現代SF小説ガイドブック 可能性の文学 の商品レビュー

池澤春菜(監修)

2024/05/18

SFの今を知るためのガイドブック。国内外の作家紹介や、SFの多面性を知るコラムなど、読み応えあり。これを読むことによって、SFとは何かの答えが見えてくるかも。
SFの入口としても秀逸で、読みたい本が無限に増えます。

2024/04/14

古いのから新しいのまで、欧米もアジアも日本も、読みたい本が増えた。

オクタヴィア・E・バトラー / 血を分けた子ども
ケン・リュウ / 紙の動物園
クリストファー・プリースト / 奇術師
飛浩隆 / グラン・ヴァカンス 廃園の天使
酉島伝法 / 皆勤の徒
樋口恭介 / 構造素子

2024/03/08

この手の本の中で1番わかりやすく、SF小説を紹介してくれている！
この作家が私に合っているかも！と思えたし、
逆も然りで、これは苦手な作家だなーというのもこの本でわかったことがとても良かったです！！

端的にどんなジャンルが得意な作家さんなのかが書かれており、紹介されているどの本にも魅力的に感じることが出来ました。

読みたいと思った作家（好きな作家）
リチャードマシスン
フィリップKディック
アルフレッドベスター
クリフティーナスウィーニビア
アリエットドボダール
パオロバチガルビ
オーズンスコットカード
マーガレットアトウッド

苦手かもしれない作家
グレックイーガン
アンレッキー
キムヨチョプ

注意:『どんなジャンルが得意な作家さん』語弊があるかもしれません。

タイトル通りの本で期待以上の本でした！

2023/10/18

海外編～日本編～エッセイ、みたいな構成。まずはじめの海外編、各作家の受賞歴に紙面の過半が費やされていて、各作家の特徴とか作品紹介が物足りず、バランスの悪さが目に付く。日本編からは持ち直すし、エッセイも楽しく読めるから、トータルとしてはそれなりの満足度。こうやって紹介を見ると、SFって凄く面白そうに思えるんだけど、いざ読んでみると…なんだよな～。でも数少ない既読作品の中には、かなり楽しめたものもあったし、難解なものとか宇宙ものとか、自分の苦手なのを避ければ、それなりに楽しめるのかも、とちょっと思ってしまった。さて。

2023/10/09

だいたい見開き１ページで１作家を紹介。後半は、世界のＳＦ業界事情を解説してくれている。ＳＦ好きとしては、たまらないガイドブックでした。
読んだことがある作品が載っていると嬉しくなるし、未読の作品は今すぐ読みたくなっちゃって、本屋さんに駆け込んじゃいましたね。

2023/07/01

SFガイドブック。
作者を紹介するガイドブックは珍しいのでは？
ページ数的に物足りなさはあるが貴重な一冊。
現代SFということで、現役作家が中心。
海外作家の紹介が、オクテイヴィア・バトラーから始まり、N・K・ジェミシンと続くセンスがメッチャ好き。
劉慈欣、イーガン、テッド・チャン辺りから始まるものだと思っていた。
SFという分野の多様性を感じさせる良い本でした。

2023/04/01

個人的には冲方丁さんの作品としてはシュピーゲルシリーズを推したい。あとファフナーも欠かせないと思う。
SF大賞を受賞したマルドゥック・スクランブルは確かに外せないけど、もっと他の作品も手掛けていて多才であることを紹介してほしかったな。

海外の作家さんのSFはUSJとアンドロイドは電気羊の夢を見るか、くらいしか知らなかったのでこれから色々と読んでいきたい。

2023/03/21

2023-03-21
作家紹介は、海外32/50、国内39/50は少なくとも1作は読んでた。まあいい方ではないかな？
ガイド部分は、まさに｢今｣のガイドになっている。その分、入門的なものにはなっていないが、これからの展望が語られていて楽しい。

2023/03/09

翻訳部門についてザッと目を通したくらいだけど、バランス悪いだろ、これ。
アシモフ／クラーク／ハインラインが入ってて、ヴァン・ヴォートもヴァンスもマーティンも入ってないし、より重要なベアやブリンが抜けてる。
政治的な意図があるのかは知らんけど、ガイドとしては評価できんだろう、これでは。