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ポストイクメンの男性育児 の商品レビュー

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12件のお客様レビュー

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2024/10/30

2024.10.26 「イクメン」ブームが過ぎ去った後の現在、これからの男性育児について医師が著した本。 完璧な育児を目指さず、「危なくない育児」を目指すこと、育児が始まれば夫も支援者ではなく、妻と共に支援を受ける側になること、育休を取得するとしてそれは長い育児のスタートであるこ...

2024.10.26 「イクメン」ブームが過ぎ去った後の現在、これからの男性育児について医師が著した本。 完璧な育児を目指さず、「危なくない育児」を目指すこと、育児が始まれば夫も支援者ではなく、妻と共に支援を受ける側になること、育休を取得するとしてそれは長い育児のスタートであることなど学ぶべきことが多かった。特に「危なくない父親」になることを中心とした育児を心がけていきたい。 また、今までの子育て環境のあり方を統計等を交えながら過去から現在に向った分析がなされており、今まで読んだ男性の出産育児関係の本の中で1番説得的に感じた。

Posted byブクログ

2024/10/17

国立女性教育会館 女性教育情報センターOPACへ→https://winet2.nwec.go.jp/bunken/opac_link/bibid/BB11555790

Posted byブクログ

2024/05/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

自身が育休取得した初期に参考として読んだ。理路整然としわかりやすく、共感できることよ多く、かつ教訓も多く大変参考になった。 妻と夫は認識の差異が生じることもあるが、男女といった外形論で片付けず、しっかり話を聴き何が求められているのかコミュニケーションすることが重要。一方、夫もかつての大黒柱のように完璧主義を求める環境にはない(夫婦共働きで何か一つだけを完璧追及する環境にはなくバランスを取ることしかできない)ので、自分も不完全であることを妻に理解してもらえるようコミュニケーションし、妥協や外部に頼ることは頼る必要があると感じた。 ★育児期のパートナーへの気持ちの調査結果:夫から妻には殆ど変化なし。妻からは愛情、信頼、心の支え、相手から大切にされているか、困った時に助けてくれるなどの項目が減少。 •産後うつ因子:子供がいる生活の理想とギャップの大きさ→正しく学習し期待とのギャップを極小化することも大切か。 ★世代間のパラダイムシフト:現在の30代は、父親に育児された経験や共働き家計で育った経験が少ない中、共働き育児が要請されている。要すれば、ロールモデルがいない中でやっていかなければならない。 ★産後うつの子供への影響:両親(少なくとも母親)の産後うつは、子供の睡眠、認知情緒的発達、身体症状、病気事故率等に悪影響ある。親の健康が1番。 ★パピートラック:キャリアを登り階段のように、即ち投下時間や年功と連動するような日本企業は、育休差別なしと言いつつ、育休中のキャリアの遅れが生じ、育休躊躇の構造的要因となる。更に、特に年功のように復帰後のリカバリー(止まった分の出世を一気に取り戻す等)が困難な場合は、尚更。 •多様性の少ない役員や部長層に育休経験者が少なく実効的な育児と仕事の両立策を考え辛い構造的問題はあるものの、実はこれらの層が抱える介護問題は類似の状況にある。 ★まずは危なくないお父さんを目指す:知識があると育児の危険行動を回避できる。目線が合うと共有でき頼れる父親になる。考え方が共有できると、共感でき、育児パートナーとなる。 ★妻支援の第一歩は、時間を取って、話を聴くこと。 ★お互いの違いは、口に出して共有しなければ絶対に分からない。 ★間違っても、「大変さ」を押しのけて解決策だけを提示するのは避けた方がよい。1番シビアに気にしているのは妊婦自身。 •睡眠不足サイン:じっと座ってぼーっとして眠くなる、布団に入って5分以内に眠れる ★育休期間や休みの時だけ育児に参加するという考え方は、もはや古い。平日仕事をしながら、朝や帰宅後に育児も担うことができる父親が求められている。 •「母親と夫」でなく「両親」、即ち、夫婦ともに育児参加すると、夫婦の差異により子供が多様性を感受することができ、学業や精神面への好影響も期待できる。 ★最も大事なのは自分の健康(食事、睡眠)。親が子供より自分優先という考えばかりでは困るが、「自己犠牲」と呼べるレベルまで献身的なのも、回り回って子供に悪影響。 ★「支援」がないのに「推進」をすると、そこから漏れ苦しむ人が出る。男性育休はこの状態。

Posted byブクログ

2024/03/31

◆最も大事なのは自分の健康 ◆どこか1日で良いので父親が「ワンオペ育児」をする日・時間を作る ◆父親・母親で「それぞれ個人」の育児スタイルがあっていい

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2023/12/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

イクメンの遥か昔に育児に巻き込まれたわが連れ合いのしんどそうな顔を思い出しつつ読む。今もこんなものか、とここまで来たんだなあ、と社会特に企業は変わったんだか変わらないんだか、と。

Posted byブクログ

2023/09/10

男性の育児を推進する近年の社会状況・制度の整備と現実のギャップがよく書かれている。父親を「支援する側」として扱う社会的要請とそれに対して父親側も無自覚であることを「有害な男らしさ」とする表現はなかなか言い得て妙であるし、父母の別ではなく「育児をする人」への支援が今後は求められるだ...

男性の育児を推進する近年の社会状況・制度の整備と現実のギャップがよく書かれている。父親を「支援する側」として扱う社会的要請とそれに対して父親側も無自覚であることを「有害な男らしさ」とする表現はなかなか言い得て妙であるし、父母の別ではなく「育児をする人」への支援が今後は求められるだろう。さらに、本書は介護の問題にも少し触れているが、「プライベートと仕事の両立」を行うことができる環境の整備が重要であり、「自分の健康が第一」というのも全くその通りである。なお、本書が勧めている「ワンオペ育児の実践」は、父母双方にとって非常に有効であると思う。

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2023/09/10

父親は支援される側という視点、大事だなと思いました。取るだけ育休にならないヒントが沢山ありました。お父さん、お母さんになる人だけでなく、企業の管理職にも手にとってほしい一冊です。

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2023/06/29

お父さん、お母さんになる人は読んでほしい本です。 子育てでやってはいけないことが書かれていて、尚且つ読みやすいのでオススメです。

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2023/06/25

これは全ての出産前の夫婦に読んでほしいね。内容は素晴らしかったので、タイトルもうちょっと危機感煽る感じにしたら読む人増えたのでは?と思った。

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2023/06/04

育児に関しての本は男性にダメ出しするばかりのものが目につくが、本書はむしろ、そうした社会に疑問を投げかけ、労働と育児へのフルコミットが求められる男性への支援の必要性を訴えるという点が目新しく、共感した。 女性が昔から(今も)不利な立場へ追いやられてきたという背景があるにせよ、今の...

育児に関しての本は男性にダメ出しするばかりのものが目につくが、本書はむしろ、そうした社会に疑問を投げかけ、労働と育児へのフルコミットが求められる男性への支援の必要性を訴えるという点が目新しく、共感した。 女性が昔から(今も)不利な立場へ追いやられてきたという背景があるにせよ、今の若い男性は、生まれた時から加害者の烙印を押されているように感じる。男女平等な社会に変わっていくのは必要だが、古い社会や上の世代のツケを返せとばかりに男が叩かれ、「特権階級」なので逃げ場無し、みたいな雰囲気を感じる。 したがって、例えばデータを用いて、「今の日本人男性はむしろ欧米よりも自分の時間を家族に使っており、悪いのは長時間労働」などと示してくれているのは有り難い。 ところで本文中にあった「月経による経済損失」という表現、生理によって労働力として損失が出てるから、支援して生理中も働けるようにしよう、って女性からすると嬉しいのか?フルパワーならいくら稼げる、みたいな発想だから男も育児がしにくいのでは。生理でも、育児介護でも、あるいは何もなくても、長時間労働を制限する必要があるのでは。

Posted byブクログ