ビル・ゲイツの生声 の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
ビル・ゲイツ氏。私が物心ついたときから世界一の金持ちというイメージがあり、マイクロソフト創業者ということよりも世界一の金持ちと認識した方が先だった。 世界で一番裕福で不自由なく、派手な暮らしをしているだろうと想像していたが、本書を読み進めていくとそうでもないことに気付かされた。 文中で彼は、膨大な資産よりも多忙な仕事を選択すると言っている。さらに、膨大な資産で贅沢するのではなく、自ら慈善事業団体を興して活動している。世界一の金持ちは世界一謙虚で、誠実な人柄であった。 そんな氏の発言の中で、強く印象に残ったのは、頭のよさについての発言である。「頭のよさとは、新たな事実を吸収できる能力のことだ。ある状況に新たに入って行って、何かを説明されたらすぐに、じゃあ、これはどうなんだと言えること。本質を捉えた質問ができること。すぐに吸収できること。記憶できること。一見関係なさそうな分野でも関連づけができること。」この発言が腹落ちした。 情報やスキルをアップデートすることを怠らない、それが自然にできる人物こそが頭のよい人である。世界の偉人達の共通項である。私もこの事柄を再考する。
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