それを世界と言うんだね の商品レビュー
カンザキイオリの「それを世界と言うんだね」が小説になってる!?しかも綾崎隼!?ということで、読みました。 表紙は音楽の方の絵に寄ってるけど、内容は童話ファンタジー。曲の方の根底にある、"創作頑張っていくんだ”という意識で本と曲が繋がっている印象です。 赤い靴の主人公らし...
カンザキイオリの「それを世界と言うんだね」が小説になってる!?しかも綾崎隼!?ということで、読みました。 表紙は音楽の方の絵に寄ってるけど、内容は童話ファンタジー。曲の方の根底にある、"創作頑張っていくんだ”という意識で本と曲が繋がっている印象です。 赤い靴の主人公らしいけど、私は記憶を亡くしています。目覚めた場所は、物語で不幸になった登場人物の運命を、物語を曲げないようにしながら救済する物語管理局。そこにいるのは全て物語の中で不幸になった者。自分の物語には入れません。 私は王子と呼ばれる素敵な人と一緒に物語に入って仕事をこなしていきます。マッチ売りの少女、裸の王様、人魚姫。そして、私と王子の秘密が解き明かされて行きます。最後の謎解きが面白かったです。なるほどなー、うっすら名前は思い浮かべていたものの、そう来たか。なんか、途中でわからなくて、ヤラレタ結末でした。 小学生でも大丈夫な内容で表紙きれいだから手に取ってくれそうだけど、結構読解力と、面白くなるまで読み続ける根気必要だから、中学からが無難かなぁ、でも、小学校で反応みてみたいような、という感じの本。
Posted by
感想 定められたプロットを破壊する。幼少の頃には空想できた。しかし今ではできない。その限界を軽々と超えていく。世界との接点を再構築する。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
童話の世界でアンハッピーエンドになった物語を、ハッピーエンドに変える「物語管理官」。 そこの統括である物語管理局に住む「王子」は、赤い靴の主人公である少女・カーレンと共に物語管理官として童話の世界へキャラクターを救うべく飛び込む… 童話の世界に入って、不幸な結末を迎えたキャラクターを救うって観点が面白かったです。 王子とカーレンがそれぞれ、自分は本当は誰なのかと、物語の結末を変えると言う事を同時進行でやるのも、ワクワクしながら読み進めました。 王子とカーレンの正体と、物語管理局の本当の姿には驚きましたが、ハッピーエンドで読了後は優しい気持ちになれました。
Posted by
普段、ほとんどミステリーばかりなので、こう言う話しは久々に読んだが、とても楽しく読め感動もした。 初読みの作家さん、もっと他にも読んでみたいと思った。
Posted by
とても素敵な表紙。えっと、材質の選び方が上手い。 プラスチックのようなカバーで、イラストが本の本体の淡い背景にマッチしている。 綾崎隼さんの本は、「死にたがりの君に贈る物語」が好き。 この本は、 アンデルセンの物語がわかる人は面白いと思う。 物語の中で不幸になったものを救う物語管...
とても素敵な表紙。えっと、材質の選び方が上手い。 プラスチックのようなカバーで、イラストが本の本体の淡い背景にマッチしている。 綾崎隼さんの本は、「死にたがりの君に贈る物語」が好き。 この本は、 アンデルセンの物語がわかる人は面白いと思う。 物語の中で不幸になったものを救う物語管理局。 ファンタジーで、お!と思った。 王子様も出てくる。 素敵。 SF要素もある。 どのようにして、物語の不幸な登場人物を救うのか? ワクワクする。 意外な展開に驚く。 王子様の正体にびっくり。 読者から募集した物語を カンザキイオリさんが楽曲化。 「それを世界と言うんだね」 を綾崎隼さんが小説化したもの。
Posted by
Amazonの紹介より 世界の謎を解き、命を与えられた意味を知ったとき、ふわりと心がほどけ、温かな涙があふれる傑作! 読者から募集した物語をカンザキイオリが楽曲化! バーチャルシンガー・花譜が歌う「それを世界と言うんだね」を綾崎隼が描く。 目覚めてみると、そこは知らない場...
Amazonの紹介より 世界の謎を解き、命を与えられた意味を知ったとき、ふわりと心がほどけ、温かな涙があふれる傑作! 読者から募集した物語をカンザキイオリが楽曲化! バーチャルシンガー・花譜が歌う「それを世界と言うんだね」を綾崎隼が描く。 目覚めてみると、そこは知らない場所で、私が誰なのかもわからない状況から始まる展開。 「王子」という謎の人物と出会って聞いてみると、ここは童話に登場する不幸な結末を遂げた人物が集まる所で、「王子」はそれを幸せな結末に導こうとする物語管理局の局員だという。 「王子」と共に童話に出てくる不幸な登場人物を幸せにさせようと奔走するのですが、色んな解釈があって面白かったです。 「マッチ売りの少女」や「裸の王様」といった童話は、聞いたことはあったけれども、詳細までは知らなかったので、改めて内容を読んでみると、こんなに悲しかったんだと思うような所もあって楽しめました。 全三部+αの構成で、それぞれ異なった人物の視点で展開していきます。 てっきり、物語毎に章を区切ると思っていたので、個人的にちょっと違和感があったかなと思いました。 さらに気になるといえば、親指姫と雪の女王の存在です。最初は主人公達に対して、冷たく対応していたのに、いざ真実が語られると、がらりと対応が変わるので、ちょっとした「?」が生じてしまいました。 内容としては、物語をどう上手く変えていくのか?色んな解釈を変化させて、良い方向へと導く過程は、読んでいて面白かったです。ストーリーの裏側では、こんなことが起きていたんだといったちょっとした発見もあって、楽しめました。 主人公は誰なのか?そして、「王子」は誰なのか? 真相が明らかになりますが、そうきたか!と思わず思ってしまいました。今まで訪問した物語と管理局との接点、盲点と思うくらい、納得と驚きがありました。 ただ、作品としては、表面的といいましょうか、ペースが速く、サラッと時間が流れていく感覚があったため、もう少しペースをゆっくりじっくりと流れてもよかったかなと思いました。
Posted by
凄く素敵な表紙! クリアカバーに少女が描かれていてとても綺麗だ 大好きな綾崎隼先生の作品 綾崎先生の新たな一面を見れるような作品であった こんな作品も描けるのかと、素直に驚いてしまう ファンタジー感の強い今作はドンピシャに好み 子供の時に読んだら、今以上にワクワクしただろうなっ...
凄く素敵な表紙! クリアカバーに少女が描かれていてとても綺麗だ 大好きな綾崎隼先生の作品 綾崎先生の新たな一面を見れるような作品であった こんな作品も描けるのかと、素直に驚いてしまう ファンタジー感の強い今作はドンピシャに好み 子供の時に読んだら、今以上にワクワクしただろうなって断言出来る 何も覚えていない少女が目覚めた場所は、物語管理局と呼ばれる物語で不幸になった者達がたどり着く場所 そこでは少女の先輩である王子 童話の住人たちであるはだかの王様やマッチ売りの少女、人魚姫、おやゆび姫、みにくいアヒルの子など様々な住人たち 不幸になった者を助ける物語管理官 なんて魅力的な設定なのだろう! 少女と王子は不幸になった住人たちを幸せにするために物語の世界へ! 色々な方法でハッピーエンドにしていくので凄く凄く面白い 物語の矛盾や結末は、綾崎先生らしくてすごく好きだ 彼の、そして彼女の物語と秘密 子供たちの言葉と楽曲が原点の作品、素敵な結末で大満足 楽曲も耳に残り、素敵な音楽 先生のあとがきは、こちらにはありませんがポプラキミノベルに書かれてます!
Posted by
〜童話を愛したすべての大人へ〜 アクリル?プラスチック?製の特殊なクリアカバーと綺麗な女性が空から降るような書影が気になり、本日衝動買いして、一気読みして、大号泣なぅ。 タイトルと書影から連想してたんとちゃう内容に意表を突かれ、こんな展開で泣かせてくる本作は、もっともっともっ...
〜童話を愛したすべての大人へ〜 アクリル?プラスチック?製の特殊なクリアカバーと綺麗な女性が空から降るような書影が気になり、本日衝動買いして、一気読みして、大号泣なぅ。 タイトルと書影から連想してたんとちゃう内容に意表を突かれ、こんな展開で泣かせてくる本作は、もっともっともっ〜〜と宣伝しなきゃダメですってば!! 間違いなく本屋大賞モノですよ!! 本作はネタバレ厳禁ですが、子供の頃に読み聞かせて貰った童話を軸にしたファンタジー小説でありながら、終盤の展開と『ある人』を知ることで、一気に感動と感謝で胸が苦しくなります。 本当に多くの人に読んで欲しいと思った名作です!!
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
アンデルセンとアンデルセンに恋をした少女のお話自分はみにくいアヒルの子が出てきたところで違和感を覚えてアンデルセンについて調べて謎が解けた。比較的読みやすかった。
Posted by
- 1
- 2