上げられた様々な亜宗教の中には一緒にされて腹立たしく思う派閥・人物も少なくないだろうことは予想できるのだがが、私としてはこれらを亜宗教と...

この本は、オカルトでもなくスピリチュアルでもなく「亜宗教」というネーミングとカテゴライズの時点で勝ちが決まったのではないか、と思う。この中で取り上げられた様々な亜宗教の中には一緒にされて腹立たしく思う派閥・人物も少なくないだろうことは予想できるのだがが、私としてはこれらを亜宗教として扱える立ち位置に居たいと思っている。もちろん宗教と亜宗教の境界線は決してきっちりと引けるものではなく、グラデーションのかかった曖昧なものであることも忘れずにおきたい。

Posted byブクログ