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妖異幻怪 陰陽師・安倍晴明トリビュート の商品レビュー

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7件のお客様レビュー

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2024/10/18

私が考えた最強のオリキャラを皆に創作してほしい人が主宰した同人アンソロジー、みたいな本だな、と思いながら読んだ。

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2024/06/03

陰陽師アンソロジー。怪しく雅。 虫めづる姫(夢枕):晴明。姫が虫嫌いになるよう蠱毒で作られた毛虫の蛹が脱皮。 井戸と一つ火(上田):道満血縁。「見る者の吉凶を映す鑑」井戸の噂。

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2023/07/29

タイトルの通り、「陰陽師(夢枕獏著)」の基軸に、夢枕先生をはじめとするさまざまな作家の短編がまとまったトリビュート小説集。 過去作もありつつも、話や時系列が整っていて、初めて「陰陽師」の世界を読む人でも入りやすい内容になっている。 各作家の作品が、平安時代を飛び出したり、メイン...

タイトルの通り、「陰陽師(夢枕獏著)」の基軸に、夢枕先生をはじめとするさまざまな作家の短編がまとまったトリビュート小説集。 過去作もありつつも、話や時系列が整っていて、初めて「陰陽師」の世界を読む人でも入りやすい内容になっている。 各作家の作品が、平安時代を飛び出したり、メインの晴明や博雅が出つつも、第三者の視点であったり、出なかったりと、意外な新鮮さがあって面白かった。 5作家・6作品の中では「遠輪廻(武川佑著)」が印象的かつ好きな内容だった。 「陰陽師」の世界の時間軸より時を経た舞台であるにもかかわらず、「陰陽師」の世界としっかり結びついており、作品内の美しい儚い描写に読み入ってしまうものがあった。 歌や桜で結びつく縁というところも良いし、鬼を退治することを目的としない対峙の仕方も興味深かった。

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2023/07/08

2023年第1刷、文藝春秋の文春文庫。6編。同じような題材を基にしてもここまで異なる作品ができるのか。夢枕以外の作品は短編作品としては登場人物がごちゃごちゃしているような気がする。短編連作の1品もあるようだから、仕方がない面はあるかもしれないが。夢枕の少ない登場人物で陰陽師の世界...

2023年第1刷、文藝春秋の文春文庫。6編。同じような題材を基にしてもここまで異なる作品ができるのか。夢枕以外の作品は短編作品としては登場人物がごちゃごちゃしているような気がする。短編連作の1品もあるようだから、仕方がない面はあるかもしれないが。夢枕の少ない登場人物で陰陽師の世界を作るのは結構すごいことなのかもしれない。 掲載作:『むしめづる姫』夢枕獏、『耳穴の虫』蟬谷めぐ実、『博雅、鳥辺野で葉二を奏でること』谷津矢車、『井戸と、一つ火』上田早夕里、『遠輪廻』武川佑、『哪咤太子』夢枕獏、解説:「解説」細谷正充(文芸評論家)、初出:すべて「オール讀物」、「むしめづる姫」2001年6月号、「耳穴の虫」2022年8月号、「博雅、鳥辺野で葉二を奏でること」2022年8月号、「井戸と、一つ火」2019年2月号、「遠輪廻」2022年8月号、「哪咤太子」2022年9・10月合併号、 転載:『むしめづる姫』は2005年刊行の文庫「陰陽師 竜笛ノ笛」から、『井戸と、一つ火』は2021年刊行の単行本「播磨国妖綺譚」から、

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2023/06/04

本家シリーズ読んだことないのだけど、本家もトリビュート作品も面白かった。一押しはキャラも歌という小道具も効いてた「遠輪廻」。

Posted byブクログ

2023/03/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

晴明様特集をしていた『オール讀物』2022年8月号を既読だったので、純粋に初読だった作品は『哪吒太子』くらいだったかもしれない。 他も上記のものを読んでいると既視感のある作品だったし。 それでも、一冊で様々な方の晴明様、もしくは陰陽師話が読めるのはお得である。 そして、改めて夢枕獏先生の晴明様と博雅様の抜群の安心感と安定感が身に染みるという。 個人的にはやはりこの二人を見たいと思ってしまうので、他の作家さんが書かれた話でも二人が出てくるとつい思い入れが。 ゆえに『耳虫の穴』と『博雅、鳥辺野で葉二を奏でること』は特にお気に入りである。 第三者視点から見るとあの二人はああ見えるのかと思えたのもよかった。 また、時代は平安だけに限らず、室町や戦国時代もあり、本人たちが直接出てこない話も収録。 全部が全部、晴明様・博雅様コンビが拝める話ではないので、その点はご注意を。

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2023/01/30

【天才陰陽師・安倍晴明の世界へようこそ】平安時代にとどまらず室町・戦国時代の陰陽師まで登場。時と場所が変わっても色褪せない、「陰陽師」の魅力が詰まったアンソロジー。

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