ブックキャット ネコのないしょの仕事! の商品レビュー
戦火の中を生き抜く、たくましい猫の物語。ブックキャットの中のブックキャットのモーガンが、他の子猫にも教え、安全なところに逃げさせてすごいと思いました。
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空襲で母さんと妹を亡くした黒ネコのモーガン ある出版社に住みつくようになったモーガンは、作家たちの創作のお手伝いをするようになります 戦争の影が濃くなり、毎日の空襲にモーガンは町の子ネコたちを疎開されるアイデアを思いつきます ○ほんのりせつない ○猫と作家
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可愛いお話なんだけど、戦時中の様子とかが書かれているので、考えさせられるところもあり。子どもに少しずつ、戦争のこととか考えてもらうデビューにもいいかも。猫たちがもらわれていく様子は嬉しいし楽しい。
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愛猫に癒されながら、気分転換をしたり、ヒントを得たりする作家さんはきっとたくさんいるのでしょう。 実在した黒猫のモーガンをモデルに、猫が実はこんな働きをしていたらおもしろいな、というところから作られた物語だと思いますが、戦争が猫目線で描かれるのはおもしろいです。 子ども向けの本な...
愛猫に癒されながら、気分転換をしたり、ヒントを得たりする作家さんはきっとたくさんいるのでしょう。 実在した黒猫のモーガンをモデルに、猫が実はこんな働きをしていたらおもしろいな、というところから作られた物語だと思いますが、戦争が猫目線で描かれるのはおもしろいです。 子ども向けの本なので、人間が主人公よりは柔らかく戦争の怖さを伝えていると思います。 猫の仕事の内容はちょっとツッコミどころが多いです。空襲があった後から戦争が終わるまでの間も短く、結果論かもしれませんが、親子を引き離して子猫を疎開させた意味はあったのかちょっと疑問です。 でも疎開させたからこそ色んな場所でたくさんの猫がブックキャットとして活躍しているということなのでしょう。 それがカリスマブックキャットのモーガンの仕事だと考えたら、わくわくしますね。
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戦争中のロンドンで、猫のモーガンは「ブックキャット」となる。出版社で本を守りつつ、作家の創作や編集者の判断を助けるのだ。ある日モーガンは、猫たちが「疎開」できるように、ブックキャットになるための学校を開くーー。 「ぼくが身につけた、作家を手伝う方法を、これからおまえたちに伝授す...
戦争中のロンドンで、猫のモーガンは「ブックキャット」となる。出版社で本を守りつつ、作家の創作や編集者の判断を助けるのだ。ある日モーガンは、猫たちが「疎開」できるように、ブックキャットになるための学校を開くーー。 「ぼくが身につけた、作家を手伝う方法を、これからおまえたちに伝授する。さあ、すわって。やる気を出してがんばれ。耳をすまして、よおっく聞くんだ。こんばんから、みんなで『勉強』だ」 猫への愛が溢れている作品だった。「ブックキャット」というアイデアが楽しい。モーガンは、作者の祖父が1929年に創立した出版社「フェイバー・アンド・フェイバー社」にいた猫がモデルになっているそう。作者自身も猫を飼っていて、実際に猫に仕事を助けてもらっている実感が生きているんだろうな。 お話の軸に「戦争」が存在しているのに、こんなに楽しいお話になっているのがすごい。でもちゃんと、戦争の恐ろしさや悲しさを、猫の目線から描いてもいる。モーガンの、町の猫たちを救いたいという思いは、自分の家族を爆弾で失った悲しみなのだ。 いちばん面白かったところは、モーガンが猫たちを集めて「ブックキャットになるための学校」を開くところ。どんなふうに猫が作家の創作を助けるのか、具体的で面白いレッスンが満載で楽しめた。 戦争の時代を描かれてはいるが、お話として面白く、それほど長くなく、文字も大きく、挿絵もたっぷり。2年生のそこそこ読める子くらいから、4年生くらいまでにおすすめしたい作品。
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第二次世界大戦中のロンドンで、作家を励まし、本を守った「ブックキャット」がいた、という話らしいので、本好き猫好きとしては読まないわけにはいかない。 T・S・エリオットが詩のモデルにしたというモーガンという猫が主人公。 話自体は悪くないけど、予想したほど練られた物語ではなかったのが...
第二次世界大戦中のロンドンで、作家を励まし、本を守った「ブックキャット」がいた、という話らしいので、本好き猫好きとしては読まないわけにはいかない。 T・S・エリオットが詩のモデルにしたというモーガンという猫が主人公。 話自体は悪くないけど、予想したほど練られた物語ではなかったのが残念。 モーガンは原稿や作家の良し悪しを判断し、その方法を子猫たちに教えたとあるので、モーガンは原稿が読めるのかと思っていたら、「モーガンも本は大好きでした。―でも、本をながめることと、そのにおいがすきなだけでした。じっさいに自分で読もうと思ったことなどありません。」(P113)とある。 じゃあどうやって良し悪しを判断したの? 子ども向けの作品とはいえ、子どもでも読んだら気づくと思うけどね。良し悪しを判断できる「読む」以外の方法があったとも書かれていないし。 絵は可愛いし、装丁も良い。 しかし中身は大したことなかった。
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4年から。第二次世界大戦を生き抜くネコのお話。作家を手伝うネコの様子にはファンタジー性があるが、ノンフィクションのように感じられる緊迫感もある。表紙の暗さがあり、少し堅めだが、まずはネコ好きにすすめたい。
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登録忘れで、読了から2か月ぐらいたってしまったので、早くも忘れているのだけど、ロンドン大空襲という暗い時代を背景にしながらも、「キャッツ」の作者エリオットが登場したり、ねこたちが活躍したりする楽しいおはなし。なんといっても絵がかわいいです。
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第二次世界大戦中のロンドンで、たくましく生きる猫たちの物語。 人も猫もみんなちゃんと働いて生きている。
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第二次世界大戦中のイギリスのお話。ネコのモーガンはブックキャットとして、出版社で働きます。猫が作家を育てる、そんな描写に納得する作品。猫好き、本好きにはたまらないかも。中学年以上に勧めたい。
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