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PK 新装版 の商品レビュー

3.1

28件のお客様レビュー

  1. 5つ

    3

  2. 4つ

    2

  3. 3つ

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  4. 2つ

    3

  5. 1つ

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2024/08/13

何かを決断し行動に移す事は、分岐点として後々に意味のあるものに変わる。 自分の行動が、自分と関わる誰かにとって有意義なものになれば尚良し。 そんな気持ちで日々を過ごしていこう。

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2024/07/17

1番最後のあとがきを読むまで3話の繋がりを理解できなかった。そうだったのか!という驚きもなかった。東日本大震災の被災者に向けた伊坂幸太郎さんのエールだったという背景を読んで、このすっきりしない感じが少しだけ腑に落ちたような気もした。

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2024/06/30

星3か4で悩むところ。 好きな部分もたくさんあるけど、構成が難解で、いまいち作品に入りこめなかった。 個人的には、もう少し読み解くためのヒントがあれば良かったかも。

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2024/06/10

 タイムトラベルや超能力等まったく興味のないジャンルだったので、読了に時間がかかってしまった。考えることを放棄してしまうので、かなり難解な内容を理解が進まないまま読み進める羽目に。サッカーもさほど興味がないため、ワールドカップ開催国の齟齬なんて気づきもしない。中編3作の中では最後...

 タイムトラベルや超能力等まったく興味のないジャンルだったので、読了に時間がかかってしまった。考えることを放棄してしまうので、かなり難解な内容を理解が進まないまま読み進める羽目に。サッカーもさほど興味がないため、ワールドカップ開催国の齟齬なんて気づきもしない。中編3作の中では最後の『密使』が良かった。ちょっと優雅なひとときを楽しむ程度の超能力で世界を救出するという発想が伊坂さんらしい。しかもミッションは皆からの嫌われ者・Gを救出すること。『PK』にももっとヒーローらしいヒーローが登場していてほしかった。

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2024/06/02

『PK』『超人』『密使』の3作からなる一冊。共通して流れる幾つかのキーワードやテーマ。ん?え?あぁ?と何度もページを行き来しながらもそれが苦にならない面白さに静かに興奮しながら一気読み。見えない力で誰かに何かを試されてる。抗うか呑み込まれるか。そんな時って確かにある、かも。

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2024/05/30

伊坂ワールド全開。腑に落ちそうで落ちない感じ。ドミノが倒れそうで倒れない配置にあるもどかしさと同じだ。 W杯予選の世界線、作家の世界線、次郎くん、大臣、本田まりお、スーパーマン。どこで繋がって、どこからか並行を辿っているのか、読んでいるうちに紐がこんがらがって、解けなくなり、そ...

伊坂ワールド全開。腑に落ちそうで落ちない感じ。ドミノが倒れそうで倒れない配置にあるもどかしさと同じだ。 W杯予選の世界線、作家の世界線、次郎くん、大臣、本田まりお、スーパーマン。どこで繋がって、どこからか並行を辿っているのか、読んでいるうちに紐がこんがらがって、解けなくなり、そのまま一つの玉になって、結局は一つの世界、人間中心の世界でしかないちっぽけなものへと集約されていった。気が向いたら紐を解いてパラレルワールドを整理したい。 印象づけ アメリカは戦争という言葉に負のイメージがつかないように、エイズとの戦争、貧困との戦争と言って正義と結びつける。そして軍事的な意味における戦争を起こすとき国民から支持をもらいやすくする。 社会の秩序が失われることや、守ってきた法律や道徳が実は張りぼてに過ぎないということが露わになるのが怖い 一人ひとりはいい人だけど、集団になると頭のない怪物だ 世間が事実だと思ったことが事実 勇気の量を試される 臆病は伝染するが勇気も伝染する 社会の成長も経済の成長も描くのは放物線でいずれ落下する 人は自分の財産を手放すことだけは嫌だ 競争社会には2種類ある 一つは全員が努力して競い合う 二つは相手を転ばして勝とうとする消極的競争 冷笑社会。誰も彼もが他人を見下し分析し冷笑するポジションに立とうとする。努力しない人間は努力なく欲望を叶えるために物騒で身勝手な事件を起こす 恐竜の社会は一億年続いた。生きるためにやることたくさんあって、他の奴よりもいい人生送りたいなんて思う暇はなかった。だから繁栄できた 自分の過ちを認めるのは何よりも難しい

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2024/05/21

臆病は伝染する。そして、勇気も伝染する。 議員から小学生に伝染した勇気にうるっときた。 解説に一筋縄では行かないドミノ倒しとあったが、それぞれの章のちょこちょこある矛盾がどう収束するのか理解しきれなかったのが残念な感じ。 信念を曲げるかどうかのところも超人の方で大臣が曲げちゃいそ...

臆病は伝染する。そして、勇気も伝染する。 議員から小学生に伝染した勇気にうるっときた。 解説に一筋縄では行かないドミノ倒しとあったが、それぞれの章のちょこちょこある矛盾がどう収束するのか理解しきれなかったのが残念な感じ。 信念を曲げるかどうかのところも超人の方で大臣が曲げちゃいそうな感じなのがなあ わたしの理解力の問題

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2024/04/29

だいぶ昔に読んで、もう内容忘れちゃったから久々に読んだ。 次郎くんの躾話はずっと覚えてて、ワタシも人に何か指摘する時にふざけて引用することもあったけど、他は全く覚えてなかった。 中盤のパラレルワールド、タイムパラドックスの話あたりから意味わからんくなってきて、一生伏線が繋がらない...

だいぶ昔に読んで、もう内容忘れちゃったから久々に読んだ。 次郎くんの躾話はずっと覚えてて、ワタシも人に何か指摘する時にふざけて引用することもあったけど、他は全く覚えてなかった。 中盤のパラレルワールド、タイムパラドックスの話あたりから意味わからんくなってきて、一生伏線が繋がらない感じがストレスで読むのやめてしまった。

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2024/03/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

後からどう繋がるんだろうと思いながら読んでいたら、繋がるようで繋がらない種明かしが最後にあって、その視点から改めて読み返したくなる。という意味ではちょっと新しいタイプだと思いつつ読了。軽妙なテンポの良さは伊坂ワールド全開だ。

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2024/03/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

私たちはどうやったらヒーローになれるのか。 PKを決めるサッカー選手、 落ちてきた子どもを受け止めて助けた政治家、 時間を止めてなんの気なく世界を救ってる戦隊役者、 蔓延菌を防ぐために戦う未来人。 三篇の短篇集なので、最後の章に行くまでは、「これってどんな話なんだ…?」とイマイチ掴めなかった。 後半からいよいよ面白くなってきて、最後の章でしっかり繋がってきた! とはいえ、解説を読まないとなかなか理解が難しいタイムトラベル系。 ゴキブリ計画と時間スリ計画。「これが、こうなる」。これだけじゃなんのことか分からないけど、この2つが相反しているのがとても面白い。幼き大臣のお家にゴキブリが送られなかったら、一万人もの人が犠牲になるところだった、、、 ゴキブリがなんでこんなにすごいのかって、しっかり伏線張られて語られてるところも。 後半で盛り上がる前に、読むのを途中で諦めかけちゃったから、もう一回読み返したら種明かしがわかった状態でもっと楽しめるかなと。 でも、最後の「密使」をもう少し長く読みたかった!ここで二つの世界の繋がりをもっと伏線回収しまくってくれたらよかったな。 勇気は伝染する。

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