火星からの来訪者 の商品レビュー
全作、当時のレムの置かれた背景からか 戦争の影響を強く感じる かつ 終わり方がどれも詩的、抽象的なので 面白いからどうかと言われると 面白くはない でも深く読むと、深く読める文章なんだと思う そこまで深掘りできなかったけど。 ソラリスを積読してるので 読めるかなー、、と少し不安に...
全作、当時のレムの置かれた背景からか 戦争の影響を強く感じる かつ 終わり方がどれも詩的、抽象的なので 面白いからどうかと言われると 面白くはない でも深く読むと、深く読める文章なんだと思う そこまで深掘りできなかったけど。 ソラリスを積読してるので 読めるかなー、、と少し不安になる 初期の作品ということで レムを知りたい方には いいと思う。 以下は自分の備忘録として。 火星からの来訪者 そのものの想像がちょっとつきにきくかった 人物の特徴もちょっとはっきりしないとこもあり 面白くない けど、最後までどうなるか気になる作品 ラインハルト作戦 この作品と、ドクトル・チシニェツキの当直は、 他の長編の一部ということで、(解説より) 登場人物もその中ででてくるのだろう あまり、人物についての説明もなく この部分だけ読むと、登場人物が多く 読みにくい だが、当時の様子がよくわかる内容だった 異質 戦争に対する悲しみがひしひしと伝わる最後だった 1番心に残った ヒロシマの男 これも、最後をどう捉えていいか わたしには今わからない 基本的に、どの話も、戦争が よくないことをはっきりではないが 強く書いていると思う。 この話も、題名からして戦争の話だけれど 日本人でも、アメリカ人でもない立場ではなく 原爆についていい悪いの論理的立場でもなく ヒロシマの原爆を描くなら こうなるんだろうと思う。 この結末しかないのだろうとも思う 原爆の描写が、私たちのよく読むような ものより、ずっと想像的に描写で わたしたちの固定観念でよむと わかりにくい わたしは異質が1番せつなく、 わかりやすかったと感じた。
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WW2という時代背景の不条理さが非SFを含めてレムらしさを堪能 日本人は勇敢な人々だが、ただそれだけなので尚のことだ。「桜の花に包まれた鉄の拳。」この世の物事よりもあの世の物事に近い宗教、つまり個人の品性を高めはするが、民族にとって大きな害となる世界観。
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表題作だけ読了。 他は非SF短編と詩。興味ないのでスルー。 表題作「火星からの来訪者」はファーストコンタクトSF中編。デビュー前の若い時に書かれた作品らしい。 面白いかどうかで言うと面白くはない。 解説によるとウェルズ『宇宙戦争』の影響を受けているとのこと。 『宇宙戦争』と比べる...
表題作だけ読了。 他は非SF短編と詩。興味ないのでスルー。 表題作「火星からの来訪者」はファーストコンタクトSF中編。デビュー前の若い時に書かれた作品らしい。 面白いかどうかで言うと面白くはない。 解説によるとウェルズ『宇宙戦争』の影響を受けているとのこと。 『宇宙戦争』と比べると、かなりスケールが小さいが。 分かり合えないファーストコンタクトは、『ソラリス』などの代表作とも共通する、著者の思想がみられる。 著者のファンなら読む価値はありそう。
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レムすごいな こんなに古いのに、火星とかヒロシマとか。まるで映画でも観ているような表現は翻訳の力?それとも原文? 悲劇的結末ではあるものの表題作は、作者さんが思うよりずっと良い作品だし、ヒロシマも同じく。非SF作品は今回読まなかったけど、やはりレムはすごいな。ソラリスだけじゃ...
レムすごいな こんなに古いのに、火星とかヒロシマとか。まるで映画でも観ているような表現は翻訳の力?それとも原文? 悲劇的結末ではあるものの表題作は、作者さんが思うよりずっと良い作品だし、ヒロシマも同じく。非SF作品は今回読まなかったけど、やはりレムはすごいな。ソラリスだけじゃないな。
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楽しみにしているレム・コレクション。第二期は順調に出版されていて誠に喜ばしいです。 実質のデビュー作である表題作含め非SF短編も含む初期作品集。書かれたタイミングは戦時中でありしかも場所は現在も禍中にあるリヴィウ。ドイツに占領されていたりポーランド領だったりソ連だったりと過酷な経...
楽しみにしているレム・コレクション。第二期は順調に出版されていて誠に喜ばしいです。 実質のデビュー作である表題作含め非SF短編も含む初期作品集。書かれたタイミングは戦時中でありしかも場所は現在も禍中にあるリヴィウ。ドイツに占領されていたりポーランド領だったりソ連だったりと過酷な経緯を辿る街で、また今も翻弄されています。ホロ・コーストのストレートな場面を描かれた短編も含まれており、ユダヤ人でもあったレムはこんな環境のなかでも作品を書き続けていたのがよくわかります。「ヒロシマの男」も印象的です。発表されたのは原爆投下後の二年後と早く、いかにレムも衝撃を受けていたことがわかります。感情的なじとじとした表現ではないだけに一層印象に残ります。 どれもいわく付きの作品ばかりですが、作品の観点と密度はすごい。以降の作品群にもつながる芽が含まれていて、レムは最初からレムだったことにもうなづけます。レムの作品を読むと激しく頭がかき乱され、考えることを要求されることが刺激的で大好きです。短編でも変わらないので、立て続けに読むことは難しいですが・・・次巻が楽しみ。
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