ネガティヴ・ケイパビリティで生きる の商品レビュー
ひろゆきさん、DAIGOさんは複雑な問題ではなく一つの質問に対する回答とのこと。 複雑なものを紐解くのも大事。切り取るのは良くないので全体を見るのも大事。
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面白かった。対談している3人が楽しそうだから、読んでいて楽しく面白いのも当然。言語に乗っ取られている、という表現があり、納得する。例えば医療者同士の会話の時、関係者以外が聞いたらギョッとするようなこと。それに気がつかないと、元吉野家の専務のような発言を講演でしてしまう。内輪ウケ、...
面白かった。対談している3人が楽しそうだから、読んでいて楽しく面白いのも当然。言語に乗っ取られている、という表現があり、納得する。例えば医療者同士の会話の時、関係者以外が聞いたらギョッとするようなこと。それに気がつかないと、元吉野家の専務のような発言を講演でしてしまう。内輪ウケ、みたいな話かなぁと思う。 3人の会話は時に、私にとってものすごく簡単なことをめちゃくちゃ迂回して辿り着いたりしている。いかに、自分が直感的に物事を見ているかと気づく。 ネガティヴ・ケイパビリティ。何度読んでも素敵な概念だ。そして、とても難しい。宙ぶらりんで耐える。それは言うほど簡単ではない。ポジティブ・ケイパビリティの中で生きているから、つい白か黒か、YESかNOか。そんな単純な答え、簡単な答えで満足してしまう。でも、世の中は、世界はそんな単純明快ではない。答えを出さない、という答えがある。 自分の人生に対しても、焦らず、慌てずに、よく観察して、ゆっくり答えを見つける。そして、その過程を楽しめる友人がいること、その友人と言葉で共有できること、意見が言えること。簡単な答えに飛びつかない。 良い本だった。
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毎日高速で大して考えることもなく、判断、処理している自分に気付かされました。それが美徳のように生きてきたように思います。ちょっと立ち止まって考えてみる。こんな時代だからこそ大切なように思います。 その人(達)だからこそ紡ぎ出せる“ことば”を大切にしようと思いました。
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ネガティブケイパビリティ 本書によると、物事を宙づりししたまま抱えておく力と定義されています。早期解決が重要視さる現代とは真反対の考え方です。人からの紹介で読んでみたのですが、自分がとても苦手なことが良くわかりました。 言い換えると「待つ力」とも捉えることができます。他人に対して...
ネガティブケイパビリティ 本書によると、物事を宙づりししたまま抱えておく力と定義されています。早期解決が重要視さる現代とは真反対の考え方です。人からの紹介で読んでみたのですが、自分がとても苦手なことが良くわかりました。 言い換えると「待つ力」とも捉えることができます。他人に対してビジョンを指し示すのではなく、自分自身で描いてもらう、あるいは考え続けてもらうということだと考えております。 ある意味では他社に対して「問い続けること」に近いのかもしれません。互いにわからない答えを探すために問いを続けることで少しずつ課題や不安がクリアになっていく その役割として「思考の共犯者」がとても大切な存在です。 これから自分が担うべきものは一般的なリーダーではなく、中核を成す主体的なフォロワーであり続けることです。 なんとも難しい課題ですが、取り組むと決めた以上、逃げずに取り組んでみたいと思います。
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短絡的な理解、紋切り型の言葉遣い、敵味方思考、バカと言う優越。 この時代をめぐる悪弊の流れに棹さす試み。 たくさんの抜き書きをしました。 願わくば、ネガティブ・ケイパビリティそのものをもっと掘り下げて欲しかった。 しかし、それは自分に託された部分かも知れない。 対話の面白さと...
短絡的な理解、紋切り型の言葉遣い、敵味方思考、バカと言う優越。 この時代をめぐる悪弊の流れに棹さす試み。 たくさんの抜き書きをしました。 願わくば、ネガティブ・ケイパビリティそのものをもっと掘り下げて欲しかった。 しかし、それは自分に託された部分かも知れない。 対話の面白さと限界も感じた。 <ネガティブ・ケイパビリティについての思索> *どんどん決めて物事を進めていく。進まないのはつらい。ゴールが見えないのもつらい。そんなとき、強権的なリーダーが欲しいと思うが、現れたら現れたで、「自己」への抑圧は本当に苦しい。 *ポジティブ・ケイパビリティの特質を列挙してみる。 ・スピード感 ・集約的、階層的な組織構造 ・太陽と月で言うと太陽 ・能動と受動の役割の明確化 *みなで場を分かち合って、決めがたいものに耐え、よいものを生み出していく努力を共有する。それがネガティブ・ケイパビリティでは。高度な忍耐力、自己抑制力が求められる。本書で触れていた「観察」というのは大事な視点かも知れない。相手をのぞき見るのではなく、触れずして触れさせてもらう。そこには良心が発揮され、「待てよ」という言葉が発せられる土壌がある。
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哲学、公共政策等を専門にする若手3人がネガティブケイパビリティをテーマに語る対談本。概念自体の解説、深掘りよりもこの能力が必要とされる現代社会の課題的状況や背景についてが中心なのでネガティブケイパビリティ自体を知りたい人は箒木さんか枝廣さんの本を先に読んだ方が良い。陰謀論とナラテ...
哲学、公共政策等を専門にする若手3人がネガティブケイパビリティをテーマに語る対談本。概念自体の解説、深掘りよりもこの能力が必要とされる現代社会の課題的状況や背景についてが中心なのでネガティブケイパビリティ自体を知りたい人は箒木さんか枝廣さんの本を先に読んだ方が良い。陰謀論とナラティブ、アテンションとインテンション、SNSなど話題となっていることや話されている内容は個人的には非常に興味深かった。特にワークショップやファシリテーションが広まることで整った場でしか対話できなくなるという話はもう少し掘り下げて考えたい。
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付箋ぺたぺたして読んで、とっても感化されてしまった本でした……笑 一問一答型への警句があるように、本書を手にとってしっかり読み込んだとしても、 そんなにネガティヴ・ケイパビリティについての安直な回答は一切ないですね。 鼎談テイストの構成が面白くて、 陰謀論からSNS、アテンシ...
付箋ぺたぺたして読んで、とっても感化されてしまった本でした……笑 一問一答型への警句があるように、本書を手にとってしっかり読み込んだとしても、 そんなにネガティヴ・ケイパビリティについての安直な回答は一切ないですね。 鼎談テイストの構成が面白くて、 陰謀論からSNS、アテンションエコノミーから倫理、公私とそのあいだの中間集団の意義まで、ほかにも幅広く話されていて、社会に関心がある方にはグイッと掴まれてしまうのではないでしょうか。 面白かったです。
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全然ダメだった…読み終わった時の疲れがネガティヴケイパビリティなんだろうけど… 朱さんにだけ共感できたかな。
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一周目読了。本屋でたまたまネガティヴ・ケイパビリティという文字が目に入り、よく知らないけどなんか気になるなと思いながら買った一冊でした。隣には帚木蓬生さんが書いた“ネガティヴ・ケイパビリティ”関連の図書があって迷ったのだけれど、わかりやすいかもと思い、こちらの本にしました。 S...
一周目読了。本屋でたまたまネガティヴ・ケイパビリティという文字が目に入り、よく知らないけどなんか気になるなと思いながら買った一冊でした。隣には帚木蓬生さんが書いた“ネガティヴ・ケイパビリティ”関連の図書があって迷ったのだけれど、わかりやすいかもと思い、こちらの本にしました。 SNSが発展した現代では、多くの人々はポジティブ・ケイパビリティを実践している。ポジティブ・ケイパビリティとは、私的な解釈だと「一問一答」。何らかの問いがあり、それに対してなるべく早く答えを出すということ。とにかく早さや実行力が求められる現代では、ポジティブ・ケイパビリティを互いに押し付け合うような状況から抜け出せない。 そこで、この本ではその概念と対立するネガティヴ・ケイパビリティの大切さを問うている。答えを急がずに立ち止まり、自分なりに考えて自分なりに答えを出すことが、これからの時代に押し流されないで生きる方法だという。 難しい話を抜きにして感想を言うと、これからもネガティヴ・ケイパビリティを自分で実践し続けるには、本を読み、他者の物語に触れ、自分の言語をまず育てることが大切だと思った。自分の言語とは、自分の感覚を表現する語彙のこと。日本語の定型文ではなく、拙くても自分の中にある言葉で話すことが、言語を育むことにつながる。 ただそれは、何に対しても感想を言わなくてはいけないと言うことではない。自分が関心のある分野について、自分で語り、思考するための言語を持つことという意味である。ネガティヴ・ケイパビリティを実践し続けるのは難しい。ネガティヴでいるより、ポジティブでいるほうが簡単だからだ。でもその簡単さに巻き込まれない、明快な解答を引っ張られない。そんな心と思考と生活を保っていきたい。
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感情を白黒に分けるのではなく、灰色のまま、複雑なままにすることも、ネガティブ・ケイパビリティと言えるのではないか。
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