悪党 潜入300日ドバイ・ガーシー一味 の商品レビュー
ドバイってどんな所?と興味があり手に取った。 そしてそもそもガーシー氏が暴露を始めたのは、賭博依存が原因で追い詰められた結果ということから語られ、それは知らなかった、依存症から巻き起こるムーブメントかあと更に関心を持ち読み進んだ。 以前右翼団体のトップの人物のインタビューを読んだ...
ドバイってどんな所?と興味があり手に取った。 そしてそもそもガーシー氏が暴露を始めたのは、賭博依存が原因で追い詰められた結果ということから語られ、それは知らなかった、依存症から巻き起こるムーブメントかあと更に関心を持ち読み進んだ。 以前右翼団体のトップの人物のインタビューを読んだ時に、「この人はいつ大人になるのだろう」という一種幼児性を感じたことがある。マンガとアニメが大好きで理想を主人公に投影してるらしいというガーシー氏とそれに共鳴し周囲に集まる脛に傷持つ半パン姿の人々の描写に同じことを思った。ただ皆一芸二芸以上あって当たり前のように高額の稼ぎを叩き出していた。(また議員になる前、youtube凍結前の時期に動画インタビュー見たけど目が泳いでる人だな肝心なところもはぐらかしたりで虚勢張りがちなのかという印象を持ってた)というかfc2海外の企業とはいえアメリカに帰化した日本人が作ってたの?とかわかった。著者も新聞社を辞めてガーシー氏の近くにとどまったり。その後ニュースで読んだように帰国逮捕執行猶予ということで今後の動向は気になるというかあまり知っても愉快な気持ちにならなさそうというか、という読後感だ。
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これは一読の価値があると思う。 田中森一の反転、柴田大輔の聖域に続き、表社会と裏社会と経済の結び付きが見えてくる本。 ガーシーが何故あれほど世の中を騒がす配信が出来たのか? ガ-シーだけでは内容が足りなかったのか、情報商材、仮想通貨やFC2などで財を手にした若干グレーな若手起業...
これは一読の価値があると思う。 田中森一の反転、柴田大輔の聖域に続き、表社会と裏社会と経済の結び付きが見えてくる本。 ガーシーが何故あれほど世の中を騒がす配信が出来たのか? ガ-シーだけでは内容が足りなかったのか、情報商材、仮想通貨やFC2などで財を手にした若干グレーな若手起業家たちへの取材も含まれている。 少しガ-シーをヨイショしすぎな気はするけど、社会に爪痕を残せる人たちは、普通の人たちとは違う突き抜けた部分のある人たちなのだ。
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元朝日新聞記者がガーシーの近くで取材をしたルポ。ただ、内容がどうしてもガーシーサイドの正当化の意見が多くて、どうしてもバイアスを意識してしまった。ただ、逮捕前までのリアルな内容は読み応えあり。
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わざわざガーシーに密着するならもっと面白くないとダメでしょ。 取材対象に正面切って対峙しその人間性を丸裸にする迫力もなければ、世間の認識とは異なる東谷義和の本質に迫ってやろうというような熱意も筆致も無い。目新しい情報も何一つ無い。 個人的に東谷のことは心底大嫌いだが、東谷に食い付...
わざわざガーシーに密着するならもっと面白くないとダメでしょ。 取材対象に正面切って対峙しその人間性を丸裸にする迫力もなければ、世間の認識とは異なる東谷義和の本質に迫ってやろうというような熱意も筆致も無い。目新しい情報も何一つ無い。 個人的に東谷のことは心底大嫌いだが、東谷に食い付いて朝日を辞めた記者がいるという話を聞き、その記者の方に興味を持った。相当東谷に魅了され、彼の人間性に惚れ込み、情熱をもって書き上げたに違いないと思い本書を手に取った。本書を読むことで蛇笏の如く嫌っていた東谷への印象が良い方へ変わってしまうかもしれないな、という若干の不安もあった。しかし全くの杞憂であった。何の熱意も情熱も思い入れも感じられない。期待外れにも程がある。こんなしょうもない本書くために朝日辞めたの? まあガーシーの周囲に集まる連中の恐るべき浅さの証左としてなら、本書にも一片の価値はあるのかもしれない。
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ガーシーとそれを取り巻く人たちについて書いた一冊。 ガーシーについては当然知ってたが、取り巻きについては知らなかったので勉強になった。
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職場の人に紹介されて読みました。 いわゆる一般的な倫理観からは、はみ出した人たちの話でした。 特段目を引くような部分もなく読了しました。
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面白かった。ドバイに逃亡して、海外から芸能界の闇を暴いて日本を変えようとしていたガーシーがなぜ電撃帰国、逮捕されたのか、続編が飲みたい。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
内容がスカスカ。本人は東谷氏の現地取材に成功し、深く切り込んで意気揚々と記事にしたつもりだったようだけど、結局は向こうの主張をそのまま書いているだけ。 周辺の取材もちょっと立ち話したくらいのことを取材したと言っている。 あと、新聞社勤務時代に、会社の看板使って取材した内容を自分への手土産に、フリーになってから本を出すというのは信義則に反するかと思います。
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著者の文章も、ガーシー以下取材対象者たちも全く魅力を感じず、なんでこんな奴らが話題になるのか全く理解に苦しむ。終始無視して話題にすべきでない。勿論全く読む価値ないし、焚書が適当。。
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ガーシー議員のニュースを見るたびにイラッとしている私だけど、ただ表面だけを知って批判するのもいかがなものかと思い、しっかり彼の人となりと向き合ってみようと思い読んでみた。 これを読む前に自著の『死なばもろとも』を読み、彼がどのような生い立ちを経て、何を考えて暴露をしているのかを...
ガーシー議員のニュースを見るたびにイラッとしている私だけど、ただ表面だけを知って批判するのもいかがなものかと思い、しっかり彼の人となりと向き合ってみようと思い読んでみた。 これを読む前に自著の『死なばもろとも』を読み、彼がどのような生い立ちを経て、何を考えて暴露をしているのかを知った。 そして、本書は元朝日新聞の記者によるガーシーについて書かれている。第三者の目から見てガーシーとは如何なる人物なのか?を知ることができた。 悪党にしか裁けない悪がある、という通り、メディアが取り上げないスキャンダラスなことを徹底的に暴露していく。しかし、その一方で、自分に味方してくれる人たちについては、細かいところまで気遣って世話をするという懐の深さも見られた。 頭の回転の速さや仁義を通す人間性で、多くの人から慕われている理由が分かった気がする。著者も最初の方ではガーシーは取材対象者として距離をとっているようだったが、途中から「ガーシー一味」になっているような感すらあった。何故なら、ガーシー関連記事を採用してもらえないということを発端として、会社を辞めてしまったくらいだからだ。 ラストで妹や母のインタビューが載っているのが面白かった。ガーシーとは何者か?が分かる本書だった。 そしてガーシーとは、よくいえば仁義を通す漢、悪くいえばその筋の輩。表社会とアンダーグラウンドとの間で生きている、限りなくグレーに近いホワイトな人間なのだと本書を読んで考えた。
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